データ
ずかん | No.674 |
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ぶんるい | やんちゃポケモン |
タイプ | かくとう |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 8.0kg |
とくせい | てつのこぶし/かたやぶり/きもったま(隠れ特性) |
他言語版の名称
英語 | Pancham |
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イタリア語 | Pancham |
スペイン語 | Pancham |
フランス語 | Pandespiègle |
ドイツ語 | Pam-Pam |
進化
ヤンチャム → ゴロンダ
(手持ちにあくタイプのポケモンを入れた状態で、Lv32以上にレベルアップ)
概要
『ポケットモンスター X・Y』(第6世代)で初登場した、子供のパンダをモチーフにしているポケモン。
顔はパンダそのものだが、体全体を見るとモデルより黒色の要素が強く、頭と尻尾だけが白く、首から下は黒と灰色のツートンカラー。
顔の横にヒゲがあり、頭から飛び出た毛はモヒカンのように前後に並んでいる。
名前の由来はそのまま「やんちゃ」であるが、ムはどこから来たのかは諸説あり、可愛らしい外見から「チャーム」」(魅惑)なのではないかと言われていたり、元ネタが中国原産なので「飲茶」(ヤムチャ)から来ているのでは?という説もあったりする。
名前の通りやんちゃなので、素人トレーナーには向かないポケモン。
口の端にくわえた丸めの葉っぱがトレードマークで、寝て大口を開けていても落ちないが、別に意味などは無いただのカッコつけである。なんとなくアニメでのキモリっぽい。
常に目つきも鋭いのだが、これは敵になめられないよう、がんばって相手をいかつい顔で睨みつけているからで、何とか相手をビビらせようと必死。
しかし可愛く今ひとつ迫力にかけるので効果は薄く、おまけに頭をなでられるとつい顔がにやけてしまう。
この説明文がポケパルレでは忠実に再現されており、笑顔になったりきょとんとしたりすると、目の周りの黒い部分が丸の形になる。特に頭をなでた直後は全力の笑顔を見せてくれる。
一生懸命睨んできたら、トレーナーは怖がるふりをしてあげるとよいのだとか。
現実のパンダよろしく主な生息地は竹林で、『サン・ムーン』ではウラウラ島の10番道路に出現するが、この道路にだけ笹のグラフィックがあり出現のヒントになっている。
そこで親分のように慕うゴロンダの後をついて回り、仕草を真似しながら戦い方や獲物の捕まえ方を学び一人前になっていく。また環境によっては、別のポケモンに師事する事もある様だ。
格闘タイプにしてはやや珍しい獣系のポケモン。
今まで「ぶちパンダポケモン」だがパンダか…?とか言われてきたパッチール以上にパンダなポケモンが現れた。
ちなみに、分類の「やんちゃポケモン」のほうはシンオウ御三家のモウカザルと被っている。
新技「すてゼリフ」を専用技として引っさげて登場しており、相手の能力を下げながら控えのポケモンと交代するというもの。第7世代でシルヴァディ、アローラニャース系統も習得可能に。
アニポケのヤンチャム
セレナの手持ちポケモン。
XY放送開始から実に1年もかけた第46話にしてようやく参入したセレナの2匹目のポケモン。
後にイーブイ(→ニンフィア)が加入し、物語が終わるまでフォッコ(→テールナー)との3匹でセレナを支える事になる。
パフォーマンスやアクセサリーが大好きであり、初登場のトライポカロン会場でもアクセサリー目当てで、サトシの帽子・シトロンの眼鏡を奪って逃走している。
この性格を気に入ったセレナによって、フォッコとのポケモンバトルの末にゲットされた。
第60話が実質トライポカロン初参戦となったが、セレナが予選落ちしているためパフォーマンスは披露していない。その後は自らのストーンエッジを足場にテールナーの攻撃やパフォーマンスをサポート、合間にあくのはどうで黒い光を表現するなど、抜群のコンビネーションを見せている。
通常のヤンチャムとは違い、額にセレナからもらったサングラスをしている。ちなみに、このサングラスのデザインは原作でセレナが身に着けていたサングラスと同一である。
自分にとって大事な物である為か、ヌメラが噛り付いたときは激怒している。トライポカロンの際はスタッズ付きのワイルドなデザインサングラスを着用していた。
上記の性格からは分かり難いが、性別はオスである(ニャースの通訳と人間語を喋った回での1人称は「俺」。口調も男らしい)。
シトロンのハリマロンとは事あるごとにケンカしており一見折り合いが悪そうに見えるが、本当は割と仲が良く、そのコンビっぷりも定番となっている。また、XY&Z第16話ではマスタークラス進出と決めたお祝いとしてハリマロン自らポケモンフーズをヤンチャムへプレゼントしている。
XY&Z第19話ではマスタークラス・グロリオ大会に出場し、セレナの2回戦、また、ニンフィアとともに準決勝突破にも貢献している。
第20話終盤のライバル達との別れ際では、ネネのムチュールからほっぺに熱いキッスを受けたヤンチャムが、虚空を見つめながら精気を吸われたように立ち尽くす様子が見られる。
第47話の本編最終話でセレナ達の針路のため旅の仲間が解散になり、ヤンチャムはハリマロンやレントラー達に別れの挨拶をして回った。ハリマロンはヤンチャムの握手を求める手を前に号泣しヤンチャムを困惑させたが、落ち着いた頃に彼から貰ったらしい葉っぱを一緒にくわえていた。
ポケダンのヤンチャム
『ポケモン超不思議のダンジョン』にて、ストーリーのレギュラーキャラクターとして登場。
「おだやか村」の小さな学校に通う少年。ガキ大将で、クラスでかなり臆病なヌメラや馴れ馴れしくも騙されやすいパートナーに目を付けて、度胸試しをさせたり悪口で笑い飛ばしたりと、からかって遊んでいる。チョボマキからよく意地悪のアイデアを貰っており子分のように付き合っている。シキジカだけは「シキジカちゃん」呼びで一応優しく接しているが嫌がられている。
その反面、不気味な気配のダンジョンに入ることを恐れる、子どもらしい一面もある。
ミルホッグ先生の茶番には律儀に付き合ってあげている。(怒らせると面倒くさいからだと思われる。)
ポケモンGOのヤンチャム
野生での出現は現時点ではなく、実装当初はレイド限定のポケモンという扱いであった(ちなみにレベルは★1)。
その後、5月中旬よりタマゴからも孵化するようになるが、こちらも入手および孵化に手間のかかる12kmタマゴからの孵化になるため入手困難なのが難点。
また、進化させるのもかなり面倒で、相棒ポケモンに設定した上で、あくタイプのポケモンを32匹捕まえるという条件を踏まないと進化が解禁されない。
関連イラスト
読み間違えのしやすい名前のせいか例によってヤムチャなイラストがある。