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アタックNo.1

あたっくなんばーわん

『アタックNo.1』とは、昭和43年1月から昭和45年12月まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載していた、浦野千賀子によるスポーツ漫画。
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概要編集

浦野千賀子原作の女子バレーボールがテーマのスポ根漫画。

昭和44年から昭和46年までフジテレビ系でテレビアニメ化。平成17年4月からはテレビ朝日系でテレビドラマ化された。



あらすじ編集

結核の転地療法として静岡に転校してきた鮎原こずえは、ふとした事で地元不良グループと親しくなり、富士見学園中等部のバレーボール部とバレーの試合をする事になる。勿論、結核の治療中なので得意なバレーボールも禁止されていたのだが、両親や医者に隠れて練習しているうちに全快してしまった。それどころか、この試合は学校中の話題となって、不良グループ一同含めて全員がバレー部に誘われ、こずえは新生富士見中バレー部キャプテンにも推薦されてしまった。

こずえの抜擢は、大富豪の娘として財力でバレー部を支配しようとする早川みどりと激しく衝突するが、バレーボールの試合を通じて二人は熱い友情に目覚める。


このバレー部の騒動を見ていた英語教師本郷俊介先生(野球の経験有/バレーボールの素人)は、無名の富士見中バレー部で全国大会を目指すと決意し、バレー部のコーチに就任。奇想天外な練習方法を繰り出し、全国大会初出場の富士見中は強豪を続々と打ち破って優勝する。この決勝戦を、ちょうど日本に来ていたソ連ジュニアチームが観戦していた。


無名校を突然優勝校へと変えた鮎原こずえは慢心・増長して威張り散らすようになり、栄光のバレー部練習場としての体育館増築を学校側に要求。体育館増築を賭けてソ連ジュニアチームとの親善試合を行う事になるが、呆気なく惨敗してしまった。失望したソ連ジュニアのキャプテン、シェレーニナは、こずえに声をかけて励ます。

「あなたは、この親善試合中、何か別の事を考えていた。全国大会の決勝戦では、試合に勝つ事しか考えていなかったはずでしょう。いつか、全力で試合がしたい」

鮎原こずえ個人を一方的にライバル視してきたシェレーニナは、ソ連ジュニアチームの試合を見学させて、自分達の強さを見せつけたまま帰国していった。ここまで強くなってきて欲しい、と。


そして鮎原/早川コンビは、中学オールジャパンチームにも抜擢される。本郷先生以上に強烈な特訓を繰り返す猪野熊大吾コーチの指導を受け、バレー選手として成長していく。

目標は強豪・ソ連チームのシェレーニナだ!


目立つ必殺技編集

  • 木の葉落とし
  • ダブルアタック
  • 回転レシーブ
  • 竜巻落とし/第二の竜巻落とし
  • 三位一体攻撃/四位一体攻撃
  • 空手式、三角アタック
  • 殺人スパイク
  • 半回転スパイク

時代編集

  • 中学時代に、こずえの精神的な支えになる男、一ノ瀬努は、アニメでは高校に進学せず家業の八百屋で働き始める(16歳で自家用車の運転中に事故死)。「アタックNo.1」の後番組「ミラーマン」の後番組「マジンガーZ」でも、弓さやかは高校に進学せず家業の研究所で働いていたし、そういう時代。
  • 空手技を使うバレー選手伊佐原加奈は、「魔文仁高校のある沖縄県は現在(1971年)、米軍の占領下にある」と語り、アニメの途中でちょっとだけ実写映像が挿入される。
  • バレーの鬼と噂される猪野熊コーチというのは、「無名だった北朝鮮の大学バレーボールチームを世界選手権準優勝に導いた」と語られるけど、それは多分、日本と国交の無い、我々のよく知らない国の名前でしょう。現代の国際情勢で判断しないように注意。
  • コンピューターを駆使して必勝戦術を解析するチームも現れるが…この当時、描かれるコンピューターってのは…もうSFだと割り切るべし。
  • 主題歌中に挿入される台詞は非常に有名である。本作のヒットは、放送局だったフジテレビがバレーボール中継に力を入れるキッカケにもなっている。
  • スポーツ系少女漫画の先駆けにもなったのは、本作の連載開始時以前はなかった。

関連動画編集


関連タグ編集

バレーボール スポ根 鮎原こずえ 早川みどり ブルマ

浦野千賀子 マーガレット(漫画雑誌)

ボンカレー ←アニメ版当時のスポンサーであり、劇中でボンカレーの名前が出た事もあった。

富士市:富士見学園中等部のモデルは富士市にある富士見高校。富士見高校は女子バレーの強豪である。

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