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ディナス(ウルトラマンデッカー)の編集履歴

2023-03-07 20:19:35 バージョン

ディナス(ウルトラマンデッカー)

でぃなす

「ディナス」とは、映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』の登場人物。

「死なせない…私は、護るためになったんだ…ウルトラマンに!!」


「自分のためじゃない、誰かにとって大切なものを守るために…私もなりたいんだ、そんなウルトラマンに」



演:中村加弥乃


概要

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』に登場する、謎の女性。


ラヴィー星人という不思議な力を持った異星人種族であり、カナタと別れた筈のウルトラDフラッシャーウルトラマンディナスに変身する。

他の生物とテレパシーで心を通わせる力があり、通じ合った生物のウルトラディメンションカードを生成し、その力を使うことができる。


容姿

とても動きやすいラフな服装で左胸の方にディメンションカードを入れるホルダーをつけている。


経歴

元々は一般的なラヴィー星の住人であり、そこで暮らすザンドリアスの親子と平和に生活していた。ある日、そこにとある人物によって強化されたゴドラ星人マグマ星人が来襲し、ディナス本人も瀕死の重傷を負ってしまう。


だが、そこで彼女やザンドリアスを守ったのがかつてスフィアやバット星人らと熾烈な戦いを潜り抜けた歴戦の勇者・ウルトラマンダイナだった。圧倒的な力でゴドラ星人らを叩きのめしたダイナは、ディナスを救うために一時的に光の力を彼女に与え、傷を治療することにした。


しかし、なんとその光の中でウルトラDフラッシャーが作られ、彼女はそのまま巨大化。特殊すぎる経緯ではあったが、光の戦士「ウルトラマンディナス」へと変身するのだった。(これについては、ダイナ本人も予期せぬ出来事だったと語られている)


故郷をダイナと共に守りきった後、光の戦士としての旅で様々な怪獣たちと交流する中、ディナスは以前ラヴィー星を襲ったゴドラ星人たちがプロフェッサー・ギベルスと呼ばれる科学者が糸を引いていたことを知る。ギベルスの次の狙いが「地球」と呼ばれる惑星だと察知した彼女は、彼らの野望を阻止するために地球へ飛来したのだった。

地球に到着後はギベルスの手下であるペダン星人達からの追跡を撒いている。


性格

元々動物とテレパシーで繋がれる代わりに身体能力に恵まれないラヴィー星人ではあるが、それに物怖じすることなく立ち向かう芯の強さを持ち、「光の戦士」として必要な物は既に持ち合わせている。


かつて自分が普通の人間だった中、自分のためではなく誰かを守るために今も戦い続けているダイナに憧れており、今でも彼には深く感謝と尊敬の念を抱いている。

だからこそ自身が戦いに向いていないと知っていていても、あの時助けてくれたダイナのようなウルトラマンになりたいという一心で旅を続けてきた。


総合的に言えば、決して実力は十分ではないが精神面や心構えはまさしく「ウルトラマン」として選ばれる素質に溢れた人物であり、ダイナの猿真似ではなく怪獣カードによる独自性のある戦い方を自分なりに作るなど、伊達にウルトラマンに選ばれた訳ではないことを感じさせる。


元から怪獣たちと暮らすことがザラなラヴィー星で育ったが故にコミュニケーション能力も優れており、事前にガギのカードを複製して新生GUTS-SELECTのメンバーに分配するなど機転も効くタイプ。


なお、デッカーのことは「地球でもウルトラマンがいると聞いたことがある」ぐらいの認識で、デッカー・アスミとの面識はなかったようだ。恐らくトリガーのことも知らないと思われる。


能力

ラヴィー星人固有の能力としてテレパシー能力で相手と考えていることを共有することができる。ディナスの場合はこの能力を応用し、心を通わせた怪獣たちの力をディメンションカードとして使うことができる(ウルトラマンになる前ではこれらのカードは一切使っていないため、怪獣カードを使えるようになったのはDフラッシャーを手に入れてからと思われる)。


劇中では鳥のディメンションカードも制作しているため、心が通じ合うならば怪獣というより大抵の動物のカードは作れるようだ。


バリヤーの展開・及び悪性の音波に対する耐性の付与。劇中ではGUTS-SELECTの面々に対する音波の影響を緩和するため、ブランクのディメンションカード5枚にガギの力を込めたカードを複製しそれぞれに配った。


虹色の突風衝撃波を放つ。恐らく共にラヴィー星で暮らしていた個体のカードと思われる。


ベムスターの腹を模したエフェクトを用いて擬似的に瞬間移動する。


なお、ウルトラマンに変身したときにはゼットンエレキングケルビムなどのカードを使用している。


余談

「不完全なウルトラマン」というディナスの立場は、「ネオフロンティアスペース」において、アスカ=ダイナの光を強引に奪って起動するも自我が無い故に本物になれなかった人造ウルトラマンテラノイドマドカ・ダイゴの息子であり超古代の遺伝子によってティガに変身するがサイズが不十分な形となったマドカ・ツバサウルトラマンゼロと一体化はしたが心の問題から完全な変身が中々できなかったタイガ・ノゾム等の境遇に近いものがあり、アガムスシゲナガ・マキの様に、彼女もまた複数のキャラクター達の立ち位置を担ったと言えるのかも知れない。


演者の中村女史は、カイザキ・サワ役の宮澤佐江も所属していたAKB48の元メンバーであり、宮澤の先輩である。幼少期は『ティガ』『ダイナ』をリアルタイムで見ていたと語っており、ディナス役のオーディションでは自分のウルトラマン愛を語りすぎるあまり、監督から制止されてしまったとか。

またリュウモン・ソウマ役の大地伸永氏とは恋愛番組の企画で一時期一緒に暮らしてたことがあり、彼を通じて宮澤女史以外の他のキャストともコミュニケーションが取れたと語っている。

イチカ役の村山優香氏とは、今回ダブルヒロインのため関わりが多く食事の後カナタ役の松本氏と大地氏と別れて歯磨きをしてる際に、話し声が松本氏達の元まで聞こえて2人からは仲良しだねと突っ込まれている。


何気にウルトラシリーズでは珍しい人間態とウルトラマンの名前が同じ人物である(タイタスやフーマのようなパターンもあるが)。

新世代ヒーローズではウルトラマンロッソウルトラマンブルの先代の変身者が正にそれであったが、メインキャラクターでは彼女が初となる。


関連項目

ウルトラマンデッカー 旅立ちの彼方へ…

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