概要
BanG_Dream!に登場する椎名立希と千早愛音のカップリング。「あのたき」とも。
共にMyGO!!!!!のメンバーで、立希はドラム、愛音はギターを担当。
両者とも同バンドのボーカルである高松燈の親友である。燈との関係について述べると、立希に関しては現在は解散状態にあるバンドCRYCHIC以来の親交があり、一方、愛音に関しては羽丘女子学園のクラスメイトとして友人関係にある(立希は花咲川女子学園所属)。しかし、初期の立希と愛音の仲は燈の共通の友人としては思えないほど、いがみ合ったところからのスタートであった。
アニメ『BanG_Dream!_It's_MyGO!!!!!』
初対面時では愛音に絡まれている燈をライブハウス入り口前で見かけた立希が、2人の間に入り愛音を睨みつけた。燈は逃げてしまい、愛音は代わりに捕まえた立希に「燈をバンドに勧誘していた」事情を話す。だが、「以前のバンド解散の件で心を痛めていた燈」を知っていた立希は、一方的に「最悪」と愛音に言い捨てて去ってしまい、そんな過去の事情を知る由もない愛音は、高圧的で理不尽な立希の応対に憤慨するしかなかった。このようにお互いの最初の印象はお世辞にもいいものとは言えなかった。
バンド結成当初では、立希の名前の漢字を聞いた愛音が、「立つに希望」という漢字から立希に「りっきー」というあだ名をつけるが、直後「うっきーみたい」と余計な一言を言い、立希の怒りを買った(ただ、これ以降もりっきー呼びに対しては「その呼び方をするな」的な否定は一回もしていない)。
バンド練習においては愛音のみがほぼ初心者からのスタートであったため、完璧主義者で作曲担当の立希が練習に後ろ向きな愛音に厳しく当たったり、またその一方で、作曲に行き詰まった立希が自身の姉や以前のバンドで中心的存在であった豊川祥子と比べてしまい、自身の不甲斐なさに塞ぎ込んでしまうなど、やはりお互いにぶつかる場面が多かった。そんな不和の中心にいる両者ではあったが、燈からもらった絆創膏や花咲川女子学園での追いかけっこ等を経て、徐々に仲違いを解消していった。
第7話では初のライブに臨み、1曲目の碧天伴走の冒頭を過度の緊張で何度も失敗した愛音を立希がなだめたり、2曲目の春日影のライブでは大盛りあがりを見せ、愛音と立希は昔からの仲間のようにその大成功を喜びあった。だが……
第9話では、立希はバンドを離脱した長崎そよのもとに単独で話をつけに行く。その中でそよが愛音に対して「使えるから優しくしたけど愛音は要らない」と言い放ち、あまりにも心がない発言に立希が逆上し、そよを見限った。
第10話では燈の詩超絆のライブに駆けつけた愛音を見るや立希は笑みを浮かべ、「準備できてんの?」「あーはいはい」と軽く煽りあうなど、徐々に距離が縮まっている。
さらにライブ後の第11話では、立希は愛音に「逆境の中練習を続けたのは偉い」と遠回しに褒め、愛音は立希に「そっちは謝るの下手すぎ」と笑い、完全に認めあったようだ。
ただし、立希は愛音の無茶苦茶で強引な行動に対して小言を言ったりツッコんだりすることが多く、相変わらず愛音に対する立希の口調は辛辣だったりする。
意外な共通点
この二人にはちょっとした共通点がある、それは『名前の呼び方に不満を抱いたことがある』という点だ。立希は上述の通り、「うっきーみたい」と言った事や彼女のプロフィールの苦手な食べ物の中にもある「しらたき、しいたけみたい」だと名前でイジられた過去がある。反対に愛音は苗字の「千早」が名前みたいと中学の同級生達からは千早と呼ばれていたものの、愛音本人は苗字で呼ばれる事を快く思っていない。また、立希の苗字である「椎名」も読み方では「しいな」となり、その語感は一般的に女の子にも名付けられる名前になる。