概要
公用語がスペイン語となっている国や地域の他、現在は現地語や英語が主要となっているフィリピン共和国、その他の欧州地域にも多い。
『リメンバー・ミー』の登場人物
CV
アメリカ合衆国のピクサー社制作のアニメ映画『リメンバー・ミー』(原題『COCO』)の登場人物。
フルネームはイメルダ・リヴェラ。
主人公ミゲル・リヴェラの父方の高祖母にあたり、物語開始時点で故人。
気が強い人物で、ミゲルの高祖父である夫が音楽活動のため自分と娘の元から離れた上にそのまま客死した事が理由で音楽が嫌いになり、製靴業を始める。
兄弟や子ども、孫達にも靴作りを教え、「音楽禁止」という厳しい家訓を作った。
他界後は他の人間と同じくガイコツの姿になって「死者の国」で暮らしており、詳細は不明であるが聖獣であるアレブリヘのペピータを従えている。
毎年死者の日になると生者である子孫の元へ里帰りして玄孫のミゲル達の様子を見に来ていた。
ところがその年の死者の日、ミゲルが彼女が写る祭壇の遺影を持ち出した事によって生者の国へ行けなくなってしまう。
そして婿であるフリオらによって死者の国に連れて来られたミゲルを元の世界に帰す条件(先祖など死者の家族による許しの儀式が必要)として帰還後の「音楽禁止」を命じるが、元々大の音楽好きであるミゲルは反発。
自身の高祖父の名前や顔も教えてもらっていなかったミゲルは、彼こそがと信じるメキシコの国民的音楽スターのエルネスト・デラクルスを探しに逃走し大騒動に発展する。
関連項目
以下、映画のネタバレが含まれます! |
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彼女の夫で自身と娘のココを捨てたまま死んだとされていた人物は、ミゲルが死者の国に迷い込んでからの相棒であるヘクターであった。
また元々彼女は歌手としての才能もある音楽好きで、ヘクターとはそれを通じて知り合っており、生前時に会った事のない玄孫のミゲルも自分の子同然に愛している。
死者の国で再会してからもヘクターを忌み嫌い避けていたが、実は生前の彼が妻子の元へ帰るために音楽活動を中止しようとしていた際に、これに怒ったコンビを組むデラクルスによって毒を盛られて死に至った事実を知らないでいた。
ミゲルの証言によって誤解は解かれ、フリオらも加わって家族一丸でデラクルスと対決。
見事生前の彼の悪事を暴き失脚させる事に成功した。
しかしながら生者の娘であるココの認知症の進行と祭壇に飾る顔写真の消失で「二度目の死」を迎えようしていたヘクターと、死者の国における生者の特性に蝕まれていたミゲルがそれぞれ消滅の危機を迎えてしまう。
イメルダは愛する玄孫の命を救おうとする夫の意思を汲み取ったのか、ミゲルを無条件で生者の国に帰した。
その後はイメルダたちの思いもよらぬ形でヘクターは二度目の死を免れ、翌年にはココと死者の国で再会。
かつての三人家族が揃い、イメルダは夫と子、弟、孫達と共に死者の日に、「音楽禁止」の家訓がなくなり演奏と歌を楽しむミゲル達の元へ里帰りしたのであった。
余談になるが彼女が「音楽のせいで家族がバラバラになった」と恨んでいたように、夫のヘクターも死後からミゲルに会うまでは「音楽のせいで最愛の家族に会えなかった」として歌も演奏もやめていたため、ある意味似た者夫婦である。