曖昧さ回避
- 『エジプト神話』の女神。本項で解説。
- 『女神転生』シリーズのキャラクター。本項で解説。
- 『百神』のキャラクター。本項で解説。
- 『キャットバスターズ』のキャラクター。本項で解説。
- 『とーとつにエジプト神』のキャラクター。本項で解説。
- 『パズル&ドラゴンズ』のキャラクター。→バステト(パズドラ)
- 『モンスターストライク』のキャラクター。→バステト(モンスト)
- 『エミルクロニクルオンライン』のキャラクター→バステト・ロア
- 『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のスタンド。→バステト女神
- 『神撃のバハムート』の登場キャラクター。後に『グランブルーファンタジー』でも登場がアナウンスされた。→バステト(神撃のバハムート)
概要
しかし別の話では、バステトはラーが生み出した戦女神セクメトから憎しみの感情を取り除いた結果生まれたとも言われており、しばしセクメトと混同されることが多い。
好戦的で荒々しいセクメトとは反対に、母性的で穏やかな性格をしている。
実際に出産や育児、家内安全の守護神として崇拝されていたケースも多く、当時の住居跡であった遺跡からは、バステトの足元に一匹ないし複数匹の子猫が寄り添っている像が見つかっている。
そのことから、同じく出産の守護をするとされる山の女神ハトホルとも混同されることがある。
さらに音楽と歓楽を司る神としての一面もあり、人型の像の多くが「シストルム」と呼ばれるマラカスのように振って音を鳴らす楽器を手にしている。
古代エジプトの猫信仰を代表する女神であり、彼女の瞳はセクメトの逸話に由来して「太陽の瞳」と呼ばれ、ラーが地上を監視するための眼として利用しているとされる。
このことから古代エジプトの人々は、猫の眼には魔除けの力があると信じ、猫は夜の世界で悪霊を監視するバステトの使者であると考えていた。
世界的に猫を神格化したものは(皆無ではないが)少ない中、エジプトではネズミ駆除の目的で飼いはじめたところ、猫の魅力に参ってしまう者が続出して生まれたのではないか、と言われている。
『クトゥルフ神話』
バステトは実は旧神だったという設定で、ギリシャ語の読み方である「バースト」名義で登場。
詳細は「バースト(クトゥルフ神話)」を参照。
昨今のバステト
近年のイラストではエジプト神話の神様でも有数の人気を誇っている様子。
「女性+猫」という鉄板の萌え要素が、二次元クリエイターの好みにクリーンヒットしたらしい。
またケモノ属性も見い出せるので、そちらの方でも人気なのだろう。
壁画などでは黒猫の姿をしているため、褐色肌で描かれることが多い。
『女神転生』シリーズのバステト
初出はFC版『女神転生』で、種族は「聖獣」(真シリーズでは「神獣」)。
『真・女神転生Ⅱ』では「猫頭でヘルメスの杖のようなものを左手で掲げた女神」の姿となり、以後『真・女神転生if...』や『魔神転生Ⅱ』においても同様のグラフィックで登場した。
『真・女神転生 デビルチルドレン』では猫をそのまま擬人化したようなデザイン(上画像)で登場し、pixiv上ではこちらが圧倒的に優勢である。
『百神』のバステト
猫の姿をした神で、豊穣を司っている。
バステトの奏でる音楽は不思議な効果を生み出すという。
『キャットバスターズ』のバステト
「瀑河の猫神様」二つ名を持つ水属性のキャラクター。
ネコたちを見守ってくれてる神様で いつもゴキゲンに歌って踊っている。
『とーとつにエジプト神』のバステト
CV:小林ゆう
PVでは「シストルム」と思われるものを振り回しながら踊っている
猫の姿に違わず極度のマイペースな自由神。
テンションの浮き沈みが非常に激しく、ついさっきまで熱中してたことも急に投げ出してしまうような飽きっぽい性格である。
基本奇声しか発さないが、普通に喋ることも問題なく可能。
よくアヌビスやトト、メジェドと一緒にいる。
MARVELコミック/MCUのバステト(バースト)
ワカンダの王族の守護神である黒豹の神「バースト(Bast)」と同一の存在という設定。
ブラックパンサーはバースト(バステト)神の化身(アバター)としての側面も持つ。
その為、コミック版では(そのような前例は無いが、一応の慣習法として)王族以外の者がブラックパンサーの地位を継承した際には、それまでの信仰(主に出身部族の守護神への信仰)を捨て、バースト(バステト)神への信仰に改宗する必要が有る。