だいちのちから

ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する技の一種。

データ

地面から地殻変動などが起こすエネルギーを放出する技。マグマや岩石も混ざっている様に見えるが、別に炎や岩ではない。

初登場は第4世代で、現在もじめんには珍しい特殊技である。

威力・PP・命中いずれも安定した技であり「サイコキネシス」の地面版という認識で良いであろう（タイプが異なる点以外は全て技の性能がサイキネと同じ）

物理一辺倒なかくとうと異なり、複合タイプの関係か割と特殊面でも優れたじめんポケモンは少なくないため、技の採用率はそこそこ。

Pt以降のソフトで教え技となり、『剣盾』においてもわざレコードに収録されており、割と多くのポケモンが習得出来る。

なお、「ピカブイ」では初代ポケモンで特殊型じめんポケモンがほとんどいないと思われるためか残念ながら技自体が採用されていない。タイプ不一致でもサブウェポンとしての需要は高いのであるが。

同タイプで採用されるのは主に特性「ちからずく」を生かしやすいニドキング、とくこうが高いトリトドン・バクーダ・アカツキのガチグマ辺りか。

同タイプ以外であるとタイプ一致技と相性補完が良いフシギバナ・キマワリ、苦手なでんきの弱点を突けるオムスター、ドラゴン技を半減するはがねに有効なサザンドラ、同族対決に必須のヒードラン、特性「ちからずく」とのシナジーが良いダイオウドウなどであろう。

中でもキマワリの「だいちのちから」はちょっとしたエピソードがあったりする。詳しくは当該ページを参照。

何故か第4世代禁止級やヒードランはこの技を自力習得可能。

みんなのトラウマ。攻撃範囲は何と部屋内の敵全員。

威力も高く思考停止で連発するだけでも脅威なため、追加効果のとくぼうダウンも相まって全体攻撃を持たない探検隊を全滅に追い込んだ恐怖の技。

ポケダンプレイヤーからはこの技を有するバクーダやニドクインは要注意ポケモンに挙げられた程。

対抗策としてはこちらも全体技を使ったり特性「ふゆう」「ふしぎなまもり」を持つポケモンで組むといったものがある。

「ポケモン超不思議のダンジョン」ではタイプ相性計算式が変わり「効果がない」であると完全に無効化出来る様になったため、「ふゆう」「ふしぎなまもり」持ちだけでなくひこうポケモンであってもこの技と「じしん」「マグニチュード」に対して無敵となれる。

ただし、フロアが「じゅうりょく」状態であったり、「うちおとす」を受けて着地していると普通に当たってしまう。逆にこちらからこの技を撃つ場合は敵のタイプに注意。

「救助隊DX」でもこの技が導入され、リメイク前はほぼノーマークであったコイツとかコイツに多くの救助隊が屠られたという報告が挙がっている。

勿論味方で使ってもすこぶる強く、特にフライゴンはこの技のお陰でガブリアスを遥かに凌ぐ超一線級ポケモンにのし上がった程。