概要
『宇宙戦艦ヤマト2205』『ヤマトよ永遠に_REBEL3199』に登場するボラー連邦の戦艦。デザイン担当は明貴美加。
ボラー連邦永久管理機構の立案した15号計画に基づいて開発された。15号計画は先行する13号計画によって建造が進む「標準」型戦艦(クロトガ型)を支援する高い攻撃力を持つ戦艦の計画であり、クロトガ型と同様に基礎設計が優秀である本艦はボラー連邦の主力艦のひとつとして配備され続けている。
「アマンガ」はボラー語で「大破壊」を意味する。
艦級名が明かされたのは『3199』からで、『2205』時点ではボラー連邦に対する情報不足から「戦艦B型」と仮称された。
なお、旧作『宇宙戦艦ヤマトIII』でも戦艦Bというボラー艦が登場するが、明貴氏]がヤマトのファンクラブ会報誌でのインタビューで語ったところによると、旧作ボラーの戦艦各種の特徴をまとめ上げてA型(クロトガ型)とB型(アマンガ型)の2パターンに分けたものとのことで、戦艦Bの直接的なリメイクというわけではない。
見た目では戦艦Bとの共通点はむしろ少なく、どちらかというと直線的なシルエットを持つゴルサコフ艦やハーキンス艦に近いデザインになっている。また、ラフ稿では脇にデストロイヤー艦のようなものも書かれているため、そちらのイメージも持っていると思われる。
スペック
- 全長:300m
- 主機:コグダール機関
- 兵装
- ボラー砲×1(艦首)
- 補助光線砲×1(艦首)
- 隠顕式四連装陽電子砲×3
- 対艦ミサイルランチャー×3×2(両舷)
- 隠顕式三連装小型陽電子砲×7×2(両舷)
- 隠顕式副砲×2×2(艦首両舷)
- 隠顕式二連装空間機銃×3×2(両舷)
- 空間魚雷発射管×2×2(両舷)
- 対艦兵器群(ミサイルなど)×6×2(両舷)
艦体各所に格納式の武装を備える(格納式なのは星間物質の濃密な空間を航行する事が多いためと推測されている)。
両舷にはスラヴァ級ミサイル巡洋艦を彷彿させるミサイルランチャーが備わっているほか、魚雷発射管や対艦兵器群も装備しており、クロトガ型に比べて実弾兵装が充実している。運用されるミサイルは15号計画終了後も更新されているとされる。
なお、建造時期の差によって仕様に若干の違いが存在する。
劇中での活躍
宇宙戦艦ヤマト2205
第1話にて登場。ガルマン星に配備されていたが、星を解放せんとするデスラー艦隊の奇襲攻撃により壊滅する。
ヤマトよ永遠に REBEL3199
第一章では辺境巡視艦隊584という小規模艦隊の構成艦として、地球への領海侵犯を行っている。
余談
『2205』登場時は、第1話にしか登場しないためなのか3Dモデルがかなり簡略化されており、設定画だと存在するディティールの多くが存在せず(艦橋の窓や側面の丸い凹みなど)、のっぺりした感じになっている。
『3199』では設定画以上に大幅にディティールが追加されており、形状自体もより設定画に近いものに調整されている。