アスタロト(もんむす・くえすと!)
あすたろと
六祖の一人である最強の淫魔・魅凪の側近であるサキュバス三姉妹の次女。
プライドが高くやや高慢だが、その実力は長女のリリスに劣らない。
三女のモリガンは可愛い妹とは思っているが、あまりの軽挙妄動っぷりにため息が出てしまうことがある。
身体能力が高く、もがく人間の男を強引に押さえ込んでの搾精を好みとしている。
アスタロトに捕らわれたならば最後、制止の懇願も虚しく、抗いようのない快楽を与えられ続け、全て搾り尽くされる。
実はその正体は、邪神アリスフィーズが聖魔大戦に勝利した並行世界のアスタロトであり、ぱら世界のアスタロトとは並行世界の別人。
とある目的のため、姉や妹と共に魂だけの状態で送り込まれ、封印されたままのぱら世界側のリリス三姉妹の肉体に乗り移り、その魂や精神と融合するという形で復活を果たした。
このため、現在の彼女は両方の世界のアスタロトの記憶と気質を持ち合わせており、「ぱら世界のアスタロトでありながら邪神勝利世界のアスタロトでもある」という存在となっている。
本編では世界を救うために手を汚す覚悟で人々に危害を加えながらも、ルカ達とはいつか分かり合えると信じ姉や妹のフォローをする彼女だが…
実のところ、直属の主君でもある魅凪への報告書がリリスはかなり適当、モリガンに至っては「猫に書かせた方がマシ」と苦言を呈するレベルで酷いため彼女が1人で担当しており、こうした姉と妹の板挟みから非常にストレスを抱えている。
ポケット魔王城の仲間会話の中では胃薬と睡眠薬が手放せなくなっている他、「グリーンな職場」の現クィーンアルラウネで同様の悩みで頭を病んでいるアルラ・プリエステスから自律神経失調症を和らげる薬を処方されていることも触れられている。
その結果、好物は酒、趣味はギャンブル(特にスロット)とストレスから逃避するために酒とギャンブルに逃げるという若干生々しい苦労人な実態が終章で明かされてしまった(「趣味はギャンブル」というのは職業でもギャンブラーを習得しているという形で反映されている)。
しかもスロットは下手の横好きであり、全く勝てないため支給されている給金もすぐに使い果たす始末。
挙句には台パンをかましている現場を複数のもんむすに目撃されており、なまじ高位の淫魔であるため誰も止められず、酷い時は連絡を受けて駆けつけたモリガンも混ざって収拾がつかなくなったことまであるという。
終章では魔界と組むルート(「天界の破壊者」編)で序盤にリリスと共に加入。
設定通り淫魔だが踊りや歌うなどサポートに特化したアビリティであり、バフ・デバフが重要なゲームであるため最終章でも通用する性能である。
「天界の破壊者」ルートでの敵天使は多くが快楽状態異常無効となっているため淫魔泣かせとなっているが、彼女はサポートタイプなためかなり役に立つ。
逆に、天界と組むルート(「魔界の審判」編)では、序盤も序盤に物語から退場してしまう。
【警告】以下、もんぱら終章のネタバレ注意!!
第3の道を行くルート「混沌を晴らす者」編では、相棒に振り回される苦労人なグノーシスと意気投合し友人となる。
妹のモリガンはシオンと親友となり、姉のリリスはエデンと和解。
「第三の道」を選んだからこその関係が築かれている。
合一世界では「エキドナ」に感染したことでかつてのように人々を虐殺してしまい、正気に戻った後は己の所業に酷く後悔している。
最終盤の野営ではもはやヤケクソになったのか、グノーシスが心配してしまうほどハイになってしまっていた…。