概要
小説家になろうに連載中のWeb小説である『シャングリラ・フロンティア』に登場する架空のゲームタイトルたち。
本編には、話の主軸になる『シャングリラ・フロンティア』以外にも多数のゲームが登場しており、その多くが所謂『クソゲー』の類だが、それらのクソゲーが主人公サンラクを通して本編のストーリーに大きく影響を与えている。
未書籍化作品の作中作であるにも拘らず人気のゲームも多く、中には有志によってボードゲーム化されているものもある。
なお、作中に限った話ではないがクソゲーをプレイすると「クソゲニウム」、神ゲーをプレイすると「カミゲニウム」なる物質を摂取できるとされる。
クソゲニウムを摂取すると、情動の鎮静化による「ストレス耐性の増加」「時間感覚の延長」「諦めが悪くなる」効果が見込めるが、過剰摂取すると「ワンプレイの価値が下がり見切りが早くなる」「死ぬことを前提とした行動に走りやすくなる」「正常に動いているオブジェクトが"バグったらどうなるか"という妄想に浸りやすくなる」「目を疑う光景に仕様よりまず"バグ"が頭を過ぎる」という副作用が発生する。
一方カミゲニウムの摂取は、情動の活性化による「集中力の増加」「作業効率の適化」などの様々な恩恵を得られる一方で、過剰摂取すると「体感時間が加速」したり、「細かい粗に過敏になる」「感情の乱高下」「ストレス耐性が激減する」「なんでもない挙動をバグ、チートと言い張る」等で他人への攻撃性が増す副作用が発生する。
クソゲニウムとカミゲニウムは拮抗阻害物質でありお互いの働きを弱める効力がある。
メイン
シャングリラ・フロンティア
ジャンルは「VRMMORPG」。
本編で主に主人公サンラクがプレイしているゲーム。詳細な設定は親記事を参照。
美麗なグラフィック、リアリティの高い操作性、生身の人間に近い動作をするNPCといったハイスペックさと自由度の高さが売りのゲームであり、生産・戦闘・支援・探索等ゲームとしての楽しみ方は星の数ほど存在しており、作中では『神ゲー』として高い評価を得ている。
なお、アニメ版の冒頭ナレーションで「全世界3000万人~」と紹介されているが、日本国内でしか配信されていない所謂「おま国ゲー」。しかし、全世界で話題になっていて、本作をプレイするために日本に来たがる外国人も多いため、完全な間違いとは言い難い。
……ただし、これは表の顔しか知らないカジュアルプレイヤーの視点であり、裏の顔たる「7つの最強種・ユニークモンスター」が絡んだやり込みになると話はうって変わり、後述のクソゲー達に匹敵しうる理不尽の強要が平然と横行している。
(もっとも、このユニーク達は本来エンドコンテンツであり、始めたばかりでこれらに関わっていくサンラクがおかしいとも言える。それでも難易度がおかしいが)
また、このゲームの制作・運営を担当しているスタッフの中には、後述するハイレベルなクソゲーの開発に関わっている人員も少なくない他、開発トップが自分の拘りで同じトップの一人から「お前のこだわり通したら誰もクリアできない」と言われるほどのバカみたいなバランスにしたり、私怨でゲーム設定の変更やユーザーのアカウント削除を強行しようとする描写があるなど、中々に問題がある(いわゆる吟遊詩人(TRPGスラング用語の方))。
そのため、「たまたま見える範囲が天国(というより巧妙にカモフラージュされている)なだけの地獄」であり、読者の多くからは「クソゲーギリギリなのでは?」と評されている。
クソゲー
フェアリア・クロニクル・オンライン
「『邪神(フェアカス)』がぁ!!お前も邪神と共に沈んどけ!!!』」
ジャンルはRPG。通称『フェアクソ』。
賢すぎるAIの敵に対して馬鹿すぎて使えない所か居ない方がマシな味方キャラ、予測不能のバグ、クソみたいなシナリオ、その他にも無数のクソ要素を詰め合わせて作られた『クソゲー・オブ・クソゲー』。
中でも最たるクソ要素が、このゲームのヒドインにして作中のトラブルほぼ全ての元凶の『妖精姫フェアリア』(CV:潘めぐみ)で、その余りにも壊れたキャラクターからプレイヤー達に「あばずれ」だの「クソ」だのと散々に言われており、“ゲームクリア後の三分間にのみペナルティなしで彼女を好き放題殴れることがプレイしている時のモチベーションであり唯一の報酬”と言われるほど。(なお、「報酬の三分間」以外でフェアリアを攻撃すると、フェアリアの機嫌を直すまでNPCから延々と罵倒されゲーム進行が不可能になる上に、機嫌回復にも多大な労力を強いられる。)
下記の様々なクソゲーをプレイしてきたサンラクをしてクリア後に燃え尽き症候群に陥り、『シャングリラ・フロンティア』に手を出させたこの物語における『始まりのクソゲー』でもある。
また、『シャングリラ・フロンティア』製作陣トップの一人である天地律が開発に関わっており、『妖精姫フェアリア』の外見を『シャングリラ・フロンティア』のとあるキャラに流用している等思い入れがある様子。一方でこの作品が「失敗だった」自覚はちゃんと持っており、後々の糧としている。
ベルセルク・オンライン・パッション
ジャンルは格ゲー。通称『便秘』。
