解説
中世から存在するマルセイユ版タロットと並び人気が高いタロットデッキ。
アメリカ合衆国生まれの魔術師アーサー・エドワード・ウェイトが、自身が所属した魔術結社「黄金の夜明け団」の教えを基にデザインを構築し、女性絵師パメラ・コールマン・スミスが絵札として形にした。
中世写本の挿絵のようなマルセイユ版と比べ絵柄は現代的で馴染み易い。
また、マルセイユ版の小アルカナはトランプのようにスートと数字だけしか描がれておらず覚えにくいが、ライダー版だと大アルカナのようにそれぞれに異なる情景画が描かれており象徴の暗記がし易い。
様々なタロットデッキの中でも入門書や解説書が多く書かれており、初心者から上級者まで幅広い利用者がいる。
初版が1909年であり、両作者が亡くなってから時間が経っているため著作権期間が切れている。そのため、創作作品で登場する事も多い。
正確には著作権が切れているのはウェイトとスミスが作った最初のライダー版タロット「ウェイト=スミス・タロット(RWS)」である。
細部のデザインや塗りが新たに行われた「ライダー・ウェイト版タロットの別のバージョン」はその限りでないので、素材として活用する際は画像の出典を確認するのが望ましい。
ライダー・ウェイト版タロットを使用したキャラクター
- エイラ・イルマタル・ユーティライネン(ストライクウィッチーズ):人物部分が全て女性に置き換えられたアレンジ版を使用。
- エレバス(アズールレーン):アニメ版9話で使用
- 手塚海之(仮面ライダー龍騎)
- 東條希(ラブライブ!)
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