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概要編集

田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』に登場する自動防衛システム。


自由惑星同盟首都・惑星ハイネセンの衛星軌道に置かれた12個の無人惑星。

1個、1個が戦艦の主砲に匹敵する強大な火力をもつ無人要塞であり、惑星ハイネセンを守る最終防衛ラインとして長年にわたって機能していた。


が、救国軍事会議が起こしたクーデターに、叛乱軍唯一の制式艦隊である第11艦隊がイゼルローン要塞駐留艦隊に敗れると、惑星ハイネセンを支配していた叛乱軍は”アルテミスの首飾り”を発動させることを決断、


しかし、”アルテミスの首飾り”への対処法をあらかじめ考えていたイゼルローン要塞駐留艦隊司令・ヤン・ウェンリー大将は幕僚の反対を押し切ると、

建国の英雄・アーレ・ハイネセンの故事にならってか、無人のドライアイスの塊にロケットをつけて12個の”アルテミスの首飾り”に突っ込ませて破壊してしまった。


この想像を絶する作戦に救国軍事会議は抗戦を断念して降伏したが、12個すべてを破壊したことは自由惑星同盟防衛委員会主導によって開かれた「ヤン・ウェンリー査問会」の罪状の一つとなった。

関連タグ編集

銀河英雄伝説 ヤン・ウェンリー 救国軍事会議(銀河英雄伝説)

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