データ
初登場 | ポケットモンスター ダイヤモンド・パール |
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タイプ | くさ |
ぶんるい | 特殊 |
いりょく | 80→90(『X・Y』以降) |
めいちゅう | 100 |
PP | 10 |
直接 | × |
範囲 | 単体 |
備考 | 10%の確率で相手のとくぼうを1段階下げる |
わざマシン | 53 |
英語名 | Energy Ball |
概要
自然から集めた命の力を球状にして発射する。
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場したくさタイプのわざ。『ポケットモンスター ルビー・サファイア』までは技威力不足に悩まされていたくさタイプに与えられたノーリスクで威力も安定した新技で、『ダイヤモンド・パール』で物理技に変更されたリーフブレードの代わりとして登場した。
初登場からわざマシンの常連であり、『ポケットモンスター ソード・シールド』でもわざレコードに採用された。くさタイプはもちろん他のタイプのポケモンも覚えることができる為「ギガドレイン」と並んで汎用性が高い草タイプの特殊攻撃技である。
威力は『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で強化されたギガドレインより僅かに上だが、あちらは与えたダメージの1/2回復の効果が強力すぎるため総括的な性能では劣ってしまう。 おまけに『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』では教え技になり習得がしやすくなったため、くさタイプからの人気はイマイチだった。
更にくさタイプの弱点のいわタイプやじめんタイプには重量級のポケモンが多く、くさむすびの方が火力が出やすい事も少なくない。
とはいえわざマシンで覚えられる事とこれ以上の威力となると一癖ある技ばかりなので少しでも安定したダメージを与えるため草タイプ以外からはサブウェポンとして採用される事はあった。
『ポケットモンスター X・Y』では最初にもらえるポケモンの技の威力を統一させるテコ入れも兼ねてか、多くの特殊技の威力が下方修正された中、威力が90に上昇。これにより密かに技の性能がエスパータイプの主力技であるサイコキネシスと全く同じになりギガドレインとの差別化に成功し、くさタイプがメインウェポンで採用する事も増えた。逆にかえんほうしゃとなみのりの威力は95から90に下がっている。
わざのエフェクトも大幅に変わっており、『ブラック・ホワイト』までのエナジーボールはミドリムシのような光球を放つ技として描かれているが、『X・Y』以降は緑色の小さな光球をぶつける技として描かれている。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではダイマックス状態ではくさむすびは失敗するので更にこの技の採用価値が見いだされた。
ポケモン不思議のダンジョンシリーズでは直線上に攻撃できるわざとして登場。遠距離攻撃ができるため非常に使い勝手が良い。
アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ではサトシのハヤシガメが攻撃とは別の使用法を編み出した事で有名。それは何と、生成したエナジーボールを食べる事で攻撃力とスピードを上げるという物だった。まさに生命の源を凝縮したボール。さすがである。
余談だが、『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ではわざマシン53の入手場所がなんと主人公の家の真横の池を渡ったすぐ先という何とも言えない場所にある。なみのりを覚えたポケモンを取り寄せ次第取りに行けるのはなかなかなものだが…。
また、技の説明文に反して「せいめいポケモン」であるゼルネアスは習得できない。
本編でこの技が登場する前は、ラプラスやニョロゾ、メタモンの技としてポケモンカードゲームに登場していた。