概要
劇場版名探偵コナン絶海の探偵の本編終了後の予告編で2014年のコナンの映画予告と共に2013年12月にルパン三世VS名探偵コナンのコラボ第2弾かつ劇場版が公開される事が発表された。
名探偵コナンにとっては、第18弾の映画で初のスピンオフ映画であり、
ルパン三世にとっては劇場版第7弾で17年ぶりの映画でもある。
公開日は12月7日に予定。
『ルパン』としては、1996年に上映された第6作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』以来17年ぶりの新作映画であるとともに、2011年に石川五ェ門・峰不二子・銭形警部の各声優陣が一新されてから初の新作映画でもある。一方の『コナン』も、2009年に毛利小五郎の声優が変更されており、両作とともに一部のキャストを一新してから初の共演となる。また、『コナン』の劇場版作品が年に2本公開されるのは初のことである。
2013年6月29日・30日には次世代ワールドホビーフェア‘13 Summerの少年サンデーブースにおいて特報が先行公開された。
2013年8月から特報の劇場公開・テレビ放映、特製クリアファイルの特典付き前売り券の販売、特製うちわやチラシの配布、ルパン三世のコスチュームを身に着けた江戸川コナンの劇場訪問やテレビ出演など、公開に先駆けて早い段階からの積極的な宣伝活動が行われている。また、同月24日から本作の公開記念として、小学館・少年サンデーS10月1日増刊号から前作の阿部ゆたか/丸伝次郎によるコミカライズ版が連載開始され、3号連続の掲載となる。
2013年秋には第2弾特典付き前売り券、セガプライズによるルパンのコスチュームを身に着けたコナンのプレミアムフィギュアの販売が決定している。また、バンプレストによる主要キャラクターのワールドコレクタブルフィギュア、怪盗キッドのコスチュームを身に纏ったルパンのプライズフィギュアの販売も決定された。
2013年9月8日には、京都国際マンガ・アニメフェア2013の日本テレビブースにおいて、『ルパン』担当である中谷敏夫と『コナン』担当の諏訪道彦の両プロデューサーによる本作のトークイベントが行われた。
本作の脚本を担当した前川淳は、文化放送・超!A&G+によるインターネットラジオ番組「諏訪道彦のスワラジ」にゲストとして登場した際、本作の脚本の執筆は1年掛かり、2012年10月に執筆を完了させたことを明かした。
なお、本作では前作に登場しなかった少年探偵団の面々も『ルパン』勢との初共演となる。特報では、灰原哀が峰不二子とともに入浴シーンで登場した。
2013年9月には、ゲスト声優が発表され、本作オリジナルの登場人物であるアラン・スミシー役に『ルパン』世代代表として俳優の内野聖陽、クラウディア役に『コナン』世代代表として女優の夏菜がそれぞれ起用された。
また同日には日本テレビ系列のZIP!とnews every.でゲスト声優のインタビューとともに、20日にはシネマトゥデイにより、予告編が先行公開された。
そして21日にはYouTube・東宝公式チャンネルにて特報第1弾・特報第2弾・予告編が公開され、公式サイトにも特報第2弾・予告編が公開された。なお、こちらの予告編では特典付き前売り券第1弾・第2弾の告知もされている。
2013年10月12日には、特典付き前売り券第2弾である、ルパンからの秘密のメッセージが入った特製ファイル付き前売り券が先着5万人限定で販売される。
さらに同日から『大泥棒vs名探偵!お宝奪還ナゾトキキャンペーン』が開催されることが決定した。詳細は当日、公式サイトにて発表される。
本作の脚本を担当した前川淳は、文化放送・超!A&G+によるインターネットラジオ番組『諏訪道彦のスワラジ』にゲストとして登場した際、本作の脚本の執筆は1年掛かり、2012年10月に執筆を完了させたことを明かした。
公開記念・関連商品
本作の公開記念として、セガプライズによるルパンのコスチュームを身に着けたコナンのプレミアムフィギュアの販売が決定し、バンプレストによる主要キャラクターのワールドコレクタブルフィギュア、怪盗キッドのコスチュームを身に纏ったルパンのプライズフィギュアの販売も決定された。
また、2013年9月24日から小学館・少年サンデーS10月1日増刊号から前作の阿部ゆたか/丸伝次郎によるコミカライズ版が連載開始され、3号連続の掲載となり、11月18日には単行本の販売も決定した。
さらに、前作のDVD・Blu-rayのスペシャルプライス版が2013年11月20日から2014年2月20日までの期間限定で販売される。どちらも本編映像に加え、特典映像が封入される。
ルパン・コナン展
