概要
Yahoo!JAPAN内のニュースサイト。
掲載するニュースは他のニュースソースから引用しているが、おかげであらゆるニュースソースからの情報をまとめて閲覧できるという利点がある。
また、みんカラの運営元であるカービューと提携して、自動車関連ニュースも提供している。
ヤフコメ
Yahoo!ニュースの特徴にして、その問題点として度々槍玉にあがるのが、コメント欄である。
これは「ヤフコメ」の通称で呼ばれる。
各ニュースの下にコメント欄があり、Yahoo!JAPANのIDを持っていれば誰でもコメントと評価ができる。
しかし、このヤフコメを常用しているユーザーの民度が低く、匿名なのをいいことに挑発的・攻撃的・下品なコメントが日常的に書き込まれる。
早い話が、ニュースサイトに特化したTwitterもしくは2ちゃんねるのようなものである。
このようなヤフコメのヘビーユーザーは「ヤフコメ乞食」「ヤフコメ難民」の蔑称があり、嘲笑または軽蔑の対象となっている。
最近ではお笑い芸人がヤフコメの実態をネタに扱うなど、現実でも同様の認識が浸透していることが分かる。
また、ヤフコメ乞食は時間を問わずニュース掲載直後からどんどんコメントを投稿するため、「ヤフコメ乞食は暇人(または無職)」という認識が一般化している。
2020年以降はコロナウイルスによるストレスの影響か更に民度が下がり、さながら無法地帯の様相となったため、ヤフコメの廃止や違反者への厳罰の強化を求める声が増えた。
運営もこれを見かねてか、2021年10月よりコメントの規制強化に踏み切ったものの、NGワードを回避すればいくらでも好き勝手にコメントできるため焼け石に水状態であった。
(例として、「キチガイ」はNGだがそれを無理やり動詞化して「気違う」と書けばOKなど)
更なる対策として、2022年11月中旬からはコメント投稿に携帯電話番号の登録が義務付けられた。
その効果により、2023年2月下旬時点で悪質ユーザーが56%減少したと発表されている。
傾向
政治記事
最もコメントがつきやすいカテゴリで、内容は全方位叩き状態となっているが、特に自民党に関しては「国民を苦しめている元凶」と断言されている状況である(しかし当初から自民党批判ばかりだったかというとそうではなく、クールジャパンが旺盛だった頃はむしろ自民党しか信用できないという論調が多かった。2020年のコロナショックを契機に180度違う状況になったとされている)。ヤフコメ民が政治ネタに熱心な理由とされるのは「政治家がヤフコメを参考にしている」とされており、特にこの方がネットで騒がれていることを気にしている旨の記事があったことから「政治家はヤフコメを参考にしている」という都市伝説に近い思想が生まれているほか、日本最大のポータルサイトで目につきやすいところから各政党関係者が熱心に活動を行なっているためとされている。
経済記事
経済誌がアフィリエイト獲得のため煽動記事を熱心に投稿することから、政治記事に匹敵する荒れ具合である。特に氷河期関係記事はどう見ても釣り記事と思わせる内容でも自虐的なコメントがつき、傷のなめ合い状態となる。一方経済そのものについては疎いとされており、特に為替関係は「円安だと物価が上がり生活が苦しいから」という低レベルな理由で円高を支持しているとされており、為替トレーダーに対して円安を煽動しているとして嫌っている(ちなみにトレーダーもヤフコメ民を嫌っており、「ヤフコメの逆張りをすれば儲かる」と煽っている者までいる)。
サブカル記事
政治、経済に匹敵するカテゴリであるが、先述の2カテゴリと異なり荒れることはあまりなく、ヤフコメでは珍しく平和的である。一方でニュースサイト系のポータルサイトによるランキングが乱発しており、それを発端とした炎上が発生することがある。
芸能記事
上述3カテゴリに次ぐカテゴリであるが、好き嫌いが分かれやすくそれぞれのファンによるケンカに近いコメントがつく場合がある。当初はK-POPヤAKB48が標的になっていたが、ジャニー喜多川性的虐待問題を契機に旧ジャニーズ関連も批判的論調になっている。お笑い芸人についても賛否両論で、嫌いな芸人に対しては容赦ないコメントが多い。
自動車記事
自動車関連の記事は、扱う記事のメーカーによってコメントに肯定・否定の傾向が表れやすい。具体的には、肯定されやすいのはトヨタ、スズキ。否定されやすいのはホンダ、日産、マツダ、ダイハツである。新車関連記事で不自然に礼賛するコメントが集中することがあり、「メーカー社員のステマなのでは?」と疑われることもある。
とりわけ評論家気取りの素人が多い自動車界隈だけに民度はやはり劣悪で、特定のメーカーや車種への叩き、欧州車信者による国産車・軽自動車への挑発が常態化している。ただし掲載される記事自体もゴシップや懐古話が多いため、車選びの参考になるような有益な情報を得る場としては相応しくないだろう。
鉄道記事
鉄道関連の記事は会社別では全般的に肯定されやすいが、JR東海だけは問答無用で批判される傾向がある。これは鉄道ファンによる「JR東海は傲慢で、新幹線で儲けた金を還元しない」というイメージがつきまとっており、JR北海道やJR四国の経営難が報じられると「JR東海は儲かっているのだから面倒を見るべき」というコメントをする者までいる。特にこの方が逝去した時は壮大な死体蹴りが繰り広げられ、「地獄へ落ちろ」とコメントする者までいた。
そのJR東海以上に叩かれているのが撮り鉄で、事件を起こすたびに「法律を改正して撮り鉄を刑務所送りにしろ」というコメントが後を絶たない。確かに撮り鉄が問題行動を起こすのは看破できないが、だからといって何を言っていいわけではない。
携帯電話記事
iPhoneを嫌うコメントが多く、初期はガラケー、現在ではAndroidといった対立軸支持する傾向がある。但しiPhone批判のコメントの憶測でしかなく、「自分の周りではiPhoneを使っている者はいない」など根拠のないコメントをする者までいる。iPhoneが嫌われてる理由として「iPhoneはAndroidより高く欲しくても買えないことによる不満」や「iOSの新バージョンの仕様告知がなく、場合によっては改悪になっていることへの不満」が挙げられる。
関連項目
ベストカー:ゴシップ記事はアクセス数を稼ぎやすいため、頻繁に記事が掲載される。