府中市(東京都)
とうきょうとふちゅうし
東京都中部にある市。
概要
東京都中部の内陸部、多摩川北岸の武蔵野台地上に市街地が広がる。
1954年4月1日に現在の市政に移行する。
人口は約26万人。
旧石器時代の遺跡も発掘されており、古代は645年の大化の改新後に武蔵国の国府が置かれて市名の由来となる。
また府中本町駅前の史跡広場は、国府の長である国司の公邸兼執務場たる国司館と、徳川家康が鷹狩をする際に宿泊・休息をした府中御殿(三葉葵紋の瓦の出土により特定)跡地を整備したものである。
江戸時代には甲州街道の宿場町と大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の門前町として発展。
明治・大正期は北多摩郡役所の設置や鉄道の開通によって都市化が進み、第二次世界大戦中に軍需工場が進出した事で戦後の工業・住宅都市化につながった。
現在は機械・食品工業を中心に、金融関連、小売などの第三次産業も盛ん。
公営競技施設である東京競馬場(東京優駿(日本ダービー)や天皇賞(秋)等の開催地)と多摩川競艇場、東京外国語大学メインキャンパスの所在地であり、大國魂神社のくらやみ祭りや酉の市なども有名である。
その他の主な公共・行政施設
