概要
1985年11月21日に発売されたアクションゲームで、開発はマイクロニクス、販売元はポニー(現ポニーキャニオン)。
ポニーキャニオン初のゲームソフトであり、タイトルは当時流行っていたアイドルグループ「おニャン子クラブ」のパロディ。
児童向けゲームというだけあってパッケージやキャラクターデザインは可愛らしく、ほのぼのとした雰囲気を感じさせる。
プレイヤーは母猫の「ミルキー」を操作し、家出した子猫の「マイケル」を探して家に連れ戻す、というシンプルなゲーム。
道中には犬や、蛇、魚屋のおじさん、自動車といった敵が徘徊しており、それらに当たることでミスとなる。
また、あちこちにマンホールがあり、蓋を閉じることで犬と蛇を封じ込めることはできるが、おじさんと自動車には通用しない。
魚を入手するとこちらの移動速度が上がり、一部の敵を気絶させることができるようになる。
ステージが進む毎に敵の移動速度が上がってゆき一筋縄ではいかない難易度となっている。
登場キャラクター
- ミルキー
プレイヤー。ピンクの服を着た母猫で、家出した子猫を連れ戻すため凶悪な敵が蔓延る町へ繰り出す。
マンホールの穴程度ならジャンプで越えることができ、また猫のくせに賢くマンホールの蓋を開閉することもできる。
- マイケル
救出対象の子猫。マイケルを抱えているとミルキーの移動速度が低下し、敵に捕まりやすくなってしまう。
- いじわるドッグ
ツナギを着た犬。ツナギの色によって挙動が異なり、紫色のツナギの方は頭が良いのかマンホールを見ても回避することがある。
- 蛇
マンホールの中から出てくる敵。
- 魚屋のおじさん
お魚くわえたドラ猫を追いかける敵。ミルキーが魚を盗ることで出現する。
人間なので当然ながらマンホールにそのまま落ちることはなく、また自動車にも轢かれない。
- 自動車
車道を走っている敵。触れると当然ながら即死。あまり想像したくない光景である。
なぜかミルキー以外は触れても平気である(マイケルもなぜか死なない)。
問題点
実際のところ、単調すぎる内容や苛烈すぎる敵の襲撃、そして冗談抜きで頭がおかしくなりそうな不快BGMなどが原因でクソゲー扱いされてしまっている。
特にBGMについては悪名高く、ムソルグスキーの「卵の殻をつけた雛の踊り」というクラシック曲のアレンジなのだが、何をどう間違ったのかひどく音程が外れた怪音波となってしまった。
ステージによって曲が変わることもなく延々と聴かされるため、プレイすることがあれば健康面に要注意。
一応、タイムオーバーになると別の曲が流れる(そちらはまだましな曲)になるのが救いか。