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トム(トムとジェリー)の編集履歴

2023-11-10 22:21:31 バージョン

トム(トムとジェリー)

とむ

カートゥーンアニメ『トムとジェリー』の主人公の1匹。pixivでは「トム」のタグで使われる。

概要

日本語吹き替え版の声優は八代駿高橋和枝→ダン小路→肝付兼太佐藤せつじ、あらたけめぐみ(「とむとじぇりー」)。


体が青がかった灰色のオス猫で、ジェリーのケンカ友達。体色はシリーズによって異なる。目の色は黄色で瞳は緑、短めの尻尾と手足の先は白である(因みに毛皮は着脱可能で脱げた際には赤いシャツやステテコを着ている事が多い)。フルネームはトーマス・キャット、略されてトム・キャット(オス猫を意味する英単語)とも呼ばれる。

主人は不明(と言うか一貫していない)だが、前期では黒人の召使い、後期では白人の夫婦+子供二人の存在が確認されている。従兄弟はトムにそっくりでネズミが嫌いなジョージ。交友関係としては悪友のブッチ等がいるが、時に無関係であったり、同居している設定であったりと適当。


ジェリーを捕まえる事に並々ならぬ情熱を注いでいる。ジェリーとケンカする事は彼にとっての生きがいらしく、巣穴の前に常に待機していたり、爆弾などの武器を使って大掛かりな罠を張ったりとあらゆる手を使って捕まえようとするが、結局いつもやられてしまう。

トムとジェリーテイルズでは予定を立てて喧嘩してる描写があり、一応休戦の日もあるようだ。

何か悪巧みをしてジェリーに返り討ちされることが多いが、逆にジェリーやジェリーが面倒を見る事になった動物の悪巧みやイタズラの被害を受けることも多く、それでトムが「何もしていないのに」巻き添えに遭った挙句に負けることも多い

特に「失敗は成功のもと」でトムが漏らした「何でいつも俺ばっかりこうなるの!?」と言う台詞が普段の状況を端的に表していると言えよう。



時折、トムが逆転及び完全勝利するケースもあり、その多くにサブキャラの介入(前述のジョージやニブルススパイクなど)がある。

また、図々しい子猫や代わりの猫が現れた際など、ジェリーとの利害が一致した時には共闘する。ジェリーの知力とトムの行動力が合わさればある種の勝利フラグが立ち、ほぼ100%勝利・成功している(それでも敵わなかったのは「おじさんに降参」のジェリーのおじ・ペコスと「赤ちゃんは知らん顔」の赤ちゃんのみ)。


回によって異なるが、基本的には「飼い猫」としての立ち位置が多く、しかも当時の見解からしても飼われている家はかなりの豪邸。しかし、信頼関係は複雑なようで大抵はジェリーに手玉を取られてしまい、あっさり追い出されることもしばしば(ギャグなので当然、次話では何事も無かったかの様に話が進むが)。

一方で、「夢と消えた百万ドル」の様に主人の100万ドルの遺産を相続する権限すら与えられる事もある等、優遇されているケースもある。

また、その他にも能力を理解して家事を強要されるなど、人間寄りな存在として認知されている事も少なくない。


初期は「ネズミに対する捕食者としての猫」といった凶悪な面が目立ったが、回が進むにつれて性格は徐々に丸くなっている。

お人好しな一面もあり、赤ちゃんが脱走した時はジェリーと協力して世話をし、「ネズミの学校」ではニブルスに対して優しく接してあげたり、「素敵なママ」では自己犠牲を厭わないアヒルの子を見て感動して改心して立派な親になりきるといった場面も見られる。

一方、丸くなったことで逆に理不尽な目に遭うことも多くなり、昼寝といった何もしてない時もあれば、真面目に仕事をしている時に被害を受け、ジェリーに食料や役職を奪われることもある(「真面目に働いているトムが敗北して全てを失い、盗み等を働くジェリーが勝って全てを手に入れる」といった構成も少なくない)。

