概要
双葉社の『漫画アクション』に1986年から89年まで連載されていた、相原コージによる漫画作品。正式タイトルは「動物生態図鑑 かってにシロクマ」。
とことんバカなアルビノヒグマのシロとその家族の暮らしを描いたギャグマンガだが、自然をテーマにしただけあって深く胸に突き刺さるエピソードも多い。
登場動物
- シロ:この物語の主人公。いつも「ピャー」としかしゃべらないバカでノロマな熊。真っ白い身体だがホッキョクグマではなくエゾヒグマ。危機に陥ると木や石に擬態する癖がある。
- 大ちゃん:シロの双子の弟。こちらは普通の色をしている。シロに比べて出来がいい分、よく貧乏くじを引かされている。
- シロの母ちゃん:シロと大ちゃんの母熊。やっぱり普通の色。シロたちを置いていなくなった父ちゃんに不満を抱いているものの、心の底から父ちゃんを愛している。
- うり坊:イノシシの子供。落雷を受けて感電死した母猪をシロ一家に喰われたことからシロの母ちゃんが引き取って育てることになった。シロと同レベルのおバカ。冬の間は一匹だけ冬眠できずひもじい思いをしている。
- シロの父ちゃん:シロと大ちゃんの父熊。勿論普通の色。小さい頃に親を亡くし、一匹で暮らしてきたことから放浪癖がある。スケベでずる賢い。
- ちょしちゃん:ヤマネのメス。シロの初恋の相手だが、言葉は全く通じてない。
- ももちゃん:モモンガのメス。ちょしちゃんの友達でクマ語が話せる。ものしりでおしゃべり。
ゲーム
1989年にはFC専用ADVとして『かってにシロクマ もりをすくえのまき』が発売された。
コマンドが全部上から目線の命令形で、「うんこしろ」なる謎のコマンドまであるバカゲーであった。
余談
同原作者の漫画『真・異種格闘大戦』にてシロ、大ちゃん、うり坊達が意外な形で登場する?