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エンジェルマルガムの編集履歴

2024-07-14 15:20:59 バージョン

エンジェルマルガム

えんじぇるまるがむ

特撮番組『仮面ライダーガッチャード』に登場する怪人・マルガムの1体。

「偉大なるグリオン様……生と死を司る天使である私に相応しい使命をお与え下さい」

「家族の団欒を奪う無礼をお許し下さい。偉大なるグリオン様が与えてくださった慈悲の時間も、儚く終わるのです」(第20話)


CV:勝杏里

スーツアクター:榮男樹


データ

ケミーエンジェリード

身長:246.9cm

体重:100.9kg

特色/力:魂体蘇生力/棒術


概要

仮面ライダーガッチャード第20話から登場。

オカルトケミー「エンジェリード」と〈悪意人形〉が結合して誕生したマルガム


トーガのような白い布を羽織い、左側がひび割れた顔の青い天使の人形が磔刑のような形で金色の素体と左腕に拘束されており、代わりに折れた白い翼が頭部と左腕の役割を果たしている。よく見ると右翼に包まれた頭部には裏側にあるであろう、顔の影が浮き出ている。

尚、視覚は人形の方が担っている模様。


自らを「天使」と称し、創造主であるグリオンのように崇めている等、これまでの個体より忠誠心が高い。

神父を思わせる丁寧な言葉遣いだが、慇懃無礼で相手の苦しむ姿や痛め付ける際には狂喜的な笑い声をあげ、姿と真逆な悪魔の所業に手を染めるのに一切の躊躇をしないドス黒い悪意を秘めている。


能力

薙刀状の武器「フォールンハルバード」による棒術に優れており、接近戦を得意とする他、天使の羽根を無数に発射して攻撃する能力を持つ。


また、取り込んだエンジェリードの能力を利用した魂体蘇生力を持つ。仮初めの命を与えて蘇生させられた者は記憶等を生前の状態で維持しているのが最大の特徴。意のままに操ることこそ出来ないものの、生前に持っていた特殊技能は失われている。


活躍

アトロポスが捕獲したエンジェリードを利用し、グリオンが悪意人形と錬成して誕生。

「生と死」を司る能力に目をつけ、十年前に起こした惨劇の中で興味深い片鱗を見せた少年をふと思い出したグリオンの指示で、黒鋼スパナの両親を一時的に蘇生させた。


スパナが家族の団欒を楽しむ中、それを奪う自身の罪深さを懺悔しながら襲撃。

単身で挑みかかるスパナを圧倒し、絶望を味合わせるべく痛め付けていたが、直前にスパナから送られたメールからグリオンの策略に勘づいた鏡花に頼まれた宝太郎りんねの変身するファイヤーガッチャードマジェードと交戦。


しかし、二人の奮闘空しくグリオンの実験は成功し、過去に消された記憶を思い出し、最愛の肉親を2度も失う悲劇に見舞われたスパナは、悪意に飲まれてウィールマルガムへ変貌してしまう。

暴走する彼の圧倒的な戦闘力で追い詰められるも、神であるグリオンの役に立てたことに喜びを露にしていた。


「はははっ!哀れな罪人(つみびと)よ、懺悔の時間を差し上げましょう」


苦しみ悶える姿を見てそう嘯くと撤退。

その後は悪意に飲まれたスパナを捕えるべく鏡花の実験室を襲撃するも、再びガッチャード達と再戦。

乱入してきたスパナの変異するウィールマルガムの憎しみを更に増幅させるべく、再び彼の両親を蘇生させて揺さぶりをかけ、迂闊に攻撃できないの良いことに一方的にいたぶる。


「もっとその憎しみを大きくしてあげましょう!私は死者を何度でも復活させる事ができます。死の痛みも、苦しみも、何度でもです……!」

宝太郎「お前は天使じゃない……悪魔だ!!」


だが、スパナの姿に心を痛めた二人は錬成した巨大な刺を自らに突き刺すと、元の土塊に戻ってしまう。

死者である彼らが錬金術を使えたこと、蘇生能力が機能しなくなった事実に狼狽したため一時撤退。グリオンに事の報告を伝え、今度はミナトからの提案で、鏡花を殺害しスパナの悪意の心を増幅させようと企てる。


そして、鏡花達がスパナ専用のドライバーを完成させたタイミングで冥黒の三姉妹を引き連れて実験室を襲撃。

ファイヤーガッチャードとマジェードを苦しめるも、自らの復讐心を乗り越えたスパナがヴァルバラドライバーを引っ提げ、仮面ライダーヴァルバラドと交戦することに。(初登場補正込みの)圧倒的な戦闘力に手も足も出ず、羽根の弾幕すらもオロチショベルカスタムカスタムアップによって弾き落とされてから拘束されると、最期には必殺技「ヴァルバラドクラッシュ」を叩きつけられて爆散した。


取り込まれていたエンジェリードも無事に解放され、お礼とばかりに両親の幻影を作り出した。


ザ・フューチャー・デイブレイク

冥黒のデスマスクの一人・ヘルクレイトが変貌する別個体が登場。

現代で仮面ライダーヴァルバラド、仮面ライダーレジェンドと交戦する模様。


余談


  • また、本編においては(グリオンの策略のためとはいえ)徹底的にスパナの尊厳を踏み躙ったエンジェルマルガムであるが、その行為は地味にエンジェリードに対する尊厳破壊にもなっている。
    • エンジェリードの説明文には「迷える者を導くマジの天使!」とあるのだが、エンジェルマルガムの行いはそれとは真逆で、迷えるスパナを導くどころか絶望のどん底に堕としており、エンジェリードにとってもこの上なく不本意な力の使われ方であると言えよう。


  • 前作にも天使をモチーフとした天使ジャマトが登場しており、2年連続同一モチーフの怪人の登場となった。

関連タグ

仮面ライダーガッチャード マルガム

エンジェリード

天使 ネクロマンサー

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