概要
『水木しげるのノストラダムス大予言』下巻「世紀末編」に登場する美少女悪魔。
1995年、大天使ミカエルの名を騙り、悪魔くん(山田真吾)の小学校に転校してきた。その美貌は男子だけではなく女子や先生まで魅了するほど(女子生徒曰く「宝塚の男役みたい」)。
本来は悪魔界と人間界の境界を守護する妖怪で、邪悪な存在ではないのだが、大邪神シーレンを信仰する邪教集団「地獄の王」の3代目総帥ダニエル・ヒトラーに騙され、「人間界と悪魔界をともに統治する平和な千年王国の建国」という嘘八百を信じ込んで悪魔くんを「偽救世主」と断じる。
危うくダニエル(見た目は少年だが当時すでに51歳のオッサン)の妻になるところであったが、千年王国建設の邪魔になる八大仙人を始末しようとして桃源郷に乗り込んだため、返り討ちに遭い鳥の絵にされて封印されてしまう。その末路を哀れんだ悪魔くんにより釈放され、悪魔くんの説得を無視して逃げ帰るも、アロンの杖回収失敗を咎められシーレンとダニエルから見限られてしまう。
傷を負いながらも悪魔くんのもとにたどり着いたアンドリエは、「地獄の王」を離反し悪魔くんの味方となった。
悪魔くんと共に悪魔界に向かったアンドリエは「シーレンのいうことに耳を貸すな」と悪魔たちに告げるも聞き入れられず、頼みの綱の地獄四天王(サタン、ルシファー、ベリアル、ブエル)は糞の役にも立たずシーレンの軍門に下ってしまう。
仕方なしに悪魔くんたちは再び桃源郷に向かい、八大仙人から神界への通行手形を貰う。シーレンとダニエルは神界へ侵攻するための切り札として通行手形を奪取すべく一行を襲い、アンドリエも「地獄の王」の手勢から悪魔くんをかばい、怪我を負ってしまった。
「戦争のない、すべての人たちが幸せに暮らせる千年王国を作って…あなたならできるわ…」と悪魔くんに言い残して倒れるアンドリエだったが、そこに神界の使者としてお釈迦様とイエス・キリストが到来。ミカエルの魂を受け取り、治療させることとなった。つまり悪魔なのに天国に行けた。すごい。
生まれは悪魔であったが、その高貴な精神は本当の大天使のごとく優しく気高い少女であった。