注意:この記事には『ヒューマンバグ大学』の動画に関するネタバレが含まれています。
「これで 鶴城史之舞の仕事を切り取れる 今日から俺はCODE-ELのスーパーアサシンだ」
「強すぎてごめんなぁ 昔から器用でさぁ」
CV:畑耕平
概要
『ヒューマンバグ大学』のシリーズの一つである『元殺し屋のメロンパン屋_瓜生龍臣』の登場キャラクター。
現在は解散したアサシンギルド『CODE-EL』に所属していたアサシンで、組織での実力はトップクラスとも言われていた。
しかし、仕事の雑さからターゲット以外の人間を殺害してしまう事が有り、その事を上官に強く叱責されても反抗的な態度で他者の所為にし続けていた。そして同僚の鶴城がその仕事ぶりからトップの銀田栄角の覚えが良いことに嫉妬していたが、あまりの素行の悪さから遂に追放された。その後、裏社会で彼の風貌を知る者が少ない事を利用し、整形手術により彼と瓜二つの風貌へと成り代わり、とあるエージェントと共に暗殺業で豪遊生活を送っていた。
その様な生活を送っていたある時、久遠第一商事の社長である大野からライバルの若手実業家である鷲尾孝徳の暗殺依頼を請け負う。しかし、仕事の雑さから鷲尾邸に鷲尾の息子の孝宏しかいない昼頃に忍び込んでしまうが、エイジはそこにいた孝宏を容赦なく殺害してしまう。その後、鷲尾は愛息子を失ったショックで仕事に身が入らなくなり会社が倒産した為、結果的に大野の目論見が叶ったことでエイジに報酬が入った模様。
その後、鷲尾はエルペタス入りし殺し屋専門のアサシン「イヌワシ」となり孝宏の仇を探すようになる。その後いろいろあって鶴城からイヌワシへ、伊集院茂夫や天羽組御用達の情報屋である伍代千隼を紹介される。そして伍代からイヌワシの家の監視カメラに映っていた人物が鶴城ではなくエイジである事を知らされる事となった。
人物
容姿
オリーブ色のオールバックの髪型であり、目の色はオレンジ色。CODE-EL時代の服装は緑色のジャケットと赤いシャツ、黒いパンツスタイルであった。
後に整形手術により、当時の鶴城に近い容貌と服装になるが、顔面の骨格と声色は元のままである。声色は戒炎の上堂新一に近く、顔面の骨格は若き日の獅子王組の黒澤航太郎に似ているとの声もある。
性格
実力的にはトップクラスのアサシンであるが、仕事が雑である上に、社会性が薄く、自らの失敗を「資料が見づらかった」と資料の担当者の所為にする等、他責思考で上官にも反抗的な態度であった。
その上、度重なる素行不良により組織を追放された後も、鶴城の名を騙って仕事を奪い取ったり、何の罪を犯していない幼子を殺害した挙句、「金になるから」と言う理由でかつて和中蒼一郎をキレさせたナックル・アイと同じく子供の人身売買にも手を出す等、普段冷静な情報屋の伍代をして「中々のゲスだよ」と言わしめる程の外道振りである。
性格は戦闘狂にして誰かと殺し合いをしたがる殺人狂。「華の天羽組」の初期に登場した尾崎隆雄や鎌の坂元を彷彿とさせる台詞を吐き、この二人や山本の兄貴と同じく残虐な気質であり、戦闘中にスイッチが入るとさらに残虐さが増す。
能力
裏社会トップクラスと評されるほどの強さを誇る。CODE-ELにおいても当然トップレベルのアサシンであり、その天賦の才もまた、組織最上位クラスの評価を得ている。
銃、ナイフ、投擲の合わせ技を得意とし、恐らくその一つ一つの技量も極限レベルに研ぎ澄まされていと考えられる。
その他にも並外れたパワーを持ち、2人のプロの殺し屋との対決でも相手の手からナイフを容易く弾き飛ばし、軽い体当たりで激しく吹き飛ばしている上にそのプロ2人を滅多斬り、滅多撃ちにして瞬殺した。
回避能力もかなり高くイヌワシの渾身の一刀を幾度も軽々と回避し、ナイフを跳ね返すという想定外から隙をつかれるが、それすら余裕で致命を避けた挙句にその一瞬で回避しながら肩に投擲ナイフを刺すという芸当を見せた。
洞察力もかなり鋭く、顔色と動きを一見しただけで鶴城の胸が裂けていることを見抜いてしまうほどであり、この点は城ヶ崎賢志や我妻京也をも凌ぎ伊集院すら彷彿とさせる。
このようにただでさえ強力な戦闘力を持つが更に「相手の良さを全て消す」という戦法も得意としておりイヌワシのように1つの分野を追い続けた者に対してかなり相性がいいとされる。