崩壊した街を舞台とした硬派な格ゲー……のはずが、余りのバグの酷さから、プレイヤーキャラクターが人間の形を失い、人体を超越した動きを繰り出すのが日常茶飯事となった。
なお、ダウンロード版のみパッチ修正が入っているので、バグの発生はパッケージ版に限られるが、「ストーリーのラスボスが1秒未満の見切りを要求する即死攻撃を繰り出す」という話もある事から、バグ抜きでもバランスに問題有りなゲームの模様。
だが、サンラクを含む一部の好事家達は本作を「バーリトゥード(何でもあり)ならぬバーグトゥード(バグでもあり)がまかり通る異次元の格ゲー」として愛好しており、バグ技を中心にして技のコマンドを覚えていくのが基本となっている。
代表的なのは、片足の底だけを残し、それ以外の部位と当たり判定をズラし、もう片足を設置させ伸びた足を引き戻す事で遠距離移動が可能になる「ヨーヨー」や、パンチの瞬間腕を引き戻す事で腕が伸び、戻った後は二段ヒット+威力も2倍になる「パイルバンカー」、ラウンド開始時にシビアな判定で特定動作を行う事で分身出来る上、放っておくとAI操作になる「ドッペルゲンガー」等。
そのため、ゲージを使用する技などの「本来の仕様で使える技」はまとめて「通常技(と書いてゲージ技と読む)」と呼ばれる。ちなみに、バグ技の命名権は発見者に与えられているため、「R18触手アタック」のようなヘンテコな名前の技も多々存在する。
なお、“何でもあり”とは言ったが、あくまで“動作に支障がない範囲”の話であり、対戦者のみならず周囲にまでバグを伝播させる事から禁断の技とされている「グラウンドゼロ」のような例外も存在する。
ピーク帯であっても1日のログイン数が100人を超えない程の過疎環境ではあるが、現役勢は今なお新たなバグを見つけてはその研究に励んでおり、そんな熱意に支えられてか、サービス1年を経過しても不思議とサービスが継続されている。
下記の『幕末』と共にサンラクが「このゲームでPVPが鍛えられた」と語っているゲームで、クソゲニウム接種のために定期的にプレイしている。また、バグ技の一つ「居合フィスト」を愛好する余り、他のゲームでも「居合フィスト流」を名乗っている。
サンラクと腐れ縁のプロゲーマー「魚臣慧」が初めて出逢ったゲームでもある。
魚臣慧は格闘ゲームを専門としており、その縁で(クソゲーとは知らずに)このゲームに手を出し、「モドルカッツォ」としてプレイしていた所でサンラクに遭遇。
その時の対戦では15連戦して15連敗し、負けず嫌い故その後特訓してリベンジを挑み20連勝したのが付き合いの始まりとなった。
また、サンラクが墓守のウェザエモン戦に向けたスパーリングでプレイした際に遭遇した新人(クソゲーという評判が広がって以降絶滅危惧種)にして「通常技を重ねて2倍ヒットさせる」新たなバグの発見者の「ドラゴンフライ」とは、『シャングリラ・フロンティア』で秋津茜として再会する事となる。
ユナイトラウンズ
ジャンルはMMORPG。通称『世紀末円卓』。
本来はプレイヤー同士の協力を想定したファンタジー系の王道RPGだったが、アイテムの余りのドロップ率の悪さから他人を襲撃してアイテムを強奪するのが最適解となってしまい、プレイヤー同士の協力どころか自分以外のプレイヤーが実質全て敵になってしまったクソゲー。
そのドロップ率はただの石ころでも拾えるのは30パーセント、チュートリアルに必要なただの薬草でも5パーセントを切るという、最早運営側に悪意しか感じないレベルである。
しかも、この事で当然ユーザーからの講義が殺到したが、運営は「仕様」と切り捨てて意地でも修正しなかった。
サンラクや魚臣慧と腐れ縁のカリスマ外道モデル「天音永遠」が初めて出逢ったゲーム。
当時『鉛筆戦士』のプレイヤーネームで活動していた彼女はリアルでは表に出せない本性を存分にさらけ出してゲーム内を制圧。NPCの王族すら彼女に進んで従いモンスターの釣り餌となる恐怖の『鉛筆朝時代』を築き上げた事で、本来のラスボスの魔王は完全に空気になり、「『超共産主義を掲げる帝国とその女帝の打倒』が目的のゲーム」と揶揄される事となった。
そんな彼女に対し、サンラクと「カッツォタタキ(慧)」がたった二人の反乱軍として暗殺を仕掛け、実質勝利した(その後城もろとも自爆されて相打ちとなったが)のが付き合いの始まりとなった。
なお、この時の自爆で破壊した城を運営が泣く泣く復旧することになり、「運営の完全敗北」として鉛筆戦士を称える声もあるとか。
また、『シャングリラ・フロンティア』で再会後に、永遠が2人に墓守のウェザエモン討伐を持ち掛ける密会の場として使われた。
ラブ・クロック
ジャンルはギャルゲー。通称『ピザ留学』。
恋愛シミュレーションのはずなのに、ストップウォッチを使い話しかけるタイミングなどをコンマ1秒で計りつつプレイするという作業が極まりすぎたゲームプレイが基本となっている。
珍妙な通称は、選択肢やタイミングを間違えると、巡り巡って12人の攻略キャラ全員の好感度が下がり、最終的に全員ピザ修行のためにイタリアに留学してしまうバッドエンドに由来する。
