概要
食べ物の歴史は保存食の歴史でもあった。野ざらしにしておけば、生の食材や料理はすぐ腐敗して食べられなくなってしまう。それでは食料の獲得できない季節や天候の時に不便なため、古今東西あらゆる地域で保存に適応した食品、すなわち保存食の開発が進められたのである。
保存食は携帯・運搬に向いているものも多く、軍事や探検、旅行の際にも重用された。
一部は非常食と意味が重複している部分も多い。
通常のパックで密閉されているものもあるが、レトルト式、缶詰式なども多い。
屋外・災害時・戦場においては、そのまま食べられるものは調理の手間がなく、火や煙で発見されるリスクを減らすことができる。(加熱も可能で、温かいほうが風味や消化吸収が良いメリットもある)
熊本城などは建材の一部に食べられる食材を用いており籠城や食糧難に備えた。
そもそもなぜ食品は腐敗するのか?
食品が腐敗するのはカビや微生物により栄養分が分解されすぎてしまうからである。すなわち、こいつらの寄ってくるモトを絶てば食品は腐敗しない。そのための方法としては
などが挙げられる。