基礎データ
進化
シガロコ→ベラカス(連れ歩き状態で1000歩以上歩いてレベルアップ)
概要
フンコロガシをモチーフとしたシガロコの進化系。体色は鮮やかな青銅となり、新しく追加された足の様に見えるのは大きく伸びた白髭である。色違いはボディが金ピカになっている。
進化前の「エスパーエネルギーを扱う」という説明から推察できた通り、イオルブと同じむし・エスパーの複合に変化。
せっせと手足で泥玉を転がしていた肉体派から一転、そうして培った超能力で、自身も玉も常時浮遊するようになった。
玉の形状はフンでも泥でもない不思議な形状をしているが、元ネタたるフンコロガシ種の中でも有名な「スカラベ」は、エジプト神話においては非常に神聖な昆虫とされており、転がす玉を太陽の運行に置き換えて太陽神ケプリと同一視され、フンの中から成虫になる様から復活の象徴とされていた。つまり、この玉は太陽をイメージしたものではないかと考えられる。
スカーレットの図鑑説明によると、玉を支える体は殆ど動かない為、実は本体ではなく、本体は玉の中にいるとする説がある。
一方、バイオレットの図鑑説明では赤ん坊を玉の中に収容していて、心地よく眠れるように脚で玉を回しあやしていると解説されている(実際に3Dモデルの玉の中にも幼虫が確認できる)。
以上の点を踏まえると、一見本体に見える方は実は抜け殻で、既に玉の中の赤ん坊に転生しているのではないかと考察されている。
名前の由来もシンプルにスカラベの逆さ読み…なので、決して罵倒表現ではない。
英語/イタリア語/スペイン語名も「Rabsca」とアナグラムになっている。フランス語名も「Bérasca」と同じノリ。
一方でドイツ語表記は普通にスカラベのもじりの「Skarabaks」となっている。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 50 | 85 | 115 | 100 | 45 | 470 |
進化前からとくこうととくぼうが大幅にグレードアップし、防御もそこそこの数値に伸びた。
ただし、進化前はこうげきとぼうぎょの値が高いため、厳選の際には注意されたし。
習得技についてだが、むしのさざめきやサイコキネシスといったメインウェポンは勿論、サブウェポンもシャドーボール、エナジーボール、だいちのちから、パワージェム、マジカルシャイン、サイコショック、ヘドロばくだん、ウェザーボール(タマゴわざ)と充実している。ただ、エレキボールは鈍足アタッカーである関係上、そこまで旨味はない。球繋がりで習得できるぐらいに考えておこう。
こんな名前とこんなポーズだが、ひっくりかえすは覚えない。なぜだ。
種族値に噛み合っためいそうとアシストパワーが使えるほか、習得者の少ないさいきのいのりでげんきのかけらと同等の効果を使用できる。加えてじこさいせいで自力回復まで出来る。
特防は100あるとはいえ、前作のイオルブ同様に弱点が多く、物理アタッカーには警戒したい。
遅すぎる素早さはトリックルームやスピードスワップなどで補完すると良いだろう。
最後っ屁におきみやげを相手にくれてやるのも良い。
ちなみに物理はお察しレベルだが、ダストシュートを覚えたりする。"フン"コロガシであるが故か…?
余談だが、実は遺伝技でコスモパワーを習得できる。
SVでは他にコスモパワーを覚えるポケモンが存在しなかったためどうあがいても習得不能だったが、ポケモンHOME連携でムゲンダイナやアルセウスをSVに持ち込めるようになったため、それらのポケモンからものまねハーブを使うことで習得させることが可能になった。
関連イラスト