サンラクは「フラグ・好感度管理」と聞いて本作の思い出がフラッシュバックする程度にはトラウマとなった模様。
反面、この経験により瞬間チャート管理や瞬間状況把握、最速最適の割り出しなどのプレイングスキルの向上に繋がっている。
コスモバスター
FPS視点で360度から無限リスポーンで敵が襲いかかってくるクソゲー。サンラクに曰く「戦いは数であることを極めてシンプルに教えてくれる」。
サンラクはリロード速度最速のサブマシンガンと近接武器のナイフで大量のモンスターを相手にしていた。
最適解はサブマシンガン2丁持ちだと言われている。
辻斬・狂想曲:オンライン
ジャンルは対戦アクション。通称『幕末』。
作中作のクソゲーでありながらも、読者から非常に人気のゲーム。
ゲームの内容は至ってシンプルで、プレイヤーからNPCから、兎に角目についたものは何でもかんでも斬れば斬るほどハイスコアになるゲーム。
一応、「維新軍」と「幕府軍」の両陣営に分かれて戦うという名目になっているが、実際には維新軍に入ると銃器が使えるという程度の違いでしかなく、たとえ同陣営だろうが容赦なく叩き斬られるのが基本。
というよりも、仲間だろうが戦友だろうが用なしになったら速攻で後ろから叩き斬らないと生き残れないゲーム。
ゲームにおいては外道ロールプレイを好む天音永遠をして「サイコパスしか生き残れない地獄」と言い切るほどの過酷さである。
このゲームの新規プレイヤーは最初にゲーム中級者たちからリスポンする度に袋叩きに遭い、無限リスポンを味わうというのがこのゲームの洗礼。この洗礼を切り抜けられず「なんだこのクソゲー」と辞めてしまう者はこのゲームの適性が低く、ゲームを行う資格がないと言い切られる修羅の国。(高適性者の反応は「辞める前に今リスキルしてきた奴は絶対に殺す」)
他人を襲う際の合言葉は「天誅!」で、意味は「天がやれって言った」か「こんにちは(死ね)」。
ニコニコでのアニメ配信では「うぽつ」代わりに「天誅!」のコメントが多数投稿される。
スペル・クリエイション・オンライン
ジャンルはMMORPG。通称『スペクリ』もしくは『禁呪』。
詳細は不明ながら、主に魔法の使用に重点を置いたファンタジー系のMMORPG。
レイドボスを倒せば、プレイヤーが好きな魔法を一つ創り出すことができ、その際の魔法の詠唱までもを設定できるというゲーム。
これだけならば、クソゲーの要素は皆無であり、ゲーム難易度の調整ミスやバグも目立つものは無かったことから、ゲームそのものは良ゲーの部類に入ると思われるのだが、モラルの低いプレイヤーに目を付けられたのが運の尽き。
「ナッツクラッカー」という一人のプレイヤーにより、ゲーム中の魔法の殆どがアダルトビデオのタイトルやその内容に乗っ取った詠唱にされ、魔法を発動するときには大声で下ネタを叫ばなくてはならないという運営側がまるで予想していなかった方向に暴走し、酷すぎる下ネタの温床と化したことで新規プレイヤーが激減し、遂にはサービス終了の憂き目に遭うことになった。
ちなみに「ナッツクラッカー」は当時未成年であり、十数回に渡りアカウントを消去されてもしつこく舞い戻ってこのゲームを荒らしに荒らした。
なお、「ナッツクラッカー」はサービス終了間際にサンラクが直接対決で下しており、この時の因縁からサンラク側は蛇蝎の如く嫌っている。一方で、「ナッツクラッカー」の方はサンラクに固執しており、後に『シャングリラ・フロンティア』で「ディープスローター」として再会する事となる。
サバイバル・ガンマン
ジャンルはFPS。通称『鯖癌』。
プレイヤーは絶海の孤島に取り残されながらも銃だけを頼りに怪物化した孤島の生物を狩り、生き残りを目指すシューティングゲーム。
普通にプレイするだけなら武器縛りのある難易度鬼畜のVR版モンハンなのだが、その最大の特徴はユーザーに無断で脳をスキャンし傾向に従ってサーバーを振り分ける機能が搭載されており、「資格あり」と判断された場合、秘匿された裏サーバー(通称:ギリシャ文字サーバー)に送り込まれ、そのサーバー内ではリアリティ追及の名目で、痛覚を100%リアルに再現していること。死の痛みや自分が死ぬ感覚、逆に殺戮の快楽や殺害時の感触もリアルに体験できてしまう。
ギリシャ文字サーバーにはサンラク曰く、「鯖癌経験者とか犯罪者予備軍って呼ばれても否定できない連中」が集まっていた。
いかにも現実でも殺人に手を染め始めそうな人物達に思われるが、今のところこれの経験者がその手の犯罪に手を染めた事はあまりいない。
その理由は「散々殺しまくったし死んだし、今更現実でやってもな」という一周も二周も回った後ろ暗い悟りによるもの。
とある一人のプレイヤーが継続ログインのし過ぎで脱水症状・栄養失調となり病院に担ぎ込まれて暴露するまで裏サーバーの存在は世間に一切露見していなかった。
このゲームの存在が理由で作中では『VRゲーム』というジャンル其の物が一度法律で禁止されかけた。
当時中学生だったサンラク、当時「アトバード」「バイバアル」と名乗っていた「ヤシロバード」と「サバイバアル」もギリシャ文字サーバーの一つで顔役をしていた。