その実力はEL戦争で大暴れし「組織の最高傑作」と称された鶴城をして、「イヌワシではエイジに勝てない」「彼1人じゃきっと殺される」と断言する程である。
そして、戦闘面以外でも絵の才能が有り、整形手術で鶴城に成り代わって豪遊生活を送る為に、彼の顔を三方向から書き写すという一幕も有った。
また作中では「仕事が雑」と言われ、ターゲットではない者を間違えて殺すなど数々の失態を犯しているが、それは本人の軽薄かつ傲慢な性格が故であり、決して暗殺者(ひいては戦闘者)としての技術が不足しているからでは無い。
弱点
詳細は後述するが、顔面への攻撃により留めを刺された。
また、イヌワシの頭突きにより平衡感覚が狂い、これが形勢逆転の要因となったが、無理な整形手術により骨を削った為、頭蓋骨により脳へのインパクトをガードし切れなかった可能性もある。
その事から、他人の褌で相撲を取るような事をしなければ、杜撰な仕事により無関係な人を巻き込む事もなかったし、二重の意味で復讐の鬼となったイヌワシに敗北する事もなかったかも知れない。
活躍
- 2024年5月24日の動画(瓜生龍臣)
伍代から情報を得たイヌワシによりアジトに侵入される。対峙した時、イヌワシの正体が鷲尾であること孝宏の死のショックでイヌワシの会社が倒産したことを知っておりそれを嘲笑う。イヌワシの戦いで必殺の一撃を食らった…かに見えたが致命傷を逃れ、逆にイヌワシの右肩にナイフを食らわせる。そこへ日本刀のバースのアシストを受けアジトを突破した鶴城が現れる。エイジはイヌワシのみならず鶴城も現れたことに逆に喜びを感じますます闘志を滾らせていく。
偽鶴城の最後
- 2024年5月25日の動画(瓜生龍臣)
イヌワシを圧倒するもののチャカと投擲用ナイフなど遠距離用の武器を鶴城に奪われてしまうが、胸の傷が開いた鶴城を蹴り飛ばして彼を戦闘不能に追い込む。それでも近距離戦でイヌワシを苦しめ、彼の左目と両腕を破壊し腹部などに重傷を負わせる。しかし、彼のみ執念の頭突きにより最期はマウントポジションからの頭突きを何発も食らい、頭蓋骨を破壊された。迫り来る死を前に命乞いするが、当然許される事はなく死亡した。なお、組織はバースによって壊滅させられた可能性が高いと思われる。
とはいえイヌワシも鶴城も体は限界を超えており、前者は復讐の達成感を噛み締めながら息を引き取り、後者もバースが居なければ確実に落命していた。
余談
エイジは敗北したとはいえ実力では終始イヌワシを圧倒しており、反対にイヌワシと鶴城を討ち取っていたら裏神かマッド・カルテルと悪魔合体していた可能性があり関東裏社会をさらなる混沌に陥れたかもしれない。
もっともあまりの外道ぶりから伊集院が動き出し、この死に方がまだマシともいえるぐらいの凄惨な死を遂げた可能性もあるだろう。
また1部の視聴者からは「鶴キャッスルSINOBU」と呼ばれている。
関連タグ
吐き気を催す邪悪...文字通りの意味。
斎藤博(偽伊集院)…こちらは伊集院茂夫になりすまして悪事を働いていた小悪党だが鬼畜外道の類ではない。因みに死亡したエイジとは違い斎藤の場合は伊集院によってお仕置きされた後、海外逃亡で現在も生存している。
守若冬史郎…CODE-ELを追われた社会性に欠けた元アサシンという共通点がある。ただし守若が組織を抜けた切っ掛けは「父親を侮辱した同僚を半殺しにした」ことと「当時の上官である袴田秀郎から人生のやり直しを勧められた」ことであり、人間性は真逆に近い。
山田康生…伊集院茂夫による地獄の玉入れ回に登場した外道。CODE-EL出身のアサシン、狙った人物が実業家、暗殺を依頼した人物がライバル会社の社長、善人殺しを厭わず子どもであっても容赦がない、被害者の親族が伊集院と関わりがあった(この回の被害者は伊集院の父の知人でもあった)などの共通点がある。例え殺し屋であっても、依頼があれば断罪する伊集院は、殺し屋全員に取って天敵と言えるかも知れない。仮に鷲尾が「イヌワシ」にならず伍代に接触するのが早ければ、鷲尾が伊集院に殺害を依頼した世界線も存在したかも知れない。
山本の兄貴、尾崎隆雄、鎌の坂元…田頭組及び天羽組にいた構成員で武闘派狂人極道のプロトタイプ。台詞や残虐さなど似ているところもあるがエイジの方がもっとクズである。
園部…文句無しの外道という点で視聴者からは比較されがち。その所業は当該項目参照。