概要
1999年12月10日放送。
このカードを身につけ、1回いいことをしたり、他人に親切にすると1点ポイントが貯まる。ただし、他人から親切にされると貯めたポイントから減点されてしまう。1日で5ポイント貯まると店などでポイントを欲しい物と交換することができる。このとき、ポイントを困っている人のために使うと、再び5ポイント貯まり、今度は自分のために使うことができる。
ストーリー
公園で放置されているゴミを見たのび太は、ゴミ袋にそれを集め出したが、手を洗いにその場を離れた間に、拾い忘れていた空き缶をスネ夫が袋の中に入れたため、それを見たしずかはスネ夫がゴミ拾いをしているのだと思い込み、結果的に彼が褒められることになってしまった。
その夜のび太はこのことや、この前電車でお婆さんに席を譲ってあげたこと、迷子で泣いている子を交番まで連れていってあげたのに、スネ夫だけ褒められて自分だけ損しているみたいとドラえもんに話した。これにドラえもんは、そんなことはなく、見ている人は見ていて現に自分は見ているから褒めてあげると言ったが、のび太は納得いかなかったため、ご褒美にとドラえもんは「いいことポイントカード」を取り出した。
さっそく翌日、のび太はパパの靴磨きをしたことで1ポイントゲットしたが、登校中に落としたこのカードを女性に拾ってもらったことで結局0になってしまった。しかし学校で下駄箱の整理や、しずかに代わって黒板を消してあげたり、ジャイアンの肩を揉んであげたり、スネ夫がこぼした墨汁を拭いてあげたりしてポイントをため続けた。
その後、忘れた国語の教科書を出木杉に見せてもらったことと、運んでいた給食の皿をしずかに片付けてもらったことで合わせて2ポイント減ってしまったが、この時のび太はドラえもんから言われた「君だって人からいいことされたり、親切にされてるはずだよ」という言葉を思い出し、皆助けたり助けられたりしていることを実感。
そして学校の終わりに、今日病気で休んでいる木村くんの家にプリントを届けに行ったことで、後2つまでポイントを貯めることができた。更に公園でお婆さんの忘れ物を届けたことと、剝がれていた張り紙を画鋲で止めなおしたことで、とうとう5ポイントを達成することができた。
このことをドラえもんに報告したのび太は、さっそくプラモデルを買いに行ったが、その店の前で泣いている男の子を見つけ訳を聞いてみると、一生懸命貯めたお金を落としてしまい、買おうと思っていたヨーヨーが買えなくなってしまったという。更に来る途中の道を探したけれど見つからなかったというので、のび太は貯めたポイントでヨーヨーを買ってあげ、プレゼントすると男の子はのび太にお礼を言い大喜びで帰って行った。
帰宅後これを聞いたドラえもんは驚いたが、当ののび太はとてもいい気持ちで、更にこのことで一気にポイントが5も貯まったので、またプラモデルを買えるようなり、「なんだか2倍得したみたい!」と大喜びだった。
余談
のび太がヨーヨーを買ってあげた男の子の声を担当したのは、現在ドラえもんの担当声優である水田わさびであるため、中の人的には旧のび太が新ドラえもんを助けるという展開が出来上がっている。
関連タグ
ドラえもん ひみつ道具 ドラえもんのエピソード一覧 大山版ドラえもん
アセッカキン、アンラッキーポイントカード:これらも一定の条件を満たせば、願い事が叶うというもの。