概要は⁉迎撃用の概要はないのか⁉
『勇気爆発バーンブレイバーン』の主人公イサミ・アオの本作のOP「ババーンと推参!バーンブレイバーン」に対するセリフである。
時は、ハワイでの日米合同演習。緊張感とお祭り気分の同居したような雰囲気はしかし、宇宙から突如襲来したゾルダートテラーによって粉砕される。
未知の攻撃の前になすすべなく全滅に瀕する日米両軍。ティタノストライドを撃破されもはやこれまでのイサミの前に、突如現れたブレイバーン。
何故かイサミの名前を知っており、妙に言動の距離感が近いそのロボットが「私の中に、早く乗るんだ!」と促されるままにコックピットに乗り込む。
そして永年にわたり受け継がれてきたロボットアニメの様式美として、昭和の香り漂う激しいテーマソングが挿入される。
「バーンバンバンバーン!
バァーンバンバンバン バーン!ブレイバァーーーン!!」
当初はあまりの非現実的状況(とキモさのダブルパンチ)にパニック状態だったイサミだが、徐々に(状況はともかく、今、何ができるのかについては)理解が追いついてきたのか迎撃用の装備を要求し、積極的に応戦していくようになった。
そして(状況の理解を放棄した結果)少し余裕が出てきたイサミがようやく放った強烈なツッコミが「さっきからなんなんだこの歌はぁあ!!!」であった。
超展開の連続に混乱が深まるばかりであった視聴者が、このシーンばかりは「本当に流れてたんかい!」と一緒にツッコミながら爆笑させられることになる。
さっきから何なんだこの余談は⁉
大変インパクトあるセリフだが、実は声優のアドリブだったと明かされている。
イサミ役の鈴木氏が公式ラジオでこの時の裏話を話しており、元々は普通に「なんなんだ!これは」だったが、スタッフからブレイバーンから流れている曲はコックピットの中にも聞こえているという設定を聞き、流れ出すタイミングでこのアドリブを入れたと話している。
これを知ったルイス・スミス役の阿座上洋平氏とブレイバーン役の鈴村健一氏もこれにはビックリしており、現場では大爆笑が起きたらしい。
上記の経緯からもわかる通り、台詞はアドリブだが歌が流れているという設定自体は最初から存在している。これは実際の音響演出にも反映されており、前後のシーンで耳をすませてみると、コックピット内のシーンでは低質なスピーカーから出力しているかのようなくぐもった音質に変更されている。
NHKラジオ番組アニメ・ステラーの特集にて、このツッコミの影響で大張正己監督は2話以降のプランを変更し、以降は歌なしのオフボーカルverを流したことを明かしている。
(もしこのツッコミがなかったら、ずっと挿入歌として流れていたかもしれない)
2024年3月22日にてスーパーロボット大戦DDに当作品の期間限定で参戦決定したのだが、下記動画の流れが完全新規で再現され台詞も新規収録。ブレイバーンが戦うシーンでこの曲がほぼ毎回流れるという破格の優遇を受けている。
ちなみに本作でもしっかりコックピット内の設定は受け継がれており、イサミに「またこの歌が流れるのか!?」とツッコまれていた。
さあ一緒に観るぞ!関連動画を‼
関連タグも、よろしく頼む、イサミ。
メタ発言:一見これに見えるが、上述通り作中で歌が流れているので違う。
歌は気にするな:返答。
マクロス︰登場キャラが歌う作品繋がり。
熱気バサラ:戦闘中に敵味方問わず歌を聞かせる熱い男。
俺の歌を聴けー!!!!!︰バサラが劇中にて発する名ゼリフ。
戦姫絶唱シンフォギア:登場キャラが戦闘中に歌う作品繋がり。
急に歌うよ:上記のシンフォギアOPの空耳…だが作中で本当に歌っている。
ダイナゼノン︰同じように主題歌のインパーフェクトが流れていた疑惑のあるロボット(詳細は向こうの記事にて)
ロコムジカ:同時期放送されたアニメ『魔法少女にあこがれて』で同じく戦闘中に突然歌い出した人物。なおある条件を満たさないと絶妙に音程がずれる為ブレイバーンよりも音痴
エルザム・V・ブランシュタイン:スパロボにおいて、ラスボス戦であろうとBGMが優先されるという特性(元々はバグだったが、後に仕様化)を持つ。それが、スーパーロボット大戦DDでは…。
なぜ文字が出る?:『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』におけるピッコロのセリフ。演出ではなく視覚的に文字が出る。