概要
魚と野菜を焼いて味噌などで調味した『魚肉入り野菜炒め』とも言える北海道の漁師町の名物料理。
一般的には、鮭をメインの食材にすることがほとんどだが、ニジマスなど他の魚を使うこともあり、使う野菜の種類も玉葱や長葱、キャベツ、モヤシ、ピーマン、人参など様々で熱した鉄板やホットプレートの上で炒める。
また2007年に農林水産省の主催で選定された『農山漁村の郷土料理百選』において、ジンギスカン、石狩鍋と共に北海道を代表する郷土料理として選出される。
尚料理名についてだが
- 「お父ちゃんが焼いて調理するから」
- 「ちゃっちゃと(=素早く)作れるから」
- 「鮭を焼くときに、鉄板がチャンチャンという音が立てるから」
- 「仕事中の漁師が親方の目を盗み、浜でスコップを使い鮭を焼いて食べたときにちゃんちゃんこで身を隠していたから」
- 「焚き火を起こすときの火打石の音(チャッチャッ?)から」
- 「鮭定置網は土俵と呼ばれる重しで固定され、古い時代には土俵の作成に当時浜では鋤簾の事をチャンチャンとよんでいた大きな鋤簾(じょれん)が使われており、そのチャンチャンを鉄板代わりに利用して調理した事から命名された」
などの幾つかの説があるが未だに不明である。