本作を受け、京都・東映太秦映画村で2013年11月30日から2014年2月14日にかけて『ルパン三世・名探偵コナンの世界展』が開催されることが決まった。東映傘下の映画村で、東宝配給である本作が特集されるという異例の企画で、“東映×東宝”という異色のコラボも実現する。
ライバル2社の異例のタッグは、東映のラブコールから始まった。東映では「昔、映画を見るときは“東宝に行く”“東映に行く”という感覚だったが、シネコンの台頭で時代は変わった。映画界を盛り上げるには、もっとメジャー会社が手を結ぶべき」という強い信念から、東宝にコラボを提案。東宝でも「関西の映画の聖地と言うべき東映太秦映画村とのタイアップは光栄。会社の垣根を越え、業界を挙げて映画の魅力を伝えていきたい」と快諾した。
同展では、モンキー・パンチと青山剛昌の複製原画が同時に見られるほか、アニメのセル画や設定資料、台本などの秘蔵品を公開予定。等身大フィギュアや記念撮影スポットの設置など、多彩な企画が用意される。
あらすじ
ある夜、秘宝・チェリーサファイアを頂くという予告状が警察の元に届く。その差出人は、怪盗キッドではなく、なんとルパン三世だった。ICPOの銭形警部は、警視庁の目暮警部らとタッグを組み、ルパン逮捕へと乗り出す。だがルパンの盗みの裏にはアラン・スミシーと名乗る謎の男の姿があり、彼の傍には峰不二子の姿もあった。
時を同じくして、海外の超人気アイドル・エミリオがライブのため来日。テレビ中継を見て、エミリオの来日とその傍らの美人マネージャー・クラウディアに釘付けの少年探偵団たち。そんな3人とは別に、コナンは別の人物に目を見張る。エミリオのボディーガードを担当していたのは、なんと次元大介だった。ルパン一味が何かを企んでいることに気付くコナン。だがその直後、事件が新たな展開を見せるのであった。
登場人物
ルパン三世
名探偵コナン登場人物
キャラクター名 | CV |
---|---|
江戸川コナン | 高山みなみ |
毛利蘭 | 山崎和佳奈 |
毛利小五郎 | 小山力也 |
工藤新一 | 山口勝平 |
灰原哀 | 林原めぐみ |
吉田歩美 | 岩居由希子 |
円谷光彦 | 大谷育江 |
小嶋元太 | 高木渉 |
阿笠博士 | 緒方賢一 |
目暮十三 | 茶風林 |
佐藤美和子 | 湯屋敦子 |
高木渉 | 高木渉 |
中森銀三 | 石塚運昇 |
怪盗キッド | 山口勝平 |
前作からの登場人物
キャラクター名 | CV |
---|---|
キース・ダン・スティンガー | 緑川光 |
本作オリジナルの登場人物
登場する武器・乗り物
2013年10月現在、特報および予告編で確認できたもののみ。前作で活躍の場があまり見受けられなかった、所謂『ルパン』お馴染みの乗り物や武器が本作では数多く登場し、活躍の場を見せる。
乗り物
アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ
イタリアの自動車メーカーであるアルファ・ロメオが生産した2ドア・オープンカー。『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』で初登場。本作でもルパンの愛車となる。特報第1弾ではアルファ・ロメオのエンブレムも確認できる。なお、本作でのボディカラーは白になっている。
ターボエンジン付きスケートボード
太陽電池を使用して走るスケートボード。コナンの協力者である阿笠博士が開発した発明品。ソーラーバッテリーが組み込まれており、昼間に充電をしておけば夜間でも30分程度なら走行が可能。『コナン』原作第9巻FILE.2で初登場。本作ではデザインの変更が見受けられる。
武器
ワルサーP38
ドイツの銃器メーカーであるワルサー社が開発した自動式拳銃。ルパンの愛用拳銃。特報第1弾でルパンがコナンへ銃口を向けるシーンが登場した。
S&W M19 コンバット・マグナム
アメリカの銃器メーカーであるスミス&ウェッソン社が開発した回転式拳銃。通称「コンバットマグナム」。次元の愛用拳銃。予告編で使用されるシーンが確認できる。特報第1弾ではコナンがこの銃をルパンへ向けるシーンが登場した。
FN ブローニングM1910
アメリカの銃器設計家であるジョン・ブローニングが設計し、ベルギーのファブリックナショナル社が製造した自動式拳銃。不二子の愛用拳銃。予告編でアラン・スミシーに銃口を向けるシーンが確認できる。
UZI(サブマシンガン)
イスラエルのイスラエル・ミリタリー・インダストリーズ社が開発・製造した短機関銃。『ルパン三世 カリオストロの城』などに登場。予告編で不二子が使用するシーンが確認できる。