概要
オリジナルストーリーとなる『騎士ガンダム物語・特別版』の中心となるエピソード。
地下世界からスダドアカ・ワールドの壊滅を目論む『妖魔帝エルガ』と騎士ガンダム一行の戦いを描く。
ベースとなっているのはSDガンダム外伝だが、「月を動かす魔法塔」「地水火風の4大エレメンタルの力を宿した宝具」など、ハードなファンタジー描写が多く含まれており、またTSやらリョナやらアレな要素も多く語り草。
時系列的には直後の話となる『アルガスの魔童子』において既に騎士ガンダムとアルガス騎士団(騎士アレックス除く)の面識があるので、『アルガス騎士団』~『光の騎士』の間と思われる。(矛盾もあるが)
さらにオリジナルキャラクターのモチーフは、ボス敵である妖魔帝エルガをはじめとした敵役にはヘビーメタル(重戦機エルガイム)が選ばれ、味方となる『聖魔導師ダンバ』はダンバインをモチーフとしている(ただし登場してすぐに擬人化してしまうのでダンバイン要素は希薄)。
そのためしばしば「ダンバインV.S.エルガイム」とか云われている。
エルガイムのファンは憤死してもおかしくないくらい設定が改変されているが、サンライズにちゃんと許可は取ったらしい。おおらかな時代である。
今回のいつもの仲間は武闘家ネモとほぼオリジナルキャラの扱いとなるボール(ジムヘンソン一家のペットとは無関係)だけで騎士アムロや騎士セイラは偽物以外ほぼ登場せず僧侶ガンタンクは例によって留守番となる。
あらすじ
ジオン族との戦いがひと段落したラクロアに、文字通りの暗雲が立ち込める。突如として紫色の光が降り注ぎ、それを浴びた人間たちがモンスターに変貌を遂げたのだ。異変の主犯は、モンスターの創造主を名乗る妖魔帝エルガ。スダ・ドアカワールドをモンスターの世界に変えようと目論むエルガは、地水火風4種のエレメントを手中に収め、大陸を破壊の渦に巻き込もうとしていた。
そうはさせじと騎士ガンダム、武闘家ネモ、ボールの3名は、過去にエルガを封印した聖魔導士ダンバの下へと向かう。タイムリミットは、次の新月の夜まで。果たして騎士ガンダムはエルガを討伐し、世界中の人々を救うことが出来るのか。
関連タグ
アルガスの魔童子 『特別版』のもう1つのエピソード。今度はネモ達ではなくタイトル通り(騎士アレックスを除く)アルガス騎士団を加えた戦いだが分量的には3巻の後半部分のみとコンパクト。