おことわり
「具体的なチートライダー」を全て掲載した場合、誰が該当するかを巡って論争が起きるため、本記事の内容の膨大化を招くため…といったトラブル防止の観点から、割愛することとします。
概要
「存在そのものがチートである仮面ライダー」を表す、非公式用語。仮面ライダーシリーズの視聴者が用いている。
素のスペックが高かったり、反則級の凄まじい能力を使用可能で、存在自体が勝利フラグとでも言うべき仮面ライダー達を指している。その影響は、登場するだけで「はいもう勝った」「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」…などと視聴者に言われる事も多い。
傾向・作例
昭和ライダーシリーズ作品では、「その時不思議な事が起こった」のセリフでお馴染みの「仮面ライダーBLACKRX」にてミラクルな現象を何度も起こして敵を倒す様から、主人公のBLACKRXが「チートライダーの代名詞」とされていたが、フォームチェンジの設定が無いライダーが多数、或いは強化フォームはあっても(それ以降のライダー作品と比較して)スペックそのものが劣るケースばかりであった。
平成ライダーシリーズ以降の作品では主役ライダー中心にフォームチェンジが定番化し「最強フォーム」の設定が当たり前のように。このほか、
- (一部例外があるものの)相手の攻撃の無効化 (ムテキゲーマー等)
- 時間を任意で止められる (スーパータトバコンボ、クロノス等)
- 過去の改変や時間逆行が可能になる (オーディン、ハイパーカブト等)
- 一帯を無に帰す程の威力を持つ技がある (ハイパーカブト、エボル等)
- 複数のライダーの能力を用いる (ディケイド、ジオウ等)
- 全知全能、創世の力を持つ (クロスセイバー、ストリウス、ギーツⅨ等)
…などのようにライダー固有の強力な特殊能力を持つケースもあり、その強さは作品内でも強調されることが多い。
余りに強すぎるが故に、敵側の打開策として変身前を襲撃・変身者不在の時を突いたりなど直接戦闘を回避する、初見殺しで撃破するといった展開も増えている(特に劇場版など本編外で顕著)。
なお、明らかに常人離れした体力・頭脳・戦闘センスなどから、ライダーの変身者そのものにチート性が見出される例もある。
ただし、仮面ライダーにおいてはスペックや能力で勝っていたとしても、心理戦や変身者の実力によっては負けることもあるため、「チートライダー=スペック、能力の高いもの」には必ずしもならない点、「チートライダー=最強であり負けることがない」ともならない点にも注意してほしい。