概要
CV:西村知道(『ヤマトⅢ』)、丸山壮史(「2199」シリーズ)
宇宙戦艦ヤマトⅢ
ボラー連邦の保護国(かつシャルバート教信者の流刑地)であるバース星の警備隊長。ヤマトクルー(そして視聴者)が最初に出会ったボラー人である。
当初バース星に接近するヤマトに威力偵察を行うが、相手が数か月前に自軍のラジェンドラ号を助けたヤマトだと知ると攻撃を謝罪し、彼らの上陸を快く受け入れ、ボローズが主催する歓迎パーティに招待する。
その晩、収容所から脱走したシャルバート信者の囚人達がヤマトを占拠する事件が発生。レバルスは自分達の過失を謝罪し、自軍による囚人の鎮圧の申し出るが、ヤマト側が鎮圧は自分達で行うと言ったため素直に引き下がり、鎮圧後に囚人を引き渡される。その際、古代進から「囚人にはどうか寛大な処置を」と要望され、レバルスも「(総督に)必ず伝える」と約束した。
レバルスは約束通りボローズに古代の要望を伝えるが、この一連の騒動が折り悪くバース星へ視察に来る途中だったベムラーゼ首相の耳に入り、シャルバート教を認めない彼の鶴の一声により囚人たちは銃殺刑に処されることが決定。レバルスはその決定に従い刑を実行。抗議する古代たちを「我々の囚人だから口出し無用」と一蹴する。
その後、ヤマトクルーとボラー兵が交戦状態に入ったのを機に、囚人を救うべく出撃したコスモタイガー隊が処刑を行っていた兵士を次々と銃撃。レバルスも撃ち殺された。
最後の方こそ少し険悪な雰囲気になったものの、彼は基本的にヤマト乗組員と敵対する行動はとっておらず、上の命令を粛々と実行していただけなのに殺されてしまうという、少々不憫な末路となった。
余談だが囚人の叛乱時にヤマトの第一艦橋まで謝罪に来ており、何気に『完結編』までのシリーズにおいて第一艦橋に入ったことがある数少ない異星人でもある。
増尾隆之の漫画版ではラム艦長と親友であり、最後までヤマトに友好的だった。
愛沢ひろしの漫画版では歓迎パーティまではアニメと同一だが、囚人の暴動が起こるとヤマトにバース星からの避難を勧める。その後は不明だが、暴動を鎮圧できずに艦隊が脱出する様子が描かれているので、レバルスも脱出したものと思われる。
「2199」シリーズ
『宇宙戦艦ヤマト2205』と『ヤマトよ永遠に_REBEL3199』にて登場。
デザインは大きく変わっており、肌の色も緑色になっている。
本作ではボローズ子飼いの秘書官となっている。
経歴
宇宙戦艦ヤマト2205
第1話にのみ登場。ガルマン星総督の子飼いとして権力をほしいままにしていた。
デスラーがガルマン星割譲の交渉に訪れた際にボローズとともに相対するが、あからさまに見下したような態度を取り、デスラーが少し反抗的な様子を見せると、軌道上にいるデスラーの艦を完全包囲しており、すぐに撃沈できると脅しをかけるなど、優位な立場からの横柄な態度を崩さなかった。
しかし、その艦には罠が仕掛けられており、その罠に引っかかった自軍はデスラー艦隊の奇襲の前に壊滅。交渉の場にいた面々も潜んでいたデスラー親衛隊の銃撃でレバルス以外負傷し、完全に立場が逆転してしまう。
その後はボローズともどもガルマン星から追い出された模様。
ヤマトよ永遠に REBEL3199
辺境巡視艦隊584の政治将校という立場に左遷されたボローズに引き続き秘書官としてついている。
ボローズは酒浸りになっており、そんな彼に手を焼きながらも、中央に返り咲く日を夢見ている。
第1話にていつも通りの地球への領海侵犯を行っている最中、太陽系に侵入するグランドリバースに遭遇。自艦隊の攻撃を物ともせず進撃するその姿にボローズ共々唖然とする。
2章ではランベルのグロデーズに無限ベータ砲で狙撃される。多くの僚艦が次々と爆沈する中、乗艦「ラブロコフ」も爆炎に呑まれてしまう。生存の可能性は薄い。