体格差によるものなのか、ジェリーがやったことの濡れ衣を着せられる事も多い。

なお、逆にトム側が仕掛けて勝利した場合、ジェリーから奪って終わることは少なく、「完全にやり返した」程度で留まっている。

初期の頃は追いかける時も猫らしく四足歩行だったが中盤の作品から二足歩行で追いかけるようになった。


また相手が強い立場になると急に弱気に陥りやすいのか、相手がトムに対してブチ切れた時(ほとんどジェリーが原因だが)などは怯えて逃げ出したり、何の抵抗も出来なかったりする。「なかよし」ではカナリアがその場に落ちてた銃を拾った際にカナリアが落とした時に何故かそのまま返したり、「お好みサンド」などでもハエ叩きで4回も叩かれ堪忍袋の切れたジェリーに怯んでそのままハエ叩きを渡したりしている。人間相手も同様でお手伝いさん(通称足だけおばさん)や飼い主などには一切逆らえない。


また、ジェリーが本気を怒っているのを目撃した際には、身体の色が黄色になることがある(「捨てネズミ」と「とむとじぇりー」第2話「にじいろキャンディショップ」で確認可能)。


特技・趣向・身体能力

非常に多芸多才で、軽業のような芸当にも秀でるなど器用なネコ。

芸術面では音楽の才能に長けており、「星空の音楽会」では大半の楽器を扱っている。「とむとじぇりー」第5話「ねむれない夜」では、スプーンや缶詰などを使って演奏したことがある。特にピアノ演奏は得意なのか劇中での使用回数は多く、時には「ワルツの王様」のように数回弾いただけで弾きこなすといった才能を見せている。歌唱力もあり、「オペラ騒動」といった歌手になっている回もある。

スポーツ面でも万能で、ビリヤードを始め、ボーリングやテニスなど様々な分野をやってのける。ただゴルフだけは下手なようで、ゴルフはPAR4のホールで33打を記録している。

料理も上手であり、「とむとじぇりー」第3話「ふわふわ!ベーカリー」では、パン屋を経営していたことがある。「とむとじぇりー」第8話「チーズデー」ではチーズフェスタでホットドッグを作る店主になっていた。

他にも開発や赤ちゃんの世話など、実用性の有無に関わらずあらゆる才能を見せつける(女主人曰く「色々と役に立っている」)が、僅かにジェリーには敵わない。

それ故か、ネットでは「ネズミ取り以外何でも出来るネコ」といわれている。


牛乳が大好物で、朝イチに配達の牛乳の交換をしては嗜んでいる。しかし、時々ジェリーに邪魔される事もある。

逆にジェリーの好物であるチーズは苦手であったが後に克服。

又、金づちなようで溺れかける度にジェリーやサブキャラに助けられている(ただし回によっては蜂が通り過ぎるまで水遁の術を使って水の中に潜っていたり(「目茶苦茶ゴルフ」)、水に落ちても自力で帰ってきたり(ブッチによってプールに落とされたことがある「春はいたずらもの」など)、チャック・ジョーンズ版トムとジェリーや「トムとジェリーキッズ」「トムとジェリー テイルズ」では普通に水の中を泳いできたような描写があった)。


腕力は、ジェリー以上スパイク未満でこれも各回によって違うところもある。集団のネズミにタコ殴りにされる事もあれば、何十キロのダンベルを軽々と持ち上げられる等差が激しい。だが、日頃からジェリーを追いかけてるだけあって脚は速い。

その他の運動神経も高く、「夢と消えた百万ドル」では連続バク転を決めてソファまで座る神業を披露している。

基本的には体力も力関係もジェリーより上だが、かなりドジでアホな為、頭が良いジェリーにやられてしまう事が多い。


潰されてぺちゃんこになったり、燃えて黒焦げになったり、体が別の物や形に変形する事も多いが、基本的には直ぐに元に戻る。時には「真っ二つにされる」「バラバラになる」「破裂する」「切り刻まれる」「大爆発に巻き込まれる」一般的なギャグ補正では済まないレベルの致命傷を受けても死なずに直ぐ復活する程。

一応痛覚はある様で、尻に針が刺さったり、足に重い物が落ちて来たり、尻尾が扉やネズミ捕りに挟またり切断されたりすると凄まじい悲鳴を上げる(劇中の描写からして尻尾が一番痛いと思われる)。逆に銃で打ち抜かれたり、飲み込んだキツツキの赤ちゃんに腹の中から突かれても痛みは感じていない様子だった。

