概要
藤子・F・不二雄大全集第4巻に収録。
これを肩につけると、人にされたことの3倍のお返しを相手にすることができる。殴られた相手へのお返しはもちろんだが、お金を受け取ったお返しも3倍にしなくてはいけないので注意が必要。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1990年8月10日放送。
- 冒頭にはスネ夫もジャイアンと一緒にいて、のび太をバカにしており、のび太はジャイアンに反抗することなく家に帰えっている。そして空元気を装ってドラえもんに話しかけるが、「何かイイことあったの?」と聞かれ、本当はいじめられたことを話し、ちっとも悔しくないとまたもカラ元気を装うが、今度は途中で悔しさがこみ上げ泣き出してしまい、ドラえもんに泣き付いた。
- ドラえもんは道具の効果を見せるために、読んでいた本でのび太の頭を軽く殴っている。
- のび太はママが廊下をモップがけしていたことで、モップにつまづき転んだ。そしてドラえもんは急いでママを台所の押し入れにかくしたが、ママにどういうことなのか問い詰められ、言わない場合はおやつ抜きとまで言われている。
- このためドラえもんはのび太と一緒に外出しておらず、その後、お返しハンドが幼児を殴りそうになったところにタケコプターで駆けつけた。
- 先ほどの幼児はスネ夫のいとこという設定になっており、のび太にいじめられたと聞いてスネ夫が仕返しだとやって来たため、のび太は絶好のチャンスとわざとスネ夫に殴られ、お返しハンドでスネ夫をボコボコにした。
- しかしそこに先生がやってきて、のび太とドラえもんは訳を話そうとするが聞き入れてもらえず、罰としてもう二度とこんなことができないよう明日から徹底的に宿題を出すと言われてしまった。
- しずかと別れた後、のび太は無理やりお返しハンドを外そうとしたため、これに殴り返されてしまった。だが、そこに引ったくりがのび太に当たって来たので、お返しハンドがこの引ったくりをボコボコにしたが、そこへバッグをひったくられた女性と警察官がやってきて、のび太は警察官からお手柄だと頭を撫でられるが、お返しハンドが警察官の頭も撫で始めたので「何をするんだ!」と怒られてしまった。一方女性からは、お礼に取られたお金の一割の1万円をのび太たちに差し出したので、のび太は「3倍返せないよ~!」と逃げ出した。
- これらの下りにより、皆がのび太にお金を3倍にしてくれと迫りくる場面は描かれていない。