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2軍の編集履歴

2023-07-09 18:58:20 バージョン

2軍

にぐん

スポーツ・競技のチームやクラブ内における下位組織。

概要

主力チームである1軍の下におかれる。


まだ1軍レベルに達していない者が実戦を通して経験を積んだり、怪我疾病不調などからの調整をしたりする場となる。

チームやクラブによってはさらにその下の3軍がある場合がある。


日本のプロ野球において

東日本の球団で構成されたイースタン・リーグ(7球団)と、同じく西日本ウエスタン・リーグ(5球団)が存在する。

それぞれ球団数が違うのは、2004年にそれまでウエスタンだった大阪近鉄バファローズ(大阪府)が球団合併で吸収され、同じ年に新設された東北楽天ゴールデンイーグルス(宮城県)がイースタンに所属することになったためである。


イースタン・リーグ


ウエスタン・リーグ


敷地の確保や遠征での他の2軍球場との行き来、親会社や誘致した地元自治体による土地活用などの問題から必ずしも1軍と同じ都道府県に本拠地を置いているわけではなく、2軍施設でも寮、練習場、公式戦を行う球場が離れている球団(広島を例にとると、広島市南区の猿猴川近辺に一軍球場と一軍選手向けの独身寮、廿日市市の宮島口・大野浦近辺に二軍選手向けの寮兼練習場、二軍球場は岩国市由宇の山中)も多く、ソフトバンクは一軍の選手から「筑後は遠い」と指摘されたり(ただしこれまでの施設が福岡市内の海の中道にあったのが筑後に移転した一年目に出た発言であることに留意)、北海道移転後の日本ハムにおける中嶋聡の実働29年の記録は「鎌ヶ谷と北海道が離れているため、一軍の捕手に緊急事態が起きた際に出場する控え捕手兼任のコーチとして一軍に帯同したことで達成できた」と指摘されることがあり、FA復帰後の鶴岡慎也にも同様の指摘が出ることがある。


2軍に対する考え方は球団により様々で、公式戦球場は球団の自前もあれば公営施設の借用、形状は「地方球場」並には観客席のあるスタジアムから、プロの試合を行うにあたって最低限クラスの設備のみがあるグラウンド型など様々である。たまに地方開催を行ったり、一軍本拠地で試合を行うこともある。入場料も2軍戦は「練習試合」だとしてこれを取らない球団(阪神や広島など)がある一方で、料金を取りながらも充実した来客用設備やビニールプールの開設などのサービスを提供する球団もある。アクセス面も中日やソフトバンクのように駅近でアクセス面が比較的いい球場もあれば、広島や楽天のように観戦するなら車必須と言ったところも多い。基本的に公共交通の便はどこも一軍ほど良くはなく、電車やバスの増便もないことが多いため観戦の際は注意。


1軍と同様、一年間をリーグ戦で戦い優勝したチーム同士で日本一を決める仕組みとなっており、夏期には監督推薦など選ばれた選手によるフレッシュ・オールスターゲームも開催される。年に数カードほどだが1軍の本拠地で試合を行う事もあり、他にも独立リーグの球団や、社会人大学チームとの交流戦や練習試合も多く行われる。


1軍の試合に出場するにはその出場登録が必要であるが、2軍の試合にはそういった制度がなく育成選手も出場できる。

しかしながら、その球団で支配下登録されている全ての選手も含めると一度に1軍に登録されない人数の方が多いため、3軍チームがなければ試合の出場機会すら難しい状況下の選手も少なくない。


その他

アメリカのプロ野球機構MLB傘下のマイナーリ-グや、日本の大相撲の下位部門である十両などとは似ている要素があるが、組織や法人上の立ち位置などが異なる。

またサッカーのJリ-グのJ1に対するJ2の概念とは全く違うので(サテライトリーグが2軍に近い)、混同しないように注意が必要である。

 

関連タグ

二軍:表記揺れ


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