CV:大塚剛央(ヒーローズ)
概要
ファイアーエムブレム（紋章の謎・新紋章の謎）に登場する人物。
魔法学院が中心となっている学園都市カダインの魔道士の一人で、賢者ウェンデルに師事している。マリクは弟弟子にあたる。
ウェンデルが自分ではなく、マリクに伝説の風魔法「エクスカリバー」を託したことに嫉妬し、カダインの内乱を招き、マリクと敵対するが、ウェンデルの説得により改心して、仲間に加わる。雷魔法「トロン」を得意とする。
性格
知的で冷静、かつ努力家ではあるもののプライドが高く激情家。
ゆえに前述したように弟弟子のマリクに超魔法を託された嫉妬から内乱まで引き起こしてしまうほどであるが、決して愚か者というわけではなく、師であるウェンデルに己の弱さを見透かされていた事を知ると反省し、己の弱さを受け止められる強さと素直さも合わせ持つ。
性格がより肉付けされた新・紋章の謎では明らかにツンデレになっており、マリク本人の前では煙たがっているように接するものマイユニットとの支援会話では、上を目指すばかりに囚われ周囲から孤立していた自分に対して親しく接してくれたマリクに感謝している旨を漏らしている。
なお「紋章の謎」ではウェンデルからエルレーンの内乱は「ガーネフの策に惑わされた」と、されていたが詳しい事まで語られなかったが、「新・紋章の謎」において追加MAP「風と雷」に置いて、初陣の際にマリクに対する競争心を持っていたスキにガーネフの囁きによってより強く嫉妬の念を持つようになった事が描かれた。
ユニット性能
全体的にマリクを一回り弱くしたような成長率だが、魔法キャラとしてはマリクを抑えてトップにたつ「HP」と「守備」の成長率の高さが光る。しかし、「幸運」の成長率が壊滅的に悪いため敵の必殺の一撃を貰いやすく、くわえて自前の「トロン」が「エクスカリバー」と比較してほぼ全てで劣化版なうえにマリクは終章突破に絶対必須なキャラなのでどうしてもマリクが優先されてしまう。
加えて「紋章の謎」では比較的早い段階で魔法ユニットが充実するため、彼が加わる頃には早期からいる魔法ユニットが育ってしまっている…よって弱くは無いのに使われないという悲運を辿ることになる事が多い。
「新・紋章の謎」では成長傾向は据え置きだが、紋章時代と比べて回避より受けよりのバランスになった事で「HP」と「守備」の高さがひかり、また武器レベルを上げればエクスカリバーを譲り受ける事も可能なのだが、相変わらず出撃枠が厳しい&終章にマリクが必須という大きな壁が立場だかるので出番は少ないだろう…
ヒーローズ
カダインの魔道士 エルレーン
| 属性 | 無 |
|---|---|
| 兵種 | 魔法/歩行 |
| 武器 | 激雷の書(専用) |
| 奥義 | 華炎 |
| A | 近反・強化増幅 |
| B | 攻撃魔防の拍節4 |
2024年3月からようやく登場。
ステータスは攻撃速さ守備がかなり高めで魔道士なのに魔防が紙レベル。
専用武器はキラー武器効果とターン開始時、自分のHPが25%以上の時は自分と周囲2マス以内の味方に攻撃速さ守備+6かつ「自分が移動可能な地形を平地のように移動可能」を付与。
もう一つはHP条件がそのままかつ攻撃時に発動する奥義を装備時、最初の攻撃前に奥義発動カウント-1。
さらにHP条件がそのままで戦闘中、敵の攻撃速さ魔防が16-敵の奥義カウント最大値×2分減少(最低8、奥義未装備も8)して最初に受けるダメージを30%軽減してから軽減した分、次の攻撃ダメージに加算しつつ戦闘後、HP7回復。カダイン超英雄同様に機動力改善と防御寄りに沿った効果になっている。
近距離反撃の新たな応用版かつグレードアップ版が登場。効果自体に変化はないが強化増幅4の後半スキル「各ステータスが自分と周囲2マス以内にいる味方のうち、強化が最も高い値分増加」の複合スキル。
その分、魔防はペラペラなので軽減無効の魔法攻撃では一発にやられる。
余談
担当声優の大塚剛央氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
若くして高い実力をもつも、ライバルであるマリクが認められた事に嫉妬し自暴自棄になり悪の道に堕ちるが、師に出会い諭された事で己の行為を恥じ謝罪し、自軍に加わる。
と、いう流れが「紋章の謎」発売時の1994年にスマッシュヒットしていた人気漫画SLAMDUNKの登場人物の一人三井寿の展開に似ていた事から当時からのプレイヤーに「三井」の愛称で呼ばれる事がある。
エルレーンの髪型がロン毛である事に加え、師であるウェンデルのことを「先生」と呼ぶ事もイメージに拍車をかけていると思われる。
