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イスラ・パラカス

いすらぱらかす

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場するガトランティスの新規キャラクター。武人としての誇りを持つ戦士であり、空母による打撃部隊を指揮して先陣を切る。
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「ヤマッテに一番槍を突けたのは、我がキスカである!」


概要編集

  • 所属:帝星ガトランティス、グタバ(小マゼラン)方面
  • 肩書:前衛打撃群指揮官(キスカ遊撃隊指揮官)・『キスカ』艦長
  • 年齢:地球換算:36歳
  • 乗艦:ナスカ級打撃型航宙母艦『キスカ』
  • 異名:『疾風のイスラ・パラカス』

 劇場版『星巡る方舟』にて登場する、ガトランティスの戦士であり新規キャラクター。戦国武将または中国三国志の武将を連想させる風貌で、鼻下に細い髭を2本と顎にも細長い髭を生やし、髪もセミロング程の長さがある。こちらは鎧ではなく、オリジナルに近い軍服の上に、袖なし青色の陣羽織を纏っている。

 ゴラン・ダガーム率いるグタバ方面艦隊の前衛打撃群を指揮する武人である。戦力は明確にされていないが、劇場版絵コンテ集から計算すると、空母『キスカ』1隻ラスコー級突撃型巡洋艦3隻ククルカン級襲撃型駆逐艦5隻の計9隻で構成される模様。なお、これはシャンブロウの決戦時の話で、序盤遭遇した時は5隻程の小艦隊であった。

 小説版でも、最初に遭遇した時に5隻編成(空母はキスカのみ)の部隊であったことが明かされたが、後の決戦時には劇場版と違い、別働隊と合流したのか2隻以上の空母を率いているのが確認される。


性格編集

 武人としての誇りに生きる戦士である。そのため戦うからには全力で戦うことを志している模様。ヤマトに対して初撃を加えたのも彼の部隊である。「奴(ヤマト)のそっ首、我等の手であげようぞ!」という発言からも、実直な軍人または武人という性格が見える。それ故にシャンブロウの戦いでは、艦隊指揮を放り出して戦線を離れたダガームに罵声を浴びせる事もあった。


経歴編集

 前衛打撃部隊を指揮し、ヤマトに先制攻撃を加えた武人。戦う事を誇りとして、一番槍を突けた自分らで、ヤマトを捕獲しようと意気込んでいた。しかし、ヤマトの対空弾『三式弾』で第1陣(5機前後か?)が全滅。続いて第2陣を出すも、爆雷攻撃で全滅してしまった。小説版では、ヤマトの射程距離に入ってしまい、飛行甲板に駐機していた発進寸前の機を砲撃で狙撃され、発艦不能に陥っている。

 その後の惑星シャンブロウでは、ヤマト連合艦隊の側面から襲い掛かるべく艦載機を発艦させたものの、コスモファルコンツヴァルケといった艦載機部隊に掃討されてしまう。さらには、ダガームが勝手に戦場を離脱した事から戦線の混乱を招いたことに怒りを覚え、ダガームに罵声を浴びせた。

 その後、この戦闘に大義は無いと判断。キスカも攻撃を受けて左舷エンジン部から火災を引き起こしており、止む無く撤退しようと決意した。その途端、クリム・メルヒの乗るツヴァルケから放たれた対艦ミサイル4発が、キスカの飛行甲板に直撃し大破してしまった(明確に撃沈してはおらず、先端部のセンサー類が明りを失っているなど、機能を停止したと思われる)。

 小説版では、前衛艦隊の後方に距離を置いていた。しかし、ヤマト連合艦隊の艦載機部隊の襲撃を受けてしまい、その殆どが飛行甲板にミサイル攻撃を受けて大破してしまった模様。ただし、小説版では明確な撃沈描写はないものの、「数隻のククルカン級のみ残された」と表現されている事から、撃沈されている可能性が高い。


余談編集

 総監督出渕裕氏のお気に入りキャラクターでもあるようで、オーディオコメンタリーで確認できる。また、コメンタリーの中で、出渕氏は明確に撃沈した描写を描かなかっため、生存している可能性が大である事を言っており、「続編があったらまた出てほしい」等と会話がなされている。

 その後、続編である「宇宙戦艦ヤマト2202」が制作されることになったが、総監督を含む主要スタッフが一部入れ替わり、ガトランティス自体の設定も大きく改変されたためか、彼が再登場することは残念ながら無かった。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 ゴラン・ダガーム ナスカ級打撃型航宙母艦 ガトランティス

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