概要
ブルーベリー学園の生徒会長。ヒウンシティ出身。ブルベリーグランク4位。寡黙かつ機械的でどんな状況にも冷静で真面目だが、仲間思いの一面もあるらしい。
一人称は「ネリネ」で、非常に礼儀正しいが話し方に癖があり、途中途中で体言止めになる等、舌足らず。また時間に厳しい面もあり、常に銀の懐中時計を持ち歩いて時間をチェックしている。
物心ついたころには既にポケモントレーナーになっていたらしい。
ゼイユとはクラスメイトであり同時に友人。一見すると正反対な者同士にしか見えないが不思議と息があっているという。
ゼイユの弟であるスグリとも親しく(というか好意を抱いている？)、変わり果てた彼のことを気にかけている人物の1人。実際、スグリが主人公に負けた直後、他のメンバーが主人公を祝福する中、ネリネただ1人がうなだれるスグリの方を見て気にしていた。
使用するボールはヘビーボール。
四天王チャレンジは「そらとぶタイムアタック」で、コライドン／ミライドンを用いて制限時間内にゴールまで飛行するミニゲーム。
なおミラコラの名前を知らないため、鳴き声を聞いてそのまんま「アギャッスさん」と呼んでいる。
なお、ストーリー上のそらとぶタイムアタックは、失敗が続いたとしても尚も立ち向かう主人公の姿を評価し合格にするため、他の四天王チャレンジと異なり必ず成功しなければならない訳では無い（メタ的にはDLC以前から指摘されていたミラコラの操作性がSwitchのコントローラーなどに起因して起こるものであるため、合格にしなければ詰みポイントになりかねないからだろう）。
チャレンジの際にはドーム内に自生していた秘伝スパイスと思しき薬草を調合した「飛行能力を高める丸薬」をミラコラに食べさせてくれる。
この丸薬の効果は一時的なものであり、当初はチャレンジ中でしか飛行できない。
しかしクリア後に彼女に話しかけると、「つい作り過ぎた」という大量の丸薬を貰え、主人公が即試しに与えてみようとした所、ミラコラは手に乗っていた全部を一気食いしてしまう。
本来なら不調が出てもおかしくなかったが、普通のポケモンより強大な生命力ゆえかその様なことは起こらず、逆に常時飛行できるようになるパワーアップを果たした。結果オーライながら前例のないケースだったため、リーグ部で再会した際は真っ先にミラコラのその後の体調を尋ねている。
なお、丸薬を使っても元からある飛行能力を高めるだけなので、アカマツにブーバーンを飛ばしてほしいと頼まれた際は「無理」と斬って捨てた。
容姿
手持ちポケモン
「……時間が 押しています そろそろ決着と 参りましょう」
金・銀・クリスタルのミカン、『SV』本編のポピーに続く、シリーズ史上3人目の女性のはがねタイプの使い手。
それぞれの泣き所をしっかりフォローする構築となっており、
- 「ボディプレス」「ダブルウイング」で打点のなさを補いつつ、「ステルスロック」を撒いて「ふきとばし」で強制交代させる害悪型のエアームド
- きあいのタスキで行動を確保しつつ味方を巻き込まず「じしん」をぶっ放すアローラダクトリオ
- タイプ一致の「ハイドロポンプ」「ラスターカノン」に弱点対策の「れいとうビーム」「くさむすび」を備えた第四世代構成のエンペルト
- オッカのみでほのお技を対処しつつ、「テクニシャン」で強化された「くさわけ」「とびつく」でスピードをフォローし「バレットパンチ」で落としに来るハッサム
- 「トリックルーム」でスピードを逆転させるランクルス
- トリル下で高速高耐久高打点と化し「ハードプレス」「しねんのずつき」「れいとうパンチ」「かわらわり」でひたすら弱点を狙い攻めて来るメタグロス
と、型にハマるとなかなか強力な構成になっている。
実際、先行体験会では（こちらの手持ちがある程度制限されているというハンデがあったとはいえ）普通に敗北したというケースも多く見られたほど。
戦術としてはいわゆるトリパに近いが、「トリックルーム」が撃てるのがランクルスしかいない上に出てくるのが５番目であるため、その意味での実質的な脅威はメタグロスのみとなる。
また、欠点としてほのお技が一貫する。攻防両面での対処法としてはスコヴィランやかまどオーガポンで、この２体はくさ・ほのおの複合なのではがね技はもちろん、ダグトリオの「じしん」やエンペルトのみず技と「れいとうビーム」を等倍で受けることができる上、タイプ一致のほのお技でエンペルト・ランクルス以外には弱点を突ける。ハッサムについてはオッカのみを持っているが、元々４倍弱点なので倒しきれる公算が高い。
ただメタグロスは実は言うとそこまで鈍足という訳でもなかったりする。
「トリックルーム」は「ちょうはつ」で防ぐのが有効でランクルスでメタグロス共々あく技が共通の弱点となる。
余談
名前の由来はネリネ属と思われる。
上記の通り、はがねタイプのイメージに合わせてか、ヘビーボールを愛用している。
今やボスクラスのトレーナーがモンスターボール以外のボールを使用することは珍しいことではなくなったが、ガンテツボールに手持ちのポケモンを入れているというケースは極めて珍しい（一般トレーナーも込みであれば、ポケモンSMのポケモンブリーダー(フレンドボール)およびつりびと(ルアーボール)がいる）。
「飛行能力を高める丸薬」は作中の台詞によると元々はミラコラ以外のライドポケモン（ただし飛行能力を有するライドポケモンに限る）が対象の丸薬であるが、作中の事情をよく知るペパー先輩はともかく、ミラコラを知らないにもかかわらず飛行能力に言及するネリネに対しての違和感は強い上、そもそもはがねタイプ使いなのに四天王チャレンジが飛行なのも他の3人と比べて大人の事情を感じる設定である。
要するにミラコラの飛行能力に競技性、あるいはゲーム性を持たせるためにこじつけたのが、ネリネの四天王チャレンジと思われる。
この四天王チャレンジは、本来はエアームドを用いて行う設定らしく、ブルーベリー学園ではエアームドがタクシー役を担っている点を鑑みると、エアームドがタクシー業の練習のために行なっているものを四天王チャレンジに転用し、丸薬もエアームドの飛行能力を高めるための活性剤として慣習的に利用されていると考えるなら、作中でも筋は通るだろう。
非常に綺麗な立ち姿勢ゆえ、彼女のお尻に注目するユーザーが多いとか…
