くねくね(洒落怖)
くねくね
「くねくね」と呼ばれる真っ白な人影を目撃すると発狂するという都市伝説。
現代怪談としてはメジャーな部類に入り、もはや妖怪の一種と言っても過言ではない。
話にはいくつかのパターンがあるが、共通の特徴は、
- 夏、田んぼや川の近くに出現する
- およそ生物とは思えない動きをする
- 白い、または黒い靄(モヤ)のような姿
- 視界に入る程度なら問題ないが、それが何であるかを理解すると精神に異常をきたす(最悪の場合、死に至る)
- 地元の住民には「知ってはいけないもの」としてタブー視されている
等が挙げられる。
ちなみにこの都市伝説は怪談投稿サイトを発祥とし、それが2chに転載されたことで広まったことが確認されている。つまり、都市伝説としては非常に新しいもの(あるいは完全な創作)であることが確定しているのが特徴と言える。
仮に元ネタが存在するとすれば、漫画『妖怪ハンター』のエピソード「ヒトニグサ」ではないかと噂されている。特にエピソード冒頭の「森の奥から不気味な仕草を見せる白い人影、目撃談を聞いた村人が恐れた様子で口を濁す」流れは上記の都市伝説と酷似しており、知らない人が読めば「くねくね」のコミカライズと勘違いしてもおかしくない(ただし、エピソード後半の設定・展開は大きく異なるため、無関係だとする意見も多い)。
くねくねを題材とした作品
洒落怖などのネットロアを題材としたフリーゲーム。
チャプター2の敵キャラクターとして、くねくねが登場する。
都市伝説を題材としたホラーショートアニメ。
くねくねを基にしたと思われる「疼憑き」というエピソードが存在する。
都市伝説やネットロアを題材とするSF小説、およびそのアニメ版。
第一話において、主人公の紙越空魚が初めて遭遇した怪異として、くねくねが登場する。
2010年に公開された「くねくね」をモチーフにした映画。ただし、くねくねの正体が「とよこ」という超能力を持つ少女の怨霊、憑り殺された人間はとよこの呪いによって動く死体となり生きた人間を襲うなど、元の設定からはかなりかけ離れた内容となっている。
DLC番外編において、人間たちが発狂していくエピソードが存在する。舞台や人間側の症状等に共通点があり、くねくねが元ネタのひとつである可能性がある。