概要
共通した「主題/コンセプト」や「ジャンル」を持つ2つの作品について、「この作品は、こっちの作品の二番煎じ、パクリに過ぎない」と、マウンティングを取ろうとする発言の事。
どちらか片方の作品を支持、またはどちらか片方の作品を貶めたい者によって「捻出」され、中には「全てのシューティングゲームはインベーダーのパクリ」レベルの暴論や、明確に古い方の作品をパクリ呼ばわりするケースも少なくない。
これは古い方の作品を元から知らない、または自分が知らない・興味のない作品を見下す傾向の強い若者が増えた為であり、双方の作品に対し碌に調べもせず発言して、自らのにわかを晒してしまうケースもよく見られる。
この為、本来は蔑称にあたる言葉であったが、有名になった現在では罵倒を目的としない(お笑いで言うボケ的な)ネタとして使われる事も多くなった。
無関係と思われる二つのものを組み合わせる場合、作品自体が元作品に対しオマージュやパロディ、リスペクトなどをしている場合にも言われることがある。
歴史
近年、インターネットの普及や各種サービス、特にtwitterやFacebookなどのSNSが発達し、ネット内において自分の意見を(それこそ好き勝手に)発言できる機会が増加している。
しかしそれは裏を返せば、自分が何気なく行った言動で相手を不快にさせてしまい、時には拡大して争いとなったり炎上するといったトラブルの機会も増えるということだ。
そのような言動の一つとして「○○は××のパクリ」という言葉も使い方を間違えるとこのような状況を招きかねない言葉の一つである。
何せ人の集まるところ(ここでは上記のSNSや電子掲示板等を指す)には予想の斜め上を行くユーザーも存在するうえ、炎上を煽るため言動の一部を意図的に切り抜いて拡散させるユーザーも存在するのである。たとえネタであってもマジレスされてそれを恣意的にまとめられて炎上、ということも考えられる。
特定の作品や設定の厨が起源説的なものや、箇条書きによるこじつけとして使用する事例も存在する。
また、ピクシブ百科事典内でも特定ユーザーがAと言う作品に対して「AはBのパクリ」みたいに解説を荒らしていく事例もまた存在する。メーカー側が著作権や特許権侵害等を訴えるのであればまだしも、ユーザーの側がそのような発言を行っても効果はゼロに等しい。
(こうした活動によって、ピクシブ百科事典を見て「○○のファンを辞めます」みたいな流れとなって損害賠償請求等の問題になったら……想像に難くない。もしくはゲーム系迷惑サイトで取り上げられる等の二次被害もあり得る話だろう)
ネタ的な事例
人間の容姿に関するもの( 例「檜山修之氏は矜羯羅童子のパクリ」 )であったり、パクリ先のほうが古い( 例「ジャングル大帝はライオンキングのパクリ」 )、こじつけによるトリックなどの事例が存在する。
また、上述の箇条書きによるこじつけもしばしばネタとして使用される。
これらはネット黎明期に現れたあまりにも滑稽な言いがかりがウケてそのまま文化として定着してしまったパターンなどがある。