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あれから8年、剣士たちの新たな物語がはじまる

正義は罪なのか。これは、剣士たちに課された深き罪の物語。

概要

特撮番組『仮面ライダーセイバー』のスピンオフVシネマ作品。

読み方は「しんざいのトリオ」。

監督は本編のサブ監督を務めた上堀内佳寿也が担当、脚本はメイン脚本の福田卓郎が担当した。上堀内と福田のコンビは『ゴーストRE:BIRTH』以来となる。

テレビシリーズから8年後の世界を描く物語。主人公は神山飛羽真/仮面ライダーセイバー新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダの3人となる。

アクションやバトルよりも謎を解いていくミステリー的なストーリー重視であり、扱うテーマも『ヒーローの戦いにより生じた被害者の復讐』という非常にシリアスで重いものである為、特撮的な見せ場は少なめで良くも悪くもヒーローVシネとしては極めて異色な作品となっている。

上映時間もこれまでの仮面ライダーVシネマより少し長めの72分

2022年1月28日に期間限定で上映が行われ、2022年5月11日にBlu-ray/DVDが発売された。

ストーリー

神山飛羽真/仮面ライダーセイバーら剣士たちが世界を救ってから、8年が経った。

飛羽真は親友・間宮や担当編集者・須藤芽依の手を借りながら、剣士たちの戦いに巻き込まれて親を亡くした少年・と暮らしている。一方、翻訳家になった富加宮賢人立花結菜という女性との結婚を控え、充実した日々を送っていた。

だがその頃、奇妙な出来事が起こり始める。聖剣の持ち主が1人、また1人と消えてしまったのだ。事件の謎を究明すべく行動を開始した新堂倫太郎の前に突如現れる、仮面ライダーファルシオンアメイジングセイレーン。変身を解いた篠崎真二郎は、自分こそが倫太郎の父だと名乗る。

登場人物

ゲストキャラクター

少年キャラクター

  • 幼い飛羽真…演:新垣翼
  • 幼い倫太郎…演:宮宇地怜央
  • 幼い賢人…演:福峯壱真
  • 幼い芽依…演:新井笑琳

音楽

Bittersweet

本作の主題歌。

深愛の四重奏(しんあいのカルテット)として、仮面ライダーのレギュラーキャストである川津明日香、内藤秀一郎、山口貴也、青木瞭の4人が担当する。

余談

Vシネマ作品では度々本編の主人公がサブキャラで出ることがあるが、スーパー戦隊の10 years afterなどを例外として珍しく主人公を含めた主要キャラクター3人がメインとなっている

これはコロナ禍の影響で単発の長編劇場版が制作できなかったためと思われる。

元々、上述の長編劇場版が無いことや倫太郎の親について描くこと、「飛羽真が個人の理由で戦った結果、世界を救う」というところに立ち返り、誰かのために飛羽真が何かをする話に賢人の話を織り交ぜた3人の剣士の話であり、かつストレートに登場人物達のその後を描く大きなエピローグということとなった。

上述の作風になったのも、「シリーズ全体で世界が救われたが、本当にみんなを救えたのか」という点に着目した結果とのこと。

当初は10年後という設定で考えられていたが、劇中に登場する陸の年齢など様々な設定をすり合わせ、物語優先で逆算していった結果、8年後ということとなった。

8年後の容姿については、飛羽真に髭を生やす案もあったが、内藤氏が元々髭が生えにくい体質で、髭を伸ばすのが撮影開始までに間に合わなかったため没となり、青木氏や倫太山口氏が髪型を変えていたこともあり、内藤氏も同様に前髪を上げてセンター分けにすることになった。

関連動画

特報

予告

関連タグ

仮面ライダーセイバー 仮面ライダーVシネマ

劇場版名探偵コナン:タイトルがどことなく似ている。

ジャマト・アウェイキング:深罪の三重奏と同じく主人公含む主要キャラが活躍する令和ライダーのVシネマ。

ゼロワン Others深罪の三重奏リバイスForward

外部リンク

公式サイト