データ
概要
初代から存在する技。読んで字のごとく、相手に変身する。
自力習得できるのはメタモンとミュウのみ。一応スケッチは可能なのでドーブルも出来る。
変身すると言っても姿だけではない。
なんとHP以外の全ステータス・習得している技・特性(一部の特性は機能しなくなる)・能力ランクまで丸々コピーしてしまう。なかなかの変身精度である。
一方めざめるパワーのタイプはは変身している本人の個体値に依存し、さすがになつき度までコピーはされないため、おんがえし・やつあたりも本人のなつき度に依存する。
テラスタイプも複製はできないため、これも変身者本人依存となる。
基本的に何にでも変身は可能だが、相手の姿がわからなければ変身できない。
そのため、そらをとぶ等で姿を隠している相手やみがわり相手だと変身できなくなる。
加えて既に変身している相手やイリュージョンしている相手にも変身できない。
本物でなければダメなようだ。
また、対象を取る変化技であるためおうごんのからだにも弾かれる。
第8世代限定だが、キョダイマックスにも変身できない。
目の前で確実に姿が変わっているはずなのだが(システム上仕方がないとはいえ)どういう理屈なのであろうか?
注意点として、変身後の技はPPが一律5になってしまう。メタモンにポイントアップを使ってもダメ。
そのため持久戦は苦手。耐久型への変身は基本的に向いていない。
相手の能力ランクもコピーしてしまうので、積み技を多用する相手には有効に働くのだが、やはり「へんしん」するまでに1ターン費やすのが難点。
どちらかというと、「へんしん」しかできないメタモンよりも、変化技等でサポートが可能なミュウに覚えさせた方がバトルでは実用的。
「でんじは」や「じこさいせい」などで有利な状況を作ってから変身すれば全抜きが期待できる。
余談だが高HPのポケモンと相性が良いため、今後ハピナスのように高耐久のポケモンが習得したら大化けしそうな技でもある。
外伝作品において
ポケダンでは、フロアにいる敵ポケモンのどれかに変身できるが、PPは1しかないうえに能力は変わらず技もコピーできない。言葉通り見た目だけである。
そのため、すいへいぎりやしんくうぎりを覚えていないメタモンは通常攻撃やわるあがきを駆使して戦うことになっていた。
敵のメタモンは基本わるあがきしか使ってこないため、それで見分けることが可能。
超不思議のダンジョンではすでに通常攻撃が弱体化されているため原作通りPPが5になり、正面2マス先までのポケモンにへんしんできる効果になった。
ステータス自体はやはりコピーできないものの、わざや移動タイプ、特性などはコピーできるようになりトリッキーながら使いやすいわざとなった。
救助隊DXでは変身相手のPPに関わらず最大になる。
また今作ではダンジョン内でのリーダー変更が可能な為、変身する相手を自由に選べるようになった。
ただ「へんしん」自体のPPが5回と少ない為道具などでのフォローは必須。すごわざ「しぼりだす」を覚えるのがオススメ。
第4世代のへんしんバグについて
DPtの初期ロットでは「へんしんした後にひんしになるとへんしんで得た技を習得してしまう」というとんでもないバグがあった。
そのため、ものまねが使えるポケモン(教え技の為、第3世代までで登場したポケモンであれば殆どが習得可能)は誰でも好き勝手に技を覚えられてしまう。
反動技を大量に搭載したプテラやスキルスワップケッキング、スケッチを覚えさせ第5世代に転送してらいげきを覚えたエレキブル等々、最早なんでもありである。
バトルタワーやバトルトレインも楽勝になるが、当然不正なのでポケモンバンクに弾かれてしまう点は注意。
余談
「へんしんしても、顔だけはメタモンのまま」「へんしんしても、色は紫色のまま」など、様々な設定のメタモンのイラストが確認されている。
稀にミュウが変身したイラストもあるが、本物と見分けが付かない状態のイラストが多い。
第2世代ではこれを覚えたポケモンが違う色のポケモンに使うと、姿や顔こそしっかりコピーできるが体色はそのままになる。
色違いのメタモンの場合だと水色のポケモンになり、ミュウが使うとピンクと青のツートンカラーのポケモンになる。