概要
ゲーム『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』にて物語の最初に手に入る重要なアイテムで、一万年前に生み出された古代シーカー族の遺産の一つ。
様々な機能を発揮させることができる板状の物品。後述する様々な超能力的機能を発揮するための媒体となる。
その面以外は情報端末としての性質が強く、ハイラルのあちらこちらにある試練の祠や塔、神獣内部のIC端末のような台座にシーカーストーンをかざしたりはめ込む事で起動させる機能があり、本体にも多数の機能をインストールすることが出来る超高性能端末。
また、望遠鏡としての使える画像拡大機能、地図にマーカーをうつ機能、周辺の気温や時間、雑音レベルなどを測定するなどこまごまとした機能も多数ある。
見た目はWiiUゲームパッドやNintendo Switch本体に似ているが、地図機能や写真撮影など、機能は限りなくスマホに近い。
ぶっちゃけると、タブレット端末。
防水・防塵・耐寒・耐熱・耐暑・耐電機能付きで、どんな環境でも決して壊れることはない。
ただしオルディン地方の火山地帯では、さすがに温度計測機能が赤文字の「ERROR」と表記されて正しい気温が測れず、ゲルド砂漠地帯の強烈な砂嵐の中では画面も砂嵐となり、地図がマトモに表示されない。
機能
システム的にはお馴染みの写真撮影機能。
撮影した敵・アイテム・生物をそのままの写真で図鑑に登録できるほか、ポーズをつけながらスマホじみた自撮りも出来る(どうやって自撮り出来るのかは謎である)。
機能ではないがプレイヤーの写真撮影とは別に100年前に撮影された写真が最初から何枚か入っており、これも物語の鍵となる。
撮影した物体や試練の祠などを探知する機能。
反応が大きい方に進めば見つかるが、対象物がプレイヤーの位置より上下にある場合は、歩きながらジャンプした直後か降下した時に反応が大きい角度で大まかに判別可能。
エネルギーを塊として取り出し、遠隔操作で起爆させるバクダン。
転がりやすい丸形とそうでない四角形の二種類が用意されている。
見た目や爆風は青いバクダンではあるが炎属性を持っておらず威力自体は皆無で、強化すると威力が生じるが極めて低いものとなっている。
また、従来のバクダンよりも軽く、容易に風に飛ばされ、水にも浮き水上でも爆発する。
従来の爆弾同様崩れる壁などを破壊する用途のほか、木を伐採したり鉱床を破壊してアイテムを集めるためにも使用できる(アイテムが飛び散ってしまうためやや非効率)。
また、水上で爆破すると魚が浮いてくる他、動物狩りにも用いられる。
ダメージはほぼ無いにせよ敵を吹き飛ばして転ばせ、落馬させたり距離を取ったりするために使用でき戦闘時も役立つ。
有効な敵も一部おり、キースやチュチュなど耐久性皆無の一部敵は倒すことができ、骨で出来たスタル〇〇系の敵も吹き飛ばしてバラバラにできる。
上級者であればビタロックで飛ばす角度の調整の他、最近ではバクダン二種類を組み合わせて高速飛行する小技にも用いられる。
ストーンを磁石代わりにし、金属でさえあればどんなに重かろうと持ち上げて動かし自分の周りの一定距離内で自由に浮遊・移動できるという能力。
金属製の宝箱を海中や溶岩内から引き上げたり地面から引っこ抜いたりするほか、鉄の塊を移動させて道を開けたり、他の物体を押したり、足場として使用するために用いる。
戦闘時は鉄の塊を勢いよく敵に叩きつければ質量兵器として転用することが出来る。
大きな鉄の箱を叩きつけた場合、マスターソードで何十回も斬らなければいけないガーディアンや白銀モリブリンなどが一撃で即死するという、本作最強の攻撃手段の一つとなる。
自分自身が乗っているオブジェクトには使えないのだが、トロッコ2つを組んで、上のトロッコに乗って下のトロッコにマグネキャッチを当てるという方法で自分自身を持ち上げ、空飛ぶ乗り物として飛行できるというテクニックがある。
水がある場所ほぼ全てに氷柱を出現させ、足場や壁として扱える機能。
氷とは言うものの低温属性は持っておらず、時間経過で溶けるということはない。
水面に浮かんでいるモノを持ち上げることも出来る。
滝に対しては真横から氷を出現させるため、時間は掛かるが滝を登ることも可能で、ボタン下操作で自分の足元に照準を合わせて乗り上げたり、海上を移動することも出来る。
作った氷柱は破壊する事も出来、同じ古代技術で生成された氷塊なら砕く事も可能。
物体の時間の動きを止め、その間に殴った物理エネルギー(ダメージ)を蓄積させ、解放時に吹き飛ばす公式チート機能。
止められるものは黄色に光って視覚的に表示される。
