「心優しき戦士よ 新たなる力を身に付け雄々しく邪悪を打ち倒せ 空しき闇を引き裂く雷の輝きが 汝とともにあらんことを」
概要
仮面ライダークウガの強化フォーム。本来のクウガは4色+不完全な白が基本だったが、メ・ギノガ・デとの対決の際に毒攻撃を受けて弱体化した五代雄介が、電気ショック治療を受けた際に手に入れた能力。
ギノガ変異体との戦いの折から片鱗は出ており、ガリマ戦直後に雄介が科警研に無理を言って特訓を行った事で力を完全習得した。
パワー、防御力などが一段階上昇し、直径6㎞に及ぶ敵怪人の自爆にも無傷で耐えるなどの異常なスペックを有する。
明らかに色合いの異なるライジングタイタン以外はあまり変わっていないように見えるが、よく見ると金色の装飾が増え、ベルトもバックルの色が金色になったライジングアークルになっているのがお分かりいただけるだろう。
このフォームへの変身能力を受けてからは雄介の体への変化が加速しており、「筋肉の活動電流の増加、アマダムから脳に及ぶ神経系の増殖が著しくなって思うことが多くなったことの相互作用」という考察を挙げている。
これに対し、椿や一条は「五代の意志がアマダムの力を導き出して身体的な変化を引き起こしている」という見解に至った。
体に負担がかかるため当初は30秒しか維持できなかった(制限時間になる前に一旦通常フォームに戻れば再度変身は可能)が、雄介たっての希望のもと、第46話(より正確には第45話ラストシーンと第46話冒頭の間)で再度電気ショックを受けたことで永続使用が可能となった。
この際雄介は、電気ショックを受けた後の感覚を「体中に力の素がガッチリ詰まってる感じがする」と形容していた。
ライジングフォームの一覧
リ・イマジネーションライジングクウガ
『仮面ライダーディケイド』に登場する小野寺ユウスケや門矢士の変身するクウガは特に電気ショック云々のエピソードが無いからか特に登場しなかったが、劇場版『オールライダー対大ショッカー』ではゴルゴムの力で洗脳されたユウスケが真の姿としてライジングアルティメットに変貌を遂げた。
二次創作
上記ライジングアルティメットの登場に合わせたかは不明だが、ライジンググローイングの設定やイラストを作っているファンも多数存在する。
余談
上記の通り、ライジングフォームは電気ショックを受けたからこそ発現したフォームであるため、古代の戦士である先代クウガはライジングフォームになっていない。
アルティメットフォームはそうおいそれと変身できるようなフォームではないため、先代クウガはライジングフォームなしで通常フォーム級の必殺技を2発以上受けても戦闘続行可能(例:ガメゴはタイタンにぶっ刺されてもピンピンしていたし、ザザルはドラゴンとマイティの必殺技を立て続けに受けても気合で霧散させていた)なゴ集団のグロンギを全員殺さずに封印した可能性も大いにある。
(現代のグロンギが古代より強くなっている可能性を差し引いても)古代の戦士恐るべしである。
なお、登場順はライジングタイタン→ライジングペガサス→ライジングドラゴン→ライジングマイティと、通常4フォームとは逆の順番で登場している。
これについて高寺Pは後にツイッターで、「意外性を狙ったのとタイタンが変化が大きいためビジュアル的にもわかりやすかったのが理由かもしれない。」、「『赤を真ん中において真打登場』の展開にしたかったり、『ライダーキックが最強』の原理に従おうとしたのかも。」と述べている。