※本記事に出てくる人物は、諸般の事情とプライバシー等の為、全て仮名で表記されています。
いや、概要だろ
ペルソナ5(同ロイヤル)ではコープのある女性キャラと恋人関係になれるのだが、過去作と同様既に誰かが彼女になった状態でも新たに他の女性キャラと恋人関係になれる上、今作でも特定の手順を踏むことでシリーズ恒例の修羅場イベントが発生する。
バレンタインイベント後の2月15日にて、9股(10股)をしている屋根ゴミが店の手伝いをしていると、なん股をかけられていたことに気付いた彼女達が店に押しかけ、憤慨しながら屋根ゴミを取り囲む。
その光景を目撃したパンケーキは、絶体絶命の屋根ゴミに向かってゲスっぽい表情をしながらこう言ったのであった。
いや、ダメだろ。彼女がいて、他の女性と付き合うなんて…。
いや、コラだろ
という感じの画像がネットでは出回っているが、実はこのセリフ自体はゲーム内に存在するものの、パンケーキ当人は1度も言った事はない。そもそも当人はこの場面には登場しておらず、これはプレイヤーによって合成されたコラ画像である。
該当のセリフを言ったのは、DVDを屋根ゴミと一緒に視聴しているしゃべる猫である(DVDプレイヤー入手後にレンタルDVD屋で「バブリーヒル高校白書」をレンタルして2度目を視聴するとその感想を言ってくる)。
13分35秒に登場。
いや、ダメだろ。ネコ科でも分かるモラルを守れないヒト科って…。
いや、余談だろ
コラ画像としては修羅場イベントに猫のセリフとパンケーキの表情差分を組み合わせただけのシンプルなもの…なのだが、
- 上記の通り原作のこの場面にパンケーキは登場しない上、そもそもネタバレ的な理由で来ようにも来られない筈なのだが何故か普通にいる。何しに来たんだ。
- さんざん悪事に手を染めたパンケーキが放つぐうの音も出ないド正論。人のことをどうこう言えるほどパンケーキも立派な人間ではないが、屋根ゴミのやってることがやってることなのでおまいうと言う気にもならない。
- 凄い形相に反して感嘆符のない落ち着いた語調。言い回しも違和感がない
- というか歪んだ顔が屋根ゴミに対する義憤の表情に見える
等と非常にツッコミどころが多い。女性陣が怒り狂い、猫とマスターがツッコミを放棄する修羅場の中で一人だけ冷静かつ的確にコメントしている点にも注目。
またパンケーキの屋根ゴミに対する感情に鑑みた場合でも、好敵手が救いようのないヤリ〇ンだったという失望、また女性の気持ちを踏みにじる行為がとある人物を彷彿としている怒り、あるいはそんな奴に本編で出し抜かれた屈辱といったパンケーキならではの感情を読み取れることから、実際には言ってないけど言ってても不思議じゃないという謎の説得力を生み出している。
シュールながら妙にしっくりくる秀逸なコラだったためにネットで受け、屋根ゴミが浮気プレイをかます度にこのセリフでコメントするのが恒例になったとともに、ガチクズ屋根ゴミにツッコミを入れる常識人パンケーキという構図が広く浸透したのであった。主人公どっちだっけ?