概要
サンサーラ・ナーガ
首都ハワプール周辺の森林地帯などに、稀に出現するキノコ系の冬虫夏草モンスターで、下記の理由からか名は「とうちゅうかそう」にあらず。
能力的には中堅の強さを持つが、単体のみであるので竜がある程度育っていればそんなに苦戦しない。
このモンスターの特筆すべきは、食べずに獲物にしたときに売値が5000ルピーと非常に高価であるということである。
またドロップアイテムである現実でも漢方薬として重宝される「とうちゅうかそう」(差別化のためかモンスター名と異なる 効果は安価な「せーろがん」と効果が同じ毒消し薬)も売値5000ルピーなので金策にはうってつけであった。
また売らずに獲物として仔竜に食べさせると、幸運(LU)値が上がる数少ないモンスターでもある。
しかし、この地域に高確率で出現するのは、実入りが少ない割にHPが高いハズレモンスターあまやどり×4なので、狙って狩るのはあまり効率は良くない。
なお上のキノコ部分が寄生している下の蛹は、一説によると完全変態昆虫である荒野に出現するぱんつぁーびーとるや、湿地帯に出現するあおすじアゲハのものであるといわれる。
サンサーラ・ナーガ2
前作とは違い「とうちゅうかそう」名義で登場し、一転して売値が4ルピーという超低価格のハズレモンスターになってしまった。
第2階層終盤のルズの泉を出入りする際に通る階段の通路に出現し、HPこそ低いもののクリティカル+毒の「なきっつらにハチ」攻撃が嫌なヤツである。
その特殊攻撃から、蛹部分の正体はラストダンジョン「竜の巣」に出現する兵隊蜂モンスターマーヤーのものであると考察される。
なお、今作では舞台である超巨大なウミガメの背に階層を持つ「カーラ・チャクラ世界」や、途中で出会うばらもんのうみぼうず、銀竜など背中から何かが生えているキャラクターが次々と登場するのであるが…
余談
今作の監督である押井守作品においてキノコは、『ビューティフル・ドリーマー』の温泉マークのアパートの室内を覆うものや、『トーキング・ヘッド』の幻のアニメーター大塚のアパートの室内および、遺体から生えている巨大なものが、時間の経過を表すものとして登場している。