石・木・鉄の箱・素材・宝箱などの大半のオブジェクトと一部の仕掛けを停止することができ、強化すれば魔物でさえ動きを止めることが可能。
桃白白よろしく倒した木を殴って運動エネルギーを蓄積させ、それにしがみついたり乗っかって空中を移動することも可能。
基本的に魔物は全て止められるが、対象の個体が強力な魔物であるほど止められる時間が短くなる。例として赤ボコブリンが10秒以上止まるのに対し、白銀ライネルは3秒程度で解除される。
魔物に対しては殴った分のダメージが釘パンチの要領で連続で叩き込まれる。
強制的に隙を作ることができるので、殴って倒すもよし、後ろに回り込むもよしと、一対一の時は特に強力な武器となる。また、その仕様を生かし視界が悪い地域などでも位置と数を把握するレーダーとして使うことも出来る。
厳密にはシーカーストーンの機能ではなく、WiiUおよびNintendo Switch本体の機能だがゲーム内設定により開放可能。
Amiiboを読み込んでアイテムやウルフリンクの召喚などの特典を得られる。
同一のAmiiboは1日1回しか使えない。
追加コンテンツで実装される。項目参照。
ボタンを押すとamiiboと同じ場所指定のエフェクトが発生し、再び押すと任意で呼び出す。
『厄災の黙示録』での扱い
本作ではゼルダが所持。
未来から来たガーディアンによって出力が増幅され、さらに本体を持っていない他のキャラクターもシーカーストーンのアイテムを使用可能になっている。
アイテムの使い方はキャラクターごとに異なっている。
例えばリモコンバクダンを例にすると、リンクは爆弾を4個連続で投げつける、インパは花火のように打ち上げる、ゼルダ(シーカーストーン装備)は脚の生えた巨大な爆弾が小さな爆弾をまき散らしながら歩き回るといった具合にかなり個性豊か。
雑魚戦でも有用だが、本領はウィークポイントゲージを持つボス格キャラクターに対してであり、特定の攻撃をしてくる際にアイコンが浮かび、対応するアイテムで攻撃するとウィークポイントゲージを出現させた状態で長時間怯ませることができる。
また、アイテム使用時の自動行動中(リンクがリモコンバクダンを投げている間など)は無敵状態になるため、避け辛い敵の強力な攻撃を回避するという応用も可能。
- リモコンバクダン
丸形のみ使用。サッカーボールサイズを一個ずつしか使えなかった『ブレスオブザワイルド』とは異なり、複数同時に使ったり巨大なものを使ったりする。ドクロ岩や木の上の拠点に投げ込めばモンスターごと破壊することもできる。
ボス相手では主にガードを固めた相手やエネルギーをチャージしている相手に使用。特定のタイミング以外でもウィークポイントゲージを強制的に少し削ることができるので、ゲージをわずかに削り切れなかったときにダメ押しで使用することもある。
- マグネキャッチ
敵モンスターの金属製の武器を奪って塊状態にしてぶつける。フィールド上に鉄箱があればそれを使用することもできる。しかし、周囲に金属が無いと空振りしてしまう。技の特性上、キャラ毎の個性があまりない。
ボスに対しては投げつけてきた武器をキャッチして投げ返すというカウンター攻撃を行う。
- アイスメーカー
水の無いところでも使用可能になり、水場では周囲のモンスターを凍らせることまでできる。
キャラクターによっては飛び上がってパラセールに移行したり、上に乗って移動することも可能。
ボス相手の場合、主に突進攻撃をしてくる相手の正面に設置して自滅を誘うという使用方法となっている。
- ビタロック
一度に多数のモンスターを停止させられるように。一部のキャラは自身にビタロックをかけて体当たり攻撃を行う。
ボス相手だと主に武器を振り回す回転系攻撃をしてくる相手に使用。止めた後で攻撃する必要がある(一部のキャラは自動で攻撃もしてくれる)。
また、ウィークポイントゲージが出現したタイミングで止めれば、止めている間ゲージが出現しっぱなしになる。
- ウツシエ
ゼルダ(シーカーストーン装備)の必殺技で使用。画面内に収めた敵を撮影すると何故かダメージが入る。どうしてそうなった…
- シーカーセンサー
戦闘中ではなくハイラルマップ上で使用。素材を登録すると、それが手に入るステージや施設を緑の光で示してくれる。
登録は素材アイテム画面とハイラルチャレンジ上で行える。指定できる数はそれぞれ最大10個ずつ。前者は素材1種類ずつしか登録できないが、後者はそのチャレンジで不足している素材全てを一括で登録できる。その代わり序盤は枠数自体が少なく、特定のチャレンジをクリアして枠を増やさなければならない。
また、ハイラルチャレンジで登録している場合、必要量の素材が集まるとそれも知らせてくれる。
関連タグ
シーカーストーン(曖昧さ回避)