トウフ(キングオージャー)
ちきゅーのだいどころ
詳細
国王 | カグラギ・ディボウスキ |
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守護神 | ゴッドハチ |
役割 | 各国への食糧供給をほぼ担っている |
国章 | ハチと稲 |
気候 | 広大な土地の為、各地で気候が違う。故に様々な作物が育つ。 |
交通 | |
特徴 | 食うに困らず、のどかで、平和。活気がある。料理に関してもずば抜けた知識と経験を持つ。食糧自給率は100%。 |
テーマソング | 宴じゃオージャー! |
概要
シュゴッダムから見て西に位置する農業が発展した国。5大国の中で国土の規模は最大で、2つの大陸がくっついたような土地に国を構えている。首都は城を中心に住居がたてられた山があり、その周りに蜂の巣のような形状の段々畑が広がっている。近くには富士山のような巨大な山がある。唯一統治者が「殿様」である等、文化は江戸時代を意識した和風的で自然豊かな国。国章は蜂の周りを稲で囲った家紋風のもの。
広大な国土と豊潤な土壌を生かした農作物を潤沢に生産しているほか、市街地には飲食店や八百屋が無数に並ぶなど、食文化も非常に発達している。食糧の質も極めて高く、野菜を齧ったギラもその味を評価し、名物料理らしい「豆腐鍋」に至っては他国の王達が具材を奪い合い、セバスチャンは美味のあまり卒倒してしまった。自国はもちろんのこと、他国への食糧供給もほぼ担っていることから「チキューの台所」と呼ばれている。なお食料自給率は100%となっているが、キングオージャーの世界観ではそもそも5王国中圧倒的多数の4王国が食糧供給をトウフ1国に頼る文化なので、「食料自給」に意味があるかは疑わしく、裏を返せばトウフが災害やバイオテロなどで機能しなくなればチキュー全土の食糧供給が絶たれる、というウィークポイントにもなり得る。
また第43話でのカグラギ曰く「トウフの子はよく食べよく寝て育ちが良い」らしくミノンガンの能力で10歳程の姿に幼児化させられた際にもカグラギは殆ど姿が変わっていなかった為ギラに「それで10歳なの!?」と突っ込まれている。
本編での王こと「王殿様」はカグラギ・ディボウスキ。本来王殿の選定基準はゴッカン同様に先代からの指名制であるが、神の怒りに伴って先代の王殿イロキが食料を独占する悪政に走ったことから、当時の後継者候補であったカグラギが革命を起こして王殿に即位した経緯がある。
建物はタキタテ城を除いて江戸の街並みのものが主である(ンコソパのような高層建築はないに等しい)など、工業水準は他の国に比べて劣っているようだが、その分牧歌的な雰囲気が色濃い。貧富の差も他国ほど激しくない(この手の経済構造は生産者側の低収入を招きがちにもかかわらず)とのようで、国全体がのどかでのんびりした様相になっている。
チキュー全土の食を賄う農業に必要不可欠である農業機械については、カグラギが即位後シュゴッダムとデミシュゴッドを優先的に輸入する条約を締結することで賄っている。しかしその引き換えとしてカグラギの妹であるスズメ・ディボウスキを「婚約者候補(体のいい人質)」としてシュゴッダムに差し出すのみならず、カグラギがラクレス・ハスティーの私兵のような仕事を担うなど、カグラギ体制のトウフはかつてのンコソパのように事実上シュゴッダムの属国状態となっている。
第33~34話の半年間で宇蟲五道化の一角のグローディ・ロイコディウムに支配され、彼が蘇生させたイロキによって食料が独占され、各国に供給が行き届かなくなっていた。
更にグローディがトウフの作った米に毒を仕込み、チキュー全土に広めて大量虐殺を目論むも、かつての革命の真相を知りイロキとの決着を付けたカグラギによって撃破、イシャバーナに続いて奪還に成功した。
尚、毒を仕込んだ米は各地に広まらないように焼却処分したが、国民達はカグラギが火を付けたと悪人呼ばわりし、シュゴッタムと同様に王の風当たりが強い風潮になってしまっている。
施設・土地
トウフの居城。詳細はリンク先参照。
- 田畑
トウフの各地にある。平地に並ぶ水田だけでなく、斜面にはデミシュゴッドによる作業前提サイズの棚田や段々畑で埋め尽くされており、広大な土地をより効率的に使う独自技術が発展しているものと推測できる。
- 飲食店らしき建物
田畑と共にトウフの象徴たる場所。
余談
- 製作発表時で唯一他の国民が発表されていなかった。
- 衣装協力は和ゴス/和パンク系ブランドの卓矢ヱンジェル。タキタテ城外の屏風イラストは和ポップイラストレーターのNORIMA.が担当。
- 尚、関係者の名前は蜂の仲間から取られている模様(※1)。
- 何気にネームドキャラは全てスズメバチが由来だが、カグラギのみカブラハバチ類の要素が入っている。皮肉にもカブラハバチはいわゆる農業害虫である。
- ディボウスキ家の姓はともかくとして日本的な名前が多い。
脚注
(※1)元ネタになった蜂の仲間