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ガメラシリーズの編集履歴

2023/01/14 15:22:42 版

編集者:塩田多弾砲

編集内容:小説の項目に追記。

概要

大映によって1965年に放映された「大怪獣ガメラ」に端を発した怪獣映画のシリーズ。

ゴジラのヒットによって各映画会社が便乗して怪獣モノを打ち出す中、唯一息の長い人気を得ることに成功した怪獣映画であり、シリーズの合計作品数は『ゴジラ』シリーズに次ぐ12作と、人気のシリーズとなった。

作品が製作された時期によってガメラの設定に大幅な相違があり、昭和時代の作品(倒産以前の大映によって製作された作品群)のガメラを「昭和ガメラ」、平成時代の作品(徳間グループ傘下の大映によって製作された、所謂『平成3部作』)のガメラを「平成ガメラ」、角川映画時代に製作されたものを「角川ガメラ」と呼称する。

どの会社でもその製作体制があまり良くなかったというのは有名な話で、大映時代ではすでに会社自体が経営難だったこともあって作品を重ねるごとに予算も期間も減らされての無茶な製作を強いられたと言われている(これは一時期のゴジラシリーズもそうだったが)。

後の徳間時代の平成3部作も、予想していたほどの予算が貰えずにやっぱりその製作には苦労したとされ、しかも評価の割に成績は振るわずそれほど長続きしない結果に終わった。そして角川時代においては、最初の一作こそ予算は潤沢だったものの先の3部作ほどの評価は得られなかったばかりかその収益に関しても無視できないほどの赤字を出している。

このように、いつの時代においてもいまいち制作環境および映画としての業績に恵まれないというジンクスがあり、知名度の割にゴジラシリーズやウルトラシリーズに比べて少し不遇なシリーズと捉える人達も少なくはない。

作品リスト

平成シリーズ

徳間グループ時代(平成ガメラ3部作)

※このほか自主制作作品として『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』の続編『ガメラ4 真実』が、落語家林家しん平師匠によって製作されている。公式作品ではないものの、徳間書店からの公認を得ている。

外伝

小説

平成ガメラ第一作の公開時に、小学館スーパークエスト文庫より発売された小説で、著者は高橋二三。

昭和ガメラのテイストを多分に含む内容で、世界観も(明確ではないが)昭和ガメラと続いているような描写が為されている。

ナスカ平原から出現したガメラが、同じく新小岩のマグマ帯から出現した、炎で構成された巨鳥・フェニックスと対決するという物語で、劇中のガメラは昭和ガメラに近い。回転ジェット時に甲羅の縁を丸鋸状に変形させ、体当たりして相手を切断するという能力を劇中で披露した。

怪獣ものというジャンルではあっても、その根底には「国家や政府、社会といった巨大な力に翻弄された、個人の悲劇」があり、ガメラおよびフェニックスも含めた登場人物たちは、皆が翻弄されている。

小説におけるガメラは数が少なく、貴重な一作である。

登場する巨鳥フェニックスに関しては、こちらの項目を参照。

  • 1995年 『ガメラ―大怪獣空中決戦』

脚本を務めた伊藤和典による、平成ガメラ第一作のノベライズ。上記「~VS不死鳥(フェニックス)」と同じく、小学館スーパークエスト文庫から発売された。

怪獣イラストの名手として知られる開田裕治が表紙を手掛けているほか、特技監督を担当した樋口真嗣によるコンセプトイメージや絵コンテが挿絵として何枚か挿入されている。

出現したギャオスの数が5羽に増えている、ギャオスが東京を襲撃するシーンでF-15が撃墜されるなど、映画製作の都合で削られた要素がこちらでは維持されており、より本来の構想に近い内容となっている。

※その他、『小さき勇者たち』のノベライズも2作刊行されている。

ゲーム

ガメラシリーズの編集履歴

2023/01/14 15:22:42 版

編集者:塩田多弾砲

編集内容:小説の項目に追記。