鯖癌を愛好していたプレイヤー達は「セプテントリオンを許すな」という合言葉を深く胸に刻んでいるという。
なお開発したのは天地律の父親である。
スリリングファーム
ジャンルは育成シミュレーションゲーム。通称『危牧』。
農家経営を主体にしたゲームなのだが、ゲーム内時間でおよそ一週間に一度、巨大生物が台風が如く甚大な被害を撒き散らす中で牧場や農場を経営しろと言う内容。
嵐を巻き起こす事で何もかもを問答無用で吹き飛ばす巨大キリン「ゼピュラ・ジラ」、
太陽光を何倍にも増幅し日照りを発生させる巨大象「ウルカヌ・ファント」、
徹底的にプレイヤーを殺しにかかってくるリムジンサイズの凶悪なダックスフンド「レギオ・ダクスハウンド」など、理不尽な災獣が登場する。
核爆弾を作り災獣を撃退することも出来るが使えば当然畑が汚染されてGAME OVER。
こんな環境のためランキング上位陣の動きは最適化され過ぎてTAS染みているとか。
アニマルファイト・オンライン
ジャンルは格ゲー。通称『ゴリライオンライン』。
「プレイヤーが動物となってワイルドな戦いを繰り広げる」と言うコンセプトの格ゲーなのだが、フルダイブで人間の身体を捨てるゲームにも拘らず操作製が劣悪。
数十種類のキャラクターがいるくせに九割九分九厘ライオンの下位互換というバランス調整の悪さが原因で見事クソゲーの称号を得た。
アプデで下方修正を受けてなおライオン一強の座は揺るがず、結果オンラインが猫パンチでハメ技ができるライオンとライオンに対してだけ妙に強いローキックゴリラで溢れ返った。
サンラクは「このゲームで獣の戦い方を会得した」と述懐している。
ユニバース・ストーム
ジャンルはMMO。
「大宇宙で宇宙人と生存競争」がキャッチコピー。
蓋を開けたら味方陣営のNPC、敵エイリアンの内ゲバ。
宇宙怪獣の乱入、地球の意思によって生み出された謎種族による人類への攻撃……と、信じられるのは自分と武器だけというプレイを強要される超乱戦MMO。
最終的にプレイヤーによる核爆弾特攻祭りでそして誰もいなくなった状態になった。
サンラクは宇宙船の操縦士としてロリボイス人外(顔から大量の触手が生えた人型スライムみたいな宇宙怪獣)と共に核を抱えたプレイヤーを敵陣まで輸送し、「アテンションプリーズ」とアナウンスしながら投下するプレイをしていた。
ギャラクシー・トラベラー
ジャンルはシミュレーションゲーム。通称『ギャラトラ』。
宇宙戦艦の艦長となって宇宙船を運営し宇宙を探索するゲーム。
作中の時代では珍しい、基本プレイは無料だが課金で稼ぐタイプのゲーム。
プレイヤーはNPCへの指示出ししかできないため、プレイ時間の大半は行動がNPC任せになる。
このため、物覚えが悪く被害を増やす、異星人を出会い頭に侮辱して戦争の引き金を引く、挙げ句クーデターを起こして強制ゲームオーバーに追い込んでくるなど、阿呆なNPCひたすらにイライラさせられるゲーム。
更にはどれだけやり込んでも一度死ねば課金要素まで含めた全てを失う「デスペナルティ」が課されるのに、航行中に40%の確率で隕石が飛来して避けなければゲームオーバー、60%の確率で敵対的種族に遭遇するので武装が必須等、世界観に忠実すぎてゲームとしてはかなりツラい。
が、サンラクの知り合いが口コミで各地の成功している経営者層にこのタイトルについて広めた所、重課金と言うのも生ぬるい金額をぶちこむヘビーユーザーとして多数参入し、何故か商業的には成功してしまった。
普通にプレイすると最低ランクの戦艦しか買えないが、月何万も課金して中級、云十万で上級の戦艦が買え、それを艦隊規模で所有し、平然と使い捨てる連中が彼等である。
挙句強力な砲撃には一発数万のリアルマネーが吹っ飛び、それを何発も同時にぶっ放す光景を「一回数十万の絶景」と表現するほど。
結果、サンラクの知らない内に無料アップデートされて「デスペナルティ」以外は比較的まともなゲームになっているらしい。
サンラクが久しぶりにプレイした際には、サンラクは無課金勢の一人「ガゼル」として至高のA大船団を率いる愛板(まないた)に雇われ、「パイソン」こと『魔女の教会(ウィッチャーチ)』のクランオーナーであるエリザベスとパーティを組んで活躍した。
オトギニア・ユニオン
ジャンルはアクションRPG。「素材は良いし調理法もそこまで間違ってはいないのだが全部まとめて煮込んだせいで一つ一つが薄味になった」タイプのクソゲー。
アクの強すぎるキャラ、とっ散らかったシナリオ、どう引き伸ばしても5分使えればいい方なキャラがいるなど様々な残念要素でクソゲー化した。
最大の問題点としてメインストーリーの性能そのままなせいでバランス崩壊したマルチ要素であり、日本昔ばなしが海外童話を蹂躙している光景はある意味圧巻。
キャラデザなどの基本的設定は割と上出来なので、設定や登場人物を軽量化してアニメ化したら結構ヒットした。
合言葉は「ゲームは買わなくていい、設定資料集とアニメを見ろ」。
ミナココロ大戦記
ジャンルはアクションRPG。通称『ミナゴロシ大戦記』。
勇者が「君の為なら僕は世界中の人間を殺してみせる」と発言し、シナリオライターが狂ったのか有言実行してしまったクソゲー。
