概要
全長65㎝。
南ヨーロッパ、アフリカ、アジア南部の砂漠、サバンナ、農耕地に生息。
小型のハゲワシの一種で、全身が白い羽毛で覆われ、顔と喉には羽毛がなく黄色い皮膚が露出しているのが特徴である。若鳥は灰色である。死んだ動物の肉や、他の鳥の卵を食べる。崖の岩棚等に巣を作る。
一般的にイメージされるハゲワシと違って頭部全体が禿げているわけではなく、頭頂部や首元には羽毛が生えているためハゲワシなのに禿げてないと言われる事がある。
2019年現在、日本の動物園でこの鳥が観れるのは全国に以下の2ヵ所のみである。
・千葉市動物公園(千葉)
・神戸どうぶつ王国(兵庫)
道具を使うエジプトハゲワシ
エジプトハゲワシは少し利口な鳥である。先の尖った1kg程の重さの石を銜え、大好物のダチョウの卵の殻にぶつけて割り、その中身を食べる。卵が上手く割れない時には、別の石を探す。そうやって、ダチョウの卵の殻を割るのに丁度良い石を見つけるのである。