概要
カリブ海と大西洋を隔てる西インド諸島の一島であるエンアンチ島に浮かぶ都市で、島全体がこの都市で覆われている。エンアンチ島はグアドループ島とアンティグア島のほぼ中間地点にあり、モントセラトの東10km程度の沖合に所在する。
行政区域としてはグアドループと同じ、フランス共和国のグアドループ県に属し、公用語はフランス語のみであるが、観光都市故に英語も広く通用する。
産業
世界屈指の海水浴やシュノーケリングのメッカであるとともに、夜になると町のいたるところでカジノが開店し、24時間365日にわたり活気があふれている。カリブの不夜城とも呼ばれ、深夜でも町中から人通りが消えることはない。
一方、犯罪も昼夜を問わず発生しており、ギャンブル資金目当てでの強盗や詐欺などの財産犯が多発している。
カジノでディーラーを務めるバニーガールの中には、時折タイツを着用せずレオタードのみを着用し、素足で接客する者が見られる。これは俗にエンアンチスタイルと呼ばれるもので、夜が明けるとそのままの姿で遊泳に向かえるようにとのことで始まった伝統である。深夜時間帯に水着やそれに類する姿での接客は厳密には違法であるが、事実上黙認されている。
交通
島のサイズが小さく、基本的に徒歩ですべて回れる範囲に収まっているため、島内には自転車と荷車以外の車両系交通機関は存在しない。
グアドループ本島から高速船が毎日5往復発着しており、これ以外に貨物用の小型船が一日一本発着している。土地が狭く、空港の建設可能な用地が存在しないため、空路はない。