問題はその「君の為なら」という相手が、今まで苦楽を共にした可愛いヒロインではなく、『流し目をするゴリラ』に例えられるモデリングのラスボスである事。
多少操作性が悪いものの可愛いヒロインと絆を育んでいく王道のストーリーだったが、フルスクラッチで自作したプレイヤーの分身が『流し目するゴリラ』にいきなり惚れて、ヒロインを殺害するという最悪のエンディングがプレイヤーたちを阿鼻叫喚に叩き落とした。
風雲プレジ伝
3000本が売れたところで制作会社の社長が予算を持ち逃げしたことで会社が倒産したため、販売本数が少ない幻のクソゲー。
クソゲーではあるが、プレイした人間は「クソゲーだが良かった」と言って滅多に手放さない事から中古品も出回らず、知り合いの伝手で入手したサンラクも同様の評価を下した稀有なタイトル。
荒廃した世界の中で大統領となって世界を救うというゲームであるが、ありとあらゆるゲームの良いとこ取りを目指した為に一言でゲームジャンルを言い表すことはできない。
一言で言えばゲームバランスが狂ってしまった為にクソゲーと言われてしまったゲームであり、ゲーム内演出、ゲームシナリオは完璧な出来という評価の現れが前述の「クソゲーだが良かった」である。
ドッグライフ
飼い主(NPC)に飼育される犬になり、電柱にマーキングすることをチュートリアルで要求される人としての尊厳破壊ゲー。
サンラク曰く、闘犬ルートと警察犬ルートがなかなか楽しいらしい。
DLCで飼われるカブトムシ体験ゲームがあるが、飽き性の小学生ルートが完全に拷問で、いきなり極限脱出ゲーになる。
ハイジャック・バレットスカイ
ジャンルはFPS。
VRシステム開発競争という名のチキンレースに参加した結果、製作会社が無理な舵取りをしたせいで轟沈。交代したCEOがゲーム部門から無理やり撤退したせいでアプデ一回で終わりという「売り切り売り逃げで製作側がクソ対応」なクソゲー。
有志の手によってかろうじてサーバーは残るもバグが修正されないせいで、様々な調整ミスで死んでも数秒は自分の身体を動かせることから、自分を蘇生する事が出来る衛生兵が不死身の存在となり、ゾンビが如く不死と化すことができる。全身炎上しようが細菌兵器が充満する空間で深呼吸しようが至近距離でグレネードが直撃しようが事実上不死身の衛生兵が死なずの泥仕合を繰り広げる無限蠱毒と化した。
神と剣とドラゴンのロンド
ジャンルはアクションRPG。ユーザーからの通称は『カツ丼』。公式が推してる略称は『カミケンドラ』だが、正式名称共々語呂がクソみたいに悪すぎて使われていない。
非常に薄味な王道ストーリーを麺棒で引き延ばしたような虚無ストーリーにもっさりしたMobの挙動、何よりキャラデザが微妙にダサいという、面白かった場所を上げるのが難しい、シンプルに何もかもがつまらないという救いようのないストロングタイプの王道クソゲー。
やたら表舞台に出たがりだったプロデューサーがかなりの問題児で、プロデューサーの知人ばかりを採用したという噂があったり、社長が変わった直後に解任されるや会社が良作を連発したり、別のゲーム会社で新作を出すという噂だったが逮捕されたりと、別方面でゲームの闇を深めている。
ドルチェフェアリー☆スクランブル・アイスクリーム!
ジャンルはアクション。通称『ドブアイス』。
内容は主人公のドルチェの妖精『アイスクリームちゃん』が恋人に会いに行くために野を越え山を越えるというもの。
ただし、アイスクリームちゃんは時間経過で身体が溶けるので、真夏の炎天下を虫みたいな羽の生えたアイスクリームが命がけで駆け抜けるシュールすぎるタイムアタックを強いられる。
問題点は個人制作のインディーズゲームという媒体上、変なところがやたら雑な点。
ゴミみたいなゲームバランスや安っぽい物理演算などがあるがそんなことは些事。
最大の問題はどう聞き直してもおっさんの裏声にしか聞こえないボイスで設定年齢2歳のアイスクリームちゃんが絶叫する点にある。
このゲームをプレイする事で「急ぎながらも急がないこと」「身の保全と身の犠牲を天秤にかけた限界点の見極め」「刻一刻と変わる状況の中で最適なルートを瞬間的に見極める力」を鍛え身に付ける事ができるとはサンラクの談。
デスゲーム・リベリオン・オンライン
軍団経営系シミュレーションゲーム+リアルストラテジーの要素が詰まったインディーズゲーム。通称は『デベリオン』。
ゲーム内でNPCを集めて敵を倒し、ゲームクリアを目指すというのが大まかな流れ。
問題なのは、ダークな世界観に見合うかのごとく罪悪感を感じさせる事に尖らせた演出描写で、とにかくプレイヤーの罪悪感を抉ってくる。
先に紹介したNPCにしても、どんなキャラが集まるのかはプレイヤーのステータスの割り振りによって決まるのだが、分かってるだけでも集まるNPCがカルトな狂信者やらヤンデレな同性愛者やらと問題しかない。
ここまで問題作に仕上がったのはこのゲームのクリエイターが、ゲーム界隈では悪い意味で有名な面を持つクリエイター3人(別名「3キチトリオ」)が結託して作ったから。
イカれたメンバーを紹介するぜ!
