概要
クローム・バランシェによって製作された39体目のファティマ。
完成したのは星団暦2968年で、メガエラ、ティスホーンと同時期に製作された三姉妹のうちの長女に当たる。
パートナーはミラージュ騎士団所属の天照家王女アイシャ・コーダンテ。
連載開始から現在まで全巻登場を果たしているアイシャのパートナーだけあって、とても登場回数の多いファティマ。アイシャとは女同士の友情で結ばれており、主人とファティマというよりは仲の良い友人のようなやり取りを見せる。
スペック…戦闘A・MH(GTM)制御2A・演算2A・耐久A・精神B1・クリアランスVVS1・タイプM
人物
パワーゲージにAを二つ、2Aを二つ持つという超ハイスペックファティマでありながら、精神的にも安定しているという、高性能さと引き換えに安定性と汎用性に欠ける「バランシェ・ファティマ」の中では極めて珍しい優等生ファティマである。
しかし、パートナーが破天荒極まりないアイシャなだけに何かとトラブルに巻き込まれやすく、アウクソーやメガエラと並んで主人のためにあれこれ奔走する苦労人でもある。
性格は基本的に温厚だが、アイシャの言動にツッコミを入れたり、軽く愚痴ったり反論したりと、ファティマのクールなイメージを打ち破る代表格。
ちなみに「アレクトー」とはギリシャ語で「休まぬ者」の意。
壊し屋事件ではアイシャの不在中に泉興京巴に拉致されてしまったため、MHクロスミラージュ(GTMグリット・ブリンガー)のチェックが出来ぬまま緊急始動させられた上、自らも足首の腱を傷つけられたことで満足な行動が取れず、結果的にアイシャの戦歴に泥を塗ってしまった。この一件を口実にアイシャは天照家王女からルーマー国女王に「降格」させられてしまったため、アレクトーは後々まで悔悟の念を持つことになる。
後の命の水争奪戦でのソープ救出作戦では、MHテロル・ミラージュ(GTMハイファ・ブリンガー)のグラン・シーカーで捜索を担当。イアン・ケーニヒの駆るMHヴァイ・オ・ラ(GTMグロウスタイン・ホウザイロII)との戦いの最中に機転によりソープを発見し、救出に大いに貢献した。
アイシャの死後もコーダンテ家に仕え、彼女の妹ワスチャ・コーダンテの子孫であるルート・コーダンテのパートナーを務めることになるという。