ミー・スノードン

みーすのーどん

アニメ映画『劇場版ポケットモンスター　結晶塔の帝王 ENTEI』の登場人物。

概要

CV：矢島晶子

グリーンフィールドの豪華な屋敷スノードン邸の一人娘。

母がおらず、考古学者である父と二人暮らしをしていて、父からポケモンに関する伝承を読み聞かされており、特にエンテイに関する伝説がお気に入り。

寂しがり屋で肉親である父を慕っていたが、その父も遺跡の調査中にアンノーンに遭遇し行方不明になってしまう。

その後、屋敷に届いたアンノーンの石板がミーの気持ちに共鳴し召喚されると、彼らの力でミーの想像するエンテイが実体化、それを『エンテイになって帰ってきた父』と思い込むようになり、アンノーンの力で屋敷を中心にグリーンフィールドを結晶化させていく。

さらに旅の途中で立ち寄ったサトシとミィを心配してグリーンフィールドへ来ていたハナコの話してる様子を見て母という存在を強く望むようになり、エンテイの力でハナコをサトシの前から奪い取ってしまう。

サトシとは数年前に父とオーキド博士、ハナコを通じた顔見知り。

所持ポケモン

実年齢は5歳と幼年齢であり、本来はポケモントレーナーではないのだが、母親救出の為に屋敷に乗り込んできたサトシらと念願のポケモンバトルを実行すべくアンノーンの能力により適齢年齢の自身の分身を作り出した。

それゆえ、使用ポケモンもエンテイ同様に結晶から作り出されたもので、通常個体よりも強く強化されている可能性がある。

18歳ミー

彼女が作り出した大人の自身。

リボンと同色の蝶ネクタイとアンノーンを模したイヤリングを身に着けている。

他2人を先に行かせたタケシと勝負する。

pixivだと良く描かれており、胸も大人らしく巨乳や爆乳に描かれたりしている。

使用ポケモン

モココ

ズバットと対決。

ちょうおんぱで混乱させられるが、なんとかつばさでうつを回避し、ズバットが放ったずつきを回避した事で出来た隙を突いて放ったでんきショックで勝利をもぎ取った。

ヒメグマ

ロコンと対決。

まずばくれつパンチで吹っ飛ばし(この時点でロコンは混乱していない)、でんこうせっかにみだれひっかきで対抗してKO。

なお、EDに登場するヒメグマは本物である。

ゴマゾウ

イワークと対決し、自分よりはるかに大きい体のイワークをころがるの一撃で倒すという活躍を見せる。

10歳ミー

先回りして待っていた所でサトシを先に行かせたカスミに対し、彼女を意識して同年齢に合わせた姿である。

また、彼女がハナダジム出身であることに合わせてか服装も元々着ていた服をワンピースにした感じのに変えており、手持ちも水タイプで統一されている。

バトルフィールドもそれに合わせて海中になっているが、呼吸や会話が可能(なお、この空間で次の階へ行く手段は階段を登るか、泳ぐかの二通りの手段があり、前者はサトシ、後者はロケット団がしている)。

使用ポケモン

キングドラ

トサキントと対決。

手始めにえんまくを浴びせ、死角からずつきを浴びせた。

みだれづきで反撃してきたトサキントに対しても、回避に徹して勝利をもぎ取る。

マンタイン

ヒトデマンと対決。

ヒトデマンを体当たりで追い込み、うずしお(対象の周囲を回転させて起こすバージョン)を起こして捕縛、バブルこうせんに繋ぐ見事なコンボを披露したが、こうそくスピンで脱出される。

最終的にとっしんVSたいあたりのぶつかり合いを制した。

ミーの母親誕生の裏話

なお、エンディングでは不在だった母親（映画の内容を絵本形式に纏めなおした書籍では「病気療養で入院していた」と説明されている）と屋敷で再会するシーンがあるが、首藤剛志氏脚本の第一稿では、本当の母親は病死しており、その後改稿時に加えられたキャラである事を首藤剛志氏の遺したWEBアニメスタイル原作者首藤剛志のホームページに記載している。

首藤氏は体調不良のために第一稿完成後から作品が完成するまで現場を離れており、最終的な脚本は園田英樹氏にバトンタッチしていた（クレジット上は共著の扱い）。

そのため、試写会でエンディングの母親を始めて見た時の首藤氏の反応が「あの女性は誰？」だったとの事。

曰く、母親が病気とはいえ生存しているなら、人の母親であるサトシの母親を代わりにしようとするのではなく「自分の母親の病気をなおして」とエンテイに頼むはずとのこと。

ただし、ラストシーンの母親には台詞がないため、映画本編だけを見る限りではシュリー・スノードンが再婚して後妻をミーの元に連れてきたと解釈することも可能であり、「父と娘の間にある感情」という作品の主題を視聴者が受け取ってくれるのであればそれでいいとしている。

映画アニメコミック版では、ミーの母親の存在の辻褄を合わせる為に執事や助手の会話に出ている「ミーは一人ぼっちになってしまった」という台詞はカットしている。

本物の母親の存在がますます軽くなってしまうからである。

関連イラスト

5歳Ver

10歳Ver

18歳Ver

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