- イースターエッグ大好きで関わったゲームに無断で10個は仕込む容量無駄食い常習犯にして、サプライズ好きが高じてチュートリアル前に罠を仕込みたがるクソサプライズ野郎「吉良」
- プレイヤーを怖がらせる、嫌がらせるのが大好き過ぎて「取り敢えずビール」感覚で不快表現、グロゴア描写、果ては蓮コラの様な精神的ブラクラを意図的に仕込みまくるゲス野郎「吉村」
- 人間関係がぶっ壊れる様が大好きでその過程を描写をさせたら右に出る者がいない、週一で誰かの関係が崩壊するところを見ないと気が済まない上、知人の不倫騒動を録画した自作映画があるとお茶の間に発信して凍り付かせた正真正銘のサイコパス「吉祥寺」
誰も彼も「腕は確か」なのだが「関わっている事が知られた段階で(作品の出来の良し悪しを完全に無視して)クソ警報が鳴る」曰く付きの3人である。
ゲームとして確かな個性はあるが、上記の通り描写や演出が悪意に満ち満ちている上、ゲームシステムの説明等で不親切な点が目立つことから、作中で登場したβ版の段階で、武田氏はじめとしたクソゲーをたしなむ界隈でクソゲー審判にかけられている作品である。
ちなみに後者2名はシャンフロ開発と知り合いだが、その悪癖のせいで声が掛からなかった模様。
どこまでも澄んだ赤い涙
上述のサイコパス「吉祥寺」が関わった作品、詳細は不明だが
・タイムスリップして丁寧に丁寧に主人公プレイヤーのアイデンティティを端から端まで千切って潰すシナリオ
・並大抵のことには耐性があるはずのクソゲーマーが『リアルの身体がメンタルに引きずられて吐き気で強制ログアウト食らったのは後にも先にも吉祥寺がシナリオ担当したこのゲームだけ』と語る
等尋常ではない逸話を残している。
「関わっているだけでクソ警報がなる」以上、3名とも多数の作品に参画して悪癖を出しているはずで、恐らく他二人にも代表作と言える作品が存在すると思われるが現状登場したのはこれだけである。
グラビティ・グラフィティ
通称「グラグラ」。
空中からダイブして空に絵を描くゲームで
・絵の完成度
・描き方の芸術度
の二つの芸術点で得点が決まるのだが「より芸術的なグラフィティを描こうとするほどダイブ中のプレイヤーが殺虫スプレーを浴びせられのたうち回る虫にしか見えない」という最悪の絵面が判明。
挙句メーカーはこの批判に対し「猿でも出来る!これが完璧なグラフィティダイブ!」という動画を公開しプレイヤーに中指を突き立てるも肝心の動画の中身は、「どう見ても死ぬほど足をバタバタしながら水面に顔を出そうともがくカナヅチ」にしか見えないハイスコアプレイ画像だったため「だからそれがいやだって言ってんだよ!」と大炎上。
アップデートする度にハイスコアに要求される行動が珍妙化していくので「必死に犬かきしてまでこのゲームやりたくはない」と評価を受け無事爆死。
リリースから半年後、起死回生の一手としてPvP要素が追加されたのだが、よりにもよって妨害要素まで実装した結果「初手にスプレーで相手を目潰ししながら勝つ」が最適解の世紀末ゲーへと変貌し、空中でもがく虫けら二匹が、絵そっちのけ、殺意剥き出しで相手の顔面にスプレーを吹きかけ合う地獄が完成した。
なお、着地も評価点に含まれるため失敗すると顔から地面に激突することになる。
曰く、「高所恐怖症にとってはマジで拷問みたいなゲーム」。
クソゲーではないゲーム
ネフィリム・ホロウ
通称『ネフホロ』。
「ネフィリム」と呼ばれるロボットを操り戦うゲームで、カスタマイズや操作の自由度が高い反面、コックピット式ではなく憑依して操縦する形でおるため操作難度が非常に高く、人体にはないブースターなどの外付けパーツや長さなどが異なる腕や足を自分の体を操る様に操作しなくてはならず「リアルでロボの操縦に適性の有る人間しか操れない」という評価が成されている。サンラク曰く「見てる分には楽しい」。
しかしその難度から多少過疎化してはいるものの根強いファンが入り浸っており、クソゲーというより人を選ぶだけの良ゲーとして知られる。
作中では主にルストとモルドがプレイしており、二人はゲーム内においてコンビでランキング1位を達成している。
サンラクもやり込んでいた時期にはランキングトップ帯に名を連ねており、ルスト達としのぎを削っていた。
また、シャンフロシステムを搭載した続編が製作されることが決定しており、その際の続編のデモプレイのプレイヤーにルストが選ばれた。
ギャラクシア・ヒーローズ・カオス
ジャンルは一応格闘ゲーム。略称『GH:C』。
作中世界のアメコミヒーローを駆使して戦う格ゲーシリーズの第三弾、要はマブカプ。
シャンフロ開発が馬鹿みたいな大金を積まれた事で全力で開発協力しているため、シャンフロで培われたシャンフロシステムを搭載している架空の都市まるまる一つを舞台とする新世代型のゲーム。