  • ちなみに、この凄まじい悲鳴は作者のウィリアム・ハンナが担当している。
  • トムの凄まじい悲鳴が初めて使われたのは、原作の「バラ色の人生」である。その後も「楽しいボーリング」「目茶苦茶ゴルフ」などで使われている。
  • また、トムの凄まじい悲鳴が何気に人気になったのか、その後も「トムとジェリー テイルズ」や「トムとジェリーショー」で使われた他にも、チャック・ジョーンズ期(1963年~1967年の作品)でも何気に少しだけ使われている上に、インドの「Aum Animation Studios」がアニメーションを手掛けた、シンガポールが舞台の作品である「Tom and Jerry」でも使用されている。
  • ちなみに、なんとトムの悲鳴を集めた動画もある。

  • なお、上の動画を見れば分かるが、一部の初期作品(「上には上がある」「夜中のつまみ食い」「メリー・クリスマス」など)は、トムの悲鳴は普通のネコの鳴き声になっていた。
  • また、作者のウィリアム・ハンナが担当しているトムの悲鳴が使われていない作品も存在している(ジーン・ダイッチ期の作品や「トムとジェリーキッズ」「とむとじぇりー」など)

ただ、「パーティ荒らし」や「ネズミ捕り必勝法」等、一部の回では実際に死亡した様な描写が見られた(次の回では何事もなく復活するが)。


ジェリーもそうだが、彼はメスの同族に大変惚れっぽく、そういった性格からドタバタが繰り広げられることもある。一度だけ、カンガルーの子持ちの雌とよい雰囲気になり、キスをする直前までいったこともある。


ジェリーとの関係

勝敗に関わらず作中では争っているシーンが多いが、前述の様に協力して立ち向かうシーンも多く、ジェリーに何かアクシデントがあった際には迷わず救っているなど友情を持っている。

「共同作戦」や「淋しがりや」、「うらぎり者は去れ」のようにオチであっさり対立することもあるが、一方で「強敵あらわる」ではパイの半分(体格的にジェリーが得している)をジェリーにあげたり、「悲しい悲しい物語」では2匹でジュースを飲んでいるシーンがあったり、「とむとじぇりー」第5話「ねむれない夜」ではタフィーも加えて仲良く一緒に演奏するなど共存していることもある。

「トラになったトム」など酔い潰れた際に役目そっちのけで友好的に接しており、本心では「仲良くしたい」と思っている節があるのかもしれない。


また、長編映画などでは共に仲良くなった人間を助ける為に協力して敵を懲らしめるケースもあり、名コンビとして描かれることも多い。


関連イラスト

トム今までありがとうトムとジェリーのくだらない落書き

無題톰 / トム


関連タグ

トムとジェリー ジェリー 仲良くケンカしな


関連キャラクター・作品

トムニャン:同じく「トム」の名前を持つ猫キャラ繋がり。

ドナルドダック:「外国出身の有名なアニメキャラクター」で「自分より小さい生き物に高確率で酷い目に遭わされている」共通点がある。

骨川スネ夫過去の主要となる声優中の人繋がりであり、相方の声優と共に藤子不二雄作品に深い縁を持つ。

ニャース:アニポケで、ネズミがモチーフの相手にいつもやられる者同士。そしてどっちも憎めない。

堀町タカシ:トムやドナルドダックと同じく相方となる主人公に毎回不幸な目や酷い目に遭わされている主役キャラつながり。

ひかわデデデ主人公に毎回ひどい目に遭わされるが、自分が悪さをしてはしっぺ返しを食らう、ギャグ補正では済まないレベルの致命傷を受けても死なずに直ぐに復活するなど共通点が多いが、作者が『トムとジェリーが好き』と公言していることから実際意識した可能性が高い。


関連項目

ゴムゴムの実バラバラの実:食べているのかと思わせる程に身体が自由自在。

モンキー・D・ルフィ:『ONE_PIECE』の主人公。作者の尾田栄一郎氏は青山剛昌氏との対談にて、ギア5のカトゥーン的な描写は『トムとジェリー』に由来していると述べている。これ以前にも『トムとジェリー』を参考にしたと思われる描写は、ルフィの腕が伸びる様や水を大量に飲んで膨らむ様、ギア3の腕を風船の様に巨大化させる等、要所要所で散見されて来た。また、「D」のイニシャルをミドルネームに持っている点も類似している。

対魔忍アサギ凌辱等のダーク系要素の強いアダルトゲームなのだが、登場人物が球体キューブ型になるといったトムを彷彿とさせるシーンがあるため、某SNSでは対魔忍トムというネタがある。

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