アレンヴァルド
あれんうぁるど
フルネームはアレンヴァルド・レンティヌス(Arenvald Lentinus)。
種族の特徴的にかなりゴツい外見だが、年齢はまだ若い。
帝国支配下のアラミゴで、帝国軍所属のガレアン族の父親とアラミゴ人の母親の間に生まれる。当時の情勢では「珍しくもないこと」であり、母にとっては望まぬ子として生まれた。
成長するにつれてガレアン族の特徴が現れ、額に第三の目が発現した時、母に殺されかけたが何とか生存。
孤児となったアレンヴァルドは、アラミゴ市街地でストリートチルドレンとなった。母につけられた額の傷を戦化粧で隠し、生きる為に物乞い、盗み、果ては強盗まで行うが、そんな生き方に嫌気が差し、亡命を決意した難民団に紛れて国境を越え、ウルダハへと脱出。
流れのままに冒険者となったが、ある時流星雨の幻を見たことで「超える力」が開眼。その異能によって「暁の血盟」にスカウトされた。
砂の家ではア・アバ・ティアとオリ・ムルシャンと共におり、冒険者としての手腕を買われた両名とは異なり、「超える力」を持て余して足踏みする自分に悩んでいた。
新生中盤で砂の家が帝国軍に急襲された際、アバとオリは死亡。初任務によって難を逃れた結果生き残ったアレンヴァルドは、二人の分まで強くなることを決意する。
「紅蓮のリベレーター」では装備を一新し、アラミゴ人として本格的にストーリーに関わることとなる。
アラミゴ解放軍に協力していたクルルが髑髏連隊によって連れ去られた際、フォルドラの過去を「超える力」で見てしまう。実際に自分が体験したかのような鮮烈な過去視により、かつて彼女が帝国にあってどのような仕打ちを受けていたのかを知った。
その後は反撃作戦「ラールガーの軍星」に参加。カステッルム・ベロジナ奪還部隊に加わり、ラウバーンの見事な采配もあって作戦は成功。以後もヴァ・マハ・ティア、ジャ・モルバと共に「暁の血盟」メンバーとして、解放軍に助力する。
アルフィノとは年齢が近いこともあり、任務を通じて友誼を深めた。
アラミゴ解放後は、多くのトレジャーハンターが挑んだ「廃王の黄金伝説」を追い、アルフィノと光の戦士と共に「スカラ遺跡」に挑む。光の戦士とは別ルートを辿り、アルフィノと共に遺跡最奥の財宝にたどり着いたが、結構な試練を乗り越える羽目になったと語った。
その後は貧しさから犯罪者になった後悔を語り、相談の末に莫大な財宝はアラミゴの復興資金に充てられることとなる。
一方、捕虜となったフォルドラの身を深く案じ、彼女の過去を知る者として、また同じアラミゴ人として辛抱強く対話を試みる。
フォルドラからは拒絶され続けたが、アラミゴ代表者会議の席でアナンタ族カリヤナ派の族長が美神ラクシュミを召喚して大混乱となる中、テンパード化される懸念のない彼は光の戦士、さらにリセの説得に応じたフォルドラと共に蛮神を討滅。
以後フォルドラは「首輪つき」として懲罰部隊に参加、対蛮神の切り札としてたびたび共に戦う事となる。この辺りについては「紅蓮秘話」第7話「罪人の戦」にて語られており、それぞれの想いが窺える。
パッチ5.5で久しぶりにメインクエストに登場。昏睡状態から回復したアルフィノと再会し、喜びを露わにした。
しかし台詞の流れなどから完璧な死亡フラグが立っており、非常に嫌な予感を抱いたヒカセンは少なくなかった。
パガルザン平原のアマルジャ族がテロフォロイに攻め込まれる中、「終末の塔」の調査にフォルドラと共に出向く。そこで塔内に封じられた多数のアマルジャ族を見つけて驚愕するが、ルナイフリートが突如として降臨、交戦。フォルドラを庇う形で瀕死の重傷を負ってしまう。
ウルダハのフロンデール薬学院で手を尽くした治療の結果、何とか命を取り留める。しかし両足の機能を失ってしまい、戦士として前線に立つことは出来なくなってしまった。
後にフォルドラの計らいで車椅子に座り、オールド・シャーレアンへと向かうアルフィノと言葉を交わす機会を得る。意気消沈するアルフィノに「これからも別の形で戦い続ける覚悟」を示し、その背を強く押した。
「暁月のフィナーレ」では、折に触れてアルフィノの言葉で語られるほか、ヒーラーのロールクエストに登場。
同じアラミゴ人でありながら帝国側と解放側で相争った遺恨、帝国人として戦った者やその家族が抱える絶望。星の終末という危機と平行して持ち上がった問題に、帝国とアラミゴの間に生まれた身として取り組む事になる。
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