実態は格闘ゲームというよりも「ヒーロー/ヴィランなりきりゲーム」であり、ヴィランはヴィランらしく無辜の民を虐げ、警官や軍を蹂躙する事で、ヒーローはヒーローらしく市民を救助したり護ったりする事で必殺技ゲージを溜めたりゲームを優位に進めることができるような絶妙なゲームシステムが構築されている。
ヴィランVSヴィランでは市民が双方から逃げてしまう事でリソースの食い合いになる一方、ヒーローVSヒーローではそもそも市民を害するメリットが無い事でゲームの持ち味が死んでしまう事からNPCヴィランがランダムに二体配置され思い思いに街を破壊する仕様になっており、ラウンド毎にヴィランは再配置される為、何度倒してもリソースが復活し、当然彼らから市民を守ればボーナスがある。
基本一対一で他者の介入する余地の無い通常の格闘ゲームとは違い、周囲のNPCの状況や自身に有利な地形・立ち位置などを意識して戦う必要があり、あまり対戦相手だけに気を取られているとNPCヴィランにクリーンヒットをもらって笑えないダメージを受ける可能性があるなどかなり特殊なゲーム性をしている。
また相手をKOする以外にも超必ゲージを超必発動可能な75%ラインを超過し最大にしたうえでMAPの何処かにポップしている「ケイオースキューブ」に触れ取得することでラウンドを取れる仕様もあるため、実力差はあるのに「いつのまにかゲージを貯められていてキューブを取られて負ける」事故も起きかねない。
作中では魚臣慧の所属する格闘ゲームのプロチームの穴埋め要員として、とあるゲームイベントへ参加したサンラクと天音永遠がプレイすることになった発売前の新作ゲームとして登場。
サンラクは対戦相手として来日した全米格ゲートップチームのエースにして慧のライバル「シルヴィア・ゴールドバーグ」を相手に延長戦にもつれ込む互角の戦いを公開生放送の前で披露したため(変装はしていたが)名前が盛大に売れてしまい、後々それでネットテレビに出演要請が来るなど多大な影響を残している。
その際参加していた永遠のRPがあまりにもヴィランキャラクターのソレと合致し過ぎており「もっと狂気的に笑わないと彼女(クロックファイア、永遠の使用したヴィラン)の狂気は伝わらない」と表現に四苦八苦していた作者本人が「狂気0の満面の笑みのまま、純度1000%の狂気を撒き散らす」というムーヴに影響を受け「漫画で幼女爆破はヤベェよなぁ…でも描きてェなぁ…」と溢す程で、作者以上に彼女の狂気と邪悪さを表現し切っており、相手のプロゲーマーも当初こそ「あくまでも格闘ゲームをやっているスタンス」であり、永遠の前の戦いでは慣れない時間稼ぎのロールプレイに困惑はしても「格闘ゲーム」のスタンスは崩さなかったのに、永遠戦においては「悪辣なヴィランの策によって無辜の民を守れず、指先から命を取りこぼし続けさせられるヒーロー」の様な不快感と無力感を味合わされその怒りに振り回された結果敗北する羽目に陥った
特にえげつないのが「ラウンドを跨いでもmobの位置は初期化されないため徐々にヴィランが不利になるゲームデザイン」「二次被害でも原因がヴィランならボーナスという仕様」を悪用、「mobの避難所である競技ドームに、自身の爆弾で倒壊したビルを直撃させ虐殺、タイミングを合わせて超必連打することでゲージが減った側から満タンになり続ける」というチートかグリッチ(バグの不正利用)を疑われるほどの荒技でプロゲーマー二人を下した場面。
これにより彼女やサンラク達の取った「キャラになり切って戦う」戦法が「ロールプレイキル」というヴィランヒーロー問わずの戦法の定石として全ての基礎扱いされるなど多大な影響が発生。(製品版では流石に建物の配置は見直されたらしい)
そのキャラならやる悪行や善行をやるとボーナス、そのキャラはやらない事をやるとペナルティという仕様自体はあったが、あくまでも戦いの余波で発生するおまけとしか考えられておらず、「漫画であった気がする場面」「漫画で言った気がする台詞」によってロールプレイを行ったり場面を演出するなどで最大限活かした場合、相手に最大活かさせてしまった場合どれだけ手がつけられなくなるのかというこの上ない見本になった。(その果てが「ヴィランの策にヒーローが負ける名絶望シーン」と化すのか「大逆転によってヒーローがヴィランをぶっ飛ばすベストバウト」となるのかはプレイヤーに委ねられる)
更に、サンラクとシルヴィアが同じ作品の宿敵同士のキャラ(ウルヴァリンとマグニートー、バットマンとジョーカーのような感じ)を使っていた事と、戦闘時のRPの完成度からシルヴィアが以前からミーティアスを使っている事から「リアルミーティアス(所謂スーパーマン)」と呼ばれていること、戦闘中シルヴィアの溢した台詞から、サンラクは「リアルカースドプリズン(ミーティアスの宿敵)」と呼ばれるようになり、この対戦の時の二人のRPに大幅に寄せてキャラ変されたカースドプリズンを主人公にしたミーティアスのスピンオフが発表され古参ファンに批判されるも試合中のサンラクの発言を引用して「世界線(ユニバース)が違う」と開き直るなど原典であるアメコミに多大な影響を与えている。
なおサンラクも「相手を拘束してから高所から落下して着地すると本来存在しない落下ダメージが発生する(厳密には衝撃が全て投げの攻撃力に変換される)」という仕様外エフェクトを発見しており、全キャラで使用できる事もあり仕様として定着。素では攻撃技がなく瓦礫で武装するのが前提のカースドプリズンの戦術の一つになる等、対戦環境にも大きな影響を及ぼしている。
発売初期は上記の伝説からミーティアスとカースドプリズンの使用率がダントツだったが、どちらも十全に扱うためには高度なプレイヤースキルを求められる事から同じ様にはいかず、「まあリアルミーティアスやリアルカースドプリズンと同じことできるならニートやってないわな」という結論が出され、殆どは自分が扱いやすいと思う他のキャラに流れた模様。
なおこのゲーム、サーバーにあるAIが搭載されているのだが、「こういう内容のルールを追加したい」と開発スタッフが言うだけでアイデアの叩き台どころかそれ用のステージやモブ、新しい設定や調整をある程度やってくれる凄まじい性能。
GH:Cの開発がシャンフロ開発に「新しいルール作りたいから貸してくれたエンジンの使い方おせーて」と相談したところ「何故こちらに聞くのか?サーバーに聞け」と返答、実際にAIで作成されたのが3人のプレイヤーがそれぞれ三体のキャラを入れ替わり立ち替わり使って戦う1vs1vs1かつ3on3on3の「トライアングル・トリニティ(通称WΔ)」という新ルール、GH:C開発は開いた口が塞がらなかった模様。
なお、「シャンフロよりよっぽど神ゲー」とは言わないお約束。
レクイエム・フォー・アーミーズ
ジャンルはFPS。
フルダイブVR黎明期にリリースされたゲームでありながら今なおFPSの歴史の中で傑作と評される作品。
このゲームにおけるキャンペーンシナリオに於いて幾度となく主人公の前に立ち塞がり、時に肩を並べ、最後は核爆弾と共に深海へと消えた傭兵「ジャック」。常にジャック・オー・ランタンを模したマスク付きのヘルメットを装着しており、そもそも顔のモデルが作られていないなど製作側が徹底的に正体を隠匿したキャラとして知られる人気キャラ
……のカボチャマスク(側面のボタンを押すとピカピカ光る)を上述の『GH:C』プレイ時にサンラクが変装に使用した。
サンラク自身はこのゲームのプレイ経験もなく、特に思い入れなどはなかった(変装用にジャックのコスプレ衣装を用意したのは天音永遠、自身の身バレ防止にコスプレするついでにネタで「ゲーム特典のガスマスクを付けて顔バレを防止している」フリを続けて外すタイミングを見失ったサンラクを揶揄う目的)のだが、上述の通り世界中が注目する大舞台でサンラクが散々に暴れて目立ったため、販売元から記念に一本送られた。
また、カースドプリズンもカボチャカラーで使用していたため「リアルカースドプリズン」をフォローするのならまずカボチャになるという風潮も出来た。
その他
キャバリー・クライシス
ジャンルは格闘ゲーム。通称『キャバクラ』。
キャラクターが馬に騎乗した騎兵というかなり珍しいモチーフのゲーム。
動物愛護の観点から、馬が槍で突こうがビームを打ち込もうが常時無敵モードであることを除けば中々の高評価を得ている良作。
プレイヤーの体力が0になったり、馬から落ちると敗北。格闘ゲームの基本に漏れず、ゲージを貯めることで超必殺技が撃てる。
エイプリルフールにペガサスに乗って空中対戦できるネタアプデを実装したところ、想像以上に反響が大きく、正式に実装された……という話があったりなかったりする。
慧がプレイしていて、全国ランキング3位の腕前とされる。
ブレイヴ・ギャラクシー・ファイター
全世界で評価されたSF格ゲーの金字塔。
この作品の最終ステージと『シャングリラ・フロンティア』のダンジョン「神代の黒鉄遺跡」の雰囲気がよく似ているらしい。
アルカナマジシャン6
通称『アルマジロ』。
フルダイブVRの一世代前のVRゲームの中ではレジェンドなゲーム。
中盤でヒロインが死に、終盤で蘇生するまでのストーリー展開が完璧で、ゲームシステムすら伏線にしていたと語られている。
皇室花園(インペリアルアヴァロン)3
乙女ゲーの超大作の新作。大陸に覇を唱えんとする、異様に男ばかりの皇室に仕える平民上がりのメイドが主人公だと思われる。
関連タグ
クソゲーオブザイヤー KOTY:実在したらここで有力扱いされるであろう作品が多数存在する(ただし、3キチトリオ絡みの様な「質は保証されている」作品や、便秘の様な「仕様は壊滅しているが、想定外とはいえ"クソであること"以外の楽しみ方が発掘され適応した者が多数いる」作品は恐らく取り